家族の絆に泣きそうになった……！「劇場版ウルトラマンR／B（ルーブ） セレクト！絆のクリスタル」公開記念、平田雄也×小池亮介×其原有沙×濱田龍臣インタビュー

2019年3月8日（金）より「劇場版ウルトラマンR／B（ルーブ） セレクト！絆のクリスタル」が全国劇場にて公開される。

「劇場版ウルトラマンR／B（ルーブ） セレクト！絆のクリスタル」は、2018年に放送された特撮テレビドラマ「ウルトラマンR／B」の劇場版である。テレビシリーズ最終回で、宇宙の危機を救ったウルトラマンロッソ＝湊カツミ、ウルトラマンブル＝湊イサミの“兄弟ウルトラマン”が、これまで遭遇したことのない強敵に立ち向かう。映画ならではの趣向として、2017年に放送された「ウルトラマンジード」より、ウルトラマンジード＝朝倉リクが“次元”を超えて奇跡の共演を果たすほか、湊家の長女でカツミ、イサミの妹・アサヒが「ウルトラウーマングリージョ」に変身し、湊3兄妹が力を合わせて戦うことなども、大きな話題を集めている。

今回は、湊カツミ役の平田雄也さん、湊イサミ役の小池亮介さん、湊アサヒ役の其原有沙さん、朝倉リク役の濱田龍臣さんにお集まりいただき、映画の見どころや「ウルトラマン」にかける熱い思い、ウルトラマンが大好きな子どもたちへの感謝の気持ちなどを語りあってもらった。

ウルトラウーマングリージョ初登場シーンは必見！

――いよいよ公開が迫った映画「劇場版ウルトラマンR／B　セレクト！絆のクリスタル」ですが、みなさんが映画をご覧になられたご感想をまず聞かせてください。

平田　まず思ったのは、特撮シーンの迫力がすごい！ということです。映画で初めて登場する「ウルトラマングルーブ」のアクションがとにかくすばらしいんです。ほんとうに、劇場の大スクリーンで観るのにふさわしい作品になっているなあという印象が強いです。ものすごい最強の敵が出てきて、物語の展開もとても激しいんですけど、その中でもしっかりと、湊家の“家族の絆”という要素が盛り込まれていて、とても見ごたえがありました。

小池　この映画はまさに「R／B」の集大成と呼ぶにふさわしいものになっているなあと感じました。テレビシリーズで築き上げてきた「R／B」の特徴がすべて詰め込まれているんです。シリアスな展開に加えて「R／B」ならでのコミカルな戦闘シーンもありますからね（笑）。カツミ、イサミの兄弟にとってもひとつの“区切り”を迎える物語ですし、ラストシーンでは、思い出のアルバムを見ているような気分になりました。

其原　すごく盛りだくさんな映画だなって思いました。あの時間の中で、ほんとうにたくさんのストーリー展開と、みんなの思いが詰まっていました。エンドロールに流れる振り返り映像を観て、すごく懐かしい気持ちになったんです。

濱田　「ウルトラマンジード」から１年あまりが過ぎて、ついに僕も先輩ウルトラマンになりました。「ジード」テレビシリーズは、ジード＝リクが“ヒーローになるまで”の物語を描き、「劇場版ウルトラマンジード　つなぐぜ、願い！」では、“ヒーローになった後”のリクがどう成長していくかが描かれました。そして本作では、ヒーローとしての経験を積んだリクとして、ロッソやブルの前に現れます。年齢的にはまだ若いですが、それなりに“歴戦”の感じが出ていればいいなと思いました。

――今回、湊兄妹とリクが戦う相手として、謎のウルトラマン「トレギア」が登場しますが、トレギアの印象はいかがでしたか？

其原　敵なんですけれど、カッコいいですよね。

小池　そして、めっちゃ強い！

平田　すごい威圧感がありました。怪獣を相手にするのとは違う感覚というか……。頭脳が冴えていてクールだし、敵ながら強い魅力を感じます。

濱田　トレギアって、まだ素性がぜんぜん明かされていないので、どういうウルトラマンなのか、とても気になりますね。悪のウルトラマンは、以前はウルトラマンベリアルしかいなかったはずですし……。トレギアの胸に拘束具のようなものが着けられていて、カラータイマーの痕跡があったりするじゃないですか。何か壮絶な過去をあそこから感じますね。

――また、映画ではアサヒが「ウルトラウーマングリージョ」に変身して、ロッソとブルに加勢するところも大きなトピックになりましたね。其原さんから見たグリージョの印象はいかがですか？

其原　とてもかわいくて、素敵だと思いました。スーツアクションを担当されている方がアサヒの特徴をとてもつかんでいて、ポーズや仕草を合わせてくださっているんです。グリージョとアサヒのイメージがピッタリ合っていますから、ぜひそういったところにも注目してほしいです！

平田　グリージョの登場シーンは、ちょっとびっくりするよね。

濱田　意外な登場の仕方をするので、そこも必見かなと！

――平田さん、小池さん、濱田さんから見たグリージョの印象はいかがですか？

小池　アサヒが今言っていたけれど、グリージョの動きがアサヒだなって思いました。人間がそのままウルトラマンになった、っていうのはロッソもブルも同じだから、そういうところも「R／B」らしさだなと感じました。

平田　グリージョが来てくれたことで、僕たちはトレギアに太刀打ちできた。アサヒが変身してくれてよかったなって思いました。

濱田　僕は台本を読んだとき、アサヒがグリージョに変身する!?　おお～っ！　と思いました。

其原　反応の仕方が、ウルトラマンファンそのもの（笑）。

濱田　有沙ちゃんの年齢は、僕の1歳下なんですよ。だから「ああ、僕より年下のウルトラマンが……」と、感慨深いものがありましたね。これまでは僕が最年少（ウルトラマン）だったのに、こんなに早いタイミングで追いつかれてしまった（笑）。

小池　グリージョって高校生のアサヒらしくて、とてもかわいいんだけど、僕は将来のことまで考えてしまうんです。今後、ウルトラマンシリーズが未来に続いていったとき、またグリージョが大人になって登場する機会があるかもしれない。そのとき、グリージョのキャラクターはどうなるんだろうって。

其原　確かに！　

小池　今のグリージョのままキャピキャピしていると、変身前とのギャップが大きくなるんじゃないかって、心配になるんです（笑）。

平田　10年後くらい経つとアサヒが「はい、飴ちゃん！」って飴を配ってくれる動作がサマになってくるんだよ（笑）。

濱田　たぶん、グリージョも年齢を重ねていくと、大人の女性っぽく変化していくんじゃないかな。僕としては「ウルトラマンティガTHE　FINAL　ODYSSEY」（2000年）のカミーラみたいな感じになってくれたらいいなって（笑）。

「リクがアサヒに叫ぶセリフに泣きそうになりました」（濱田）

――映画の中で、特に印象に残っているシーンにはどんなものがありますか？

小池　カツミが行方不明の中、怪獣を食い止めるためイサミとリクがそろって変身するシーンがいいですね。

濱田　あそこは楽しかったです！

小池　テストの段階から、2人の動きがピッタリ合っていて自分でもびっくりしました。

濱田　初めてとは思えないほど、合っていましたね。

小池　ほんとうは難しいはずなんですけれどね。いつもの湊兄弟だと、変身するとき2人のタイミングが少しズレるんです（笑）。

平田　そうそう。ピッタリとは合わないんだよね。

小池　でも、完全に合わないところがまた兄弟らしさなのかな、とも思います。

――濱田さんは昨年の映画で、ウルトラマンオーブ＝クレナイ・ガイ（演：石黒英雄）との同時変身を経験していましたから、イサミとの同時変身もやりやすかったのではないですか？

濱田　ガイさんは変身のときの「かけ声」がないので、リクとの変身の動作を合わせやすかったですね。リクは「ジーッとしてても、ドーにもならねえ！」、イサミは「オレ色に染めあげろ！　ルーブ！」というかけ声があるので、同時に変身するときはどうなるんだろう？って、おそらくファンのみなさんも気になっていると思います。どういう同時変身になっているか、楽しみにしてほしいですね（笑）。

――テレビシリーズの放送と並行する形で、みなさんは各地のウルトラマンイベントにもたくさん出演され、子どもたちとふれあう機会が多かったのではないかと思います。子どもたちとの交流で、もっとも心に残った出来事があったら教えてください。

濱田　年末年始に開催されている「ウルトラヒーローズEXPO」が思い出深いです。ライブショーが1日に5公演あって、それを11日間続けるというかなりのハードスケジュールだったんですけれど、出演しているときはリアルに子どもたちの声援に励まされていました。怪獣にやられたリクが倒れると、あちこちから「がんばれー!!」って声が聞こえてきます。真ん中にステージがあって、客席が周りを囲んでいるので、全方位から必死に叫ぶ声が届くんです。そうすると、「この声援に応えて、僕もがんばらなきゃ！」と思えてくるんです。立ち上がる力を子どもたちからもらっているわけで、ほんとうに感動しました。

小池　僕たちも「ウルトラヒーローズEXPO」に出演したとき、同じような思いになりました。

平田　そうそう。僕たちがピンチになったら、もう泣きそうになって応援してくれるんだよね。

其原　EXPOの帰りに、2人の男の子がジードとオーブになりきって、武器のおもちゃで遊んでいるのを見ました。実際に子どもたちがウルトラマンごっこをしているところを見たのが初めてだったので、とてもかわいいなって思いました（笑）。

小池　ウルトラマンに憧れる子どもたちの素直な表情には、いつも感動させられますね。プライベートのときに「ねえカツ兄は？」なんて尋ねられるので、「カツ兄はいま、店でお留守番してるんだ」と、彼らが納得できるように話したりするんです。

平田　ライブショーでの、子どもたちのまっすぐな目だったり、必死になって応援してくれる声に触れると、僕らも負けられないなって思います。子どものころにウルトラマンを応援した熱い気持ちを、大人になっても忘れないよう大事にしてほしいなと思います。

――最後に、みなさんから改めて映画の見どころをお願いします。

小池　僕のおすすめポイントは、カツミとイサミの“絆”を示す「ルーブタッチ」です。特に後半での、カツミを助け出した直後、無言でイサミが握りこぶしを出すところは、イサミの成長を感じさせてとても気に入っています。これまでいろんな困難を兄弟の絆で乗り切ってきた。今度も2人で戦うぞ！という気合いが感じられるような、イサミのすべてが集約されているシーンです。

其原　私は「スキヤキ」をみんなで食べるシーンが好きです！　テレビシリーズではスキヤキが何度も言葉として出てきましたけれど、私たちがほんとうに食べているシーンがなかったですからね（笑）。湊家全員と、リク、ペガが加わって、華やかな一家団らんが描かれているのがいいと思います。

濱田　父親（ベリアル）に手を下さざるを得なかったリクが、愛情にあふれた湊家のみなさんを見てどんな思いを抱くのか、というところがていねいに描写されていますので、ぜひそこに注目してほしいです。予告編でも流れていますが、リクがアサヒ（グリージョ）に「決して絆をあきらめるな、それが家族だろ！」と叫ぶセリフ、とても深いなと思いました。自分で言っていて、泣きそうになりました。

小池　鍋を囲んでカツミやイサミがワチャワチャとモメているとき、リクがやさしく微笑むんだよね。あのシーンもすごくよかったです。

濱田　リクは家族のような絆の深い仲間がいますけれど、本当の家族はいませんから、これが家族なんだな、ってしみじみ思えたところなんですね。

平田　映画では、湊家のみんながそれぞれの夢や目標に向かって進んでいく中、カツミだけが「自分は何をするべきか」わからなくて悩んでいます。カツミの友人で、夢をあきらめてふさぎこんでいる戸井という人物が出てきて、トレギアの言葉に惑わされてしまいます。カツミは戸井を助けるため“夢”の大切さを説くんですが、彼に伝えようとしていると同時に、自分自身に言い聞かせているところがあるんです。カツミが戸井の心を救い出し、自分の進むべき道を見つけられることができるか、というドラマにも、ぜひご注目していただきたいです！　

「劇場版ウルトラマンR／B（ルーブ）　セレクト！絆のクリスタル」は2019年3月8日（金）より、全国劇場にてロードショー公開される。

（取材・文／秋田英夫）

「劇場版ウルトラマンR／B（ルーブ） セレクト！絆のクリスタル」公開記念、平田雄也×小池亮介×其原有沙×濱田龍臣サイン入り色紙プレゼント！

今回、「劇場版ウルトラマンR／B（ルーブ） セレクト！絆のクリスタル」公開を記念して、本作に出演している平田雄也×小池亮介×其原有沙×濱田龍臣のサインが入った色紙をプレゼント。くわしい応募要項をご確認のうえ、ふるってご応募ください。

＜賞品＞
・平田雄也×小池亮介×其原有沙×濱田龍臣サイン入り色紙

＜応募要項＞
・応募期間：2019年3月8日（金）～2019年3月15日（金）23:59
・当選人数：2名様
・当選発表：賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送：2019年5月末までに発送予定
・応募方法：以下の専用応募フォームにて受付

＜注意事項＞
・応募には会員登録（無料）が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
　同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
　不正なアカウント（同一人物の複数アカウントなど）を利用して応募した場合
　ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
　ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
　賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
　ご応募に関して不正な行為があった場合

（Ｃ）劇場版ウルトラマンＲ／Ｂ製作委員会