約1.5万票を集めた平成最後の「BLアニメ人気投票」、1位を獲得したのは「だかいち」か「春抱き」か、それとも!? 衝撃の結果発表!

2019年2月14日、バレンタインデーにスタートした、「バレンタイン企画!BLアニメ人気投票」が、2月28日に投票締め切りとなった。
総投票数14908票にも及んだ本投票、まずはその結果をご覧いただこう。

1位春を抱いていた(4550票)
2位冬の蝉~江戸恋唄~ 第1巻(3305票)
3位抱かれたい男1位に脅されています。(2454票)
4位:同級生(935票)
5位:世界一初恋(629票)
6位:パパだって、したい(427票)
7位:ヤリチン☆ビッチ部(352票)
8位:劇場版 世界一初恋 ~横澤隆史の場合~(331票)
9位:純情ロマンチカ(326票)
10位:SUPER LOVERS(284票)


2019年2月14日、バレンタインデーにスタートした、「バレンタイン企画!BLアニメ人気投票」は、締切まであと2日と迫った2月26日にお伝えしたランキング途中経過、14時時点では1位の「春抱き」が4165票、2位の「だかいち」が1783票、そして3位に上がってきた「冬の蝉」は1719票となっていたのだが、その後さらに投票が大きく動き、なんと20時時点で、「春抱き」が4182票、「冬の蝉」が1852票を獲得して2位に、僅差の1829票で「だかいち」が3位という大混戦になっていた。


そこから投票受付終了まで、TOP3のタイトルはどれも得票数を伸ばし続け、結果としては「春を抱いていた」が1位、そしてその派生作品である「冬の蝉」が2位を獲得し、ワンツーフィニッシュに輝いた。
投票スタート時に1位を獲得し、その後もずっと安定して票数を獲得し続けた「抱かれたい男1位に脅されています。」は、「春抱き」関連の2作の怒涛の追い上げを受け、惜しくも1位、2位は逃してしまったものの、見事3位にランクイン。2018年10月にアニメ化されたばかりということもあり、3位以下を大きく引き離し、TOP3入りしてのゴールとなった。

そして4位となったのは名作「同級生」、さらに5位に人気シリーズ「世界一初恋」が入る中、いろんな意味で話題沸騰の「パパした」こと「パパだって、したい」が6位、「ヤリチン☆ビッチ部」は7位に、「SUPER LOVERS」が10位に入るなど、近年の作品が上位をしめた。

また、5位にランクインした「世界一初恋」、8位の「劇場版 世界一初恋 ~横澤隆史の場合~」、9位の「純情ロマンチカ」と、中村春菊さんの関連作品が3作もランクインしているのが印象的だ。タイトルが分かれていたことで票も割れてしまったのか、もしシリーズがひとくくりになっていたらこのランキングも変わった結果になっていたのか……? 再びBLアニメランキング投票が開催される際には、関連作品や作家ごとにひとくくりになったランキングも見てみたいところだ。

こうしてみるとTOP10のうち、OVA作品は「春を抱いていた」「冬の蝉」、そして「ヤリチン☆ビッチ部」の3作だけだ。やはり気軽にみられるTVアニメや、BL作品のアニメが制作されることが増えてきてからの劇場版などは、視聴した人の数という点で強さが見られるといったところだろうか。

そんな結果も垣間見える本投票において、2005年にOVAが発売された「春抱き」が1位を獲得するというのは、改めてなんとも感慨深いものがある。
投票開始1日後の2月15日には、5票で26位だった「春抱き」と、3票で33位だった「冬の蝉」、その2タイトルが、2週間でその順位を大きく覆すなど、いったい誰が想像できただろうか。徐々に徐々に票数を獲得し、ランクをあげていく様子は、本当に作中でのし上がっていく主人公たちのサクセスストーリーそのもののようだった。

いやぁ、BLアニメって本当にいいものですね。

おすすめ記事