【インタビュー】末弟トド松役・入野自由が語る6つ子の魅力!「えいがのおそ松さん」は大迫力のトッティ顔を楽しんでほしい!

2019年3月15日(金)より全国公開される「おそ松さん」の完全新作劇場版「えいがのおそ松さん」。二十歳を過ぎても“クズ”で“ニート”、しかも全員“彼女ナシ”の“童貞”。ダメだけど、どこか憎めない大人に成長した松野家の6つ子が、映画になって帰ってくる!!

劇場版には、高校時代の6つ子たちも登場し、「おそ松くん」と「おそ松さん」をつなぐストーリーが、描かれる……!“笑い”はもちろん、まさかの“青春”や“感動”も詰め込んだ「おそ松さん」の新境地、「えいがのおそ松さん」の見どころについて、末っ子のトド松を演じる入野自由さんに語ってもらった。

—— 映画化が決まったときの感想を教えてください。

入野 TVシリーズの2期の収録が終わった頃、これで終わるという気はしていませんでした。ただ、それが映画化とは思っていなかったので、とても驚きました。「映画で何やるんだ!?」というのが率直な感想でした。

—— 台本を読んだときの印象はいかがでしたか?

入野 なんでもありの「おそ松さん」だからこそ、脚本を作るうえで「何をテーマにするのか」が難しいだろうなと思いました。今までの「おそ松さん」らしさをうまく生かしながら、映画という形にしなければいけないので。予告にもあるように、「泣けて、笑えて、感動するストーリー」になっています。観る人によって「おそ松さん」に期待することはそれぞれあると思いますが、いい意味で裏切りもあり、いい感じに仕上がっていると感じています。

—— 久しぶりの「おそ松さん」のアフレコはいかがでしたか?

入野 「とんだ脚本を書いてくれたな」と思いました(笑)。ほかのキャラクターとのからみが多いし、映画なので単純に収録時間が長い。トド松は大きな声を出さなきゃいけないし、狂気な場面も多いので疲弊します。朝からフルスロットルで演じるので、一瞬で疲れてしまうし、夜になると箸が転んでもおかしいっていうくらいの変なテンションにはなりますが、楽しい現場なので、基本はいつも通り。大変ではありましたが、時間の進み方が早く感じるくらいスムーズなアフレコでした。


—— 18歳のトド松を演じるにあたり、TVシリーズとの違いなどは意識しましたか?

入野 (18歳のトド松は)甘えん坊でかわいくて泣き虫。リアルよりも誇張して、をテーマにして小学生の低学年くらいまで(精神年齢を)落として演じました。通常のトド松は、感情の振れ幅がすごくて、人間味があるところが魅力だなと感じますが、18歳のトド松は、ゆるキャラといった印象が強かったです。

—— 入野さんから見る5人のお兄さんたちの魅力と、お兄さんたちを演じる声優さんの「ここがすごい」と感じる点について教えてください。

入野 おそ松兄さんは、「おそ松さんといえば!」というキャラクターで、本人は嫌がるけど、普通というかプレーンであることによさがあります。よくよく見ていくと、純粋な悪っぽいところは魅力でもあり、一番ひどいヤツって気もしますが(笑)。それを演じる櫻井さんは、第1期の第1話で見事にプレーンに演じていました。みんながそれぞれのキャラクターを「どう演じようか」と考えている段階でベースを作ってくれたので、みんながいろんな方向に行けたのは、櫻井さんのおかげ。いてくれるだけで頼りになる存在です。

カラ松は、ズルいですよね。TVシリーズを経て劇場版まで、一貫してやっていることは同じ。同じことをやり続け、さらに笑いを取り続けるというすごさは、うらやましくもあります。そこに、中村さんのいい声がついてくる。いい声のすごさをまざまざと見せつけられた感があります。コメディセンスも発揮しながら、カラ松の魅力を引き出している中村さんは、すごいなって思います。

チョロ松は気持ち悪い(笑)。チョロ松ファンの方には申し訳ないけど、大好きというのが前提で言っています!! リコーダーの話とか恐怖を覚える気持ち悪さです。チョロ松は気持ち悪いところが魅力なので、それでいいんですけどね。それを演じる神谷さんのツッコミとか、言い方のセンスはすごいと思います。チョロ松は、パッと見普通だなっていうキャラクターなのですが、その裏側にある変態性やリアリティを神谷さんの演技から感じられる。キモくて怖いって感じが出せる神谷さんが好きです。

一松は、あれだけみんながわちゃわちゃとやってる中で、一人“静”の部分をやらなければいけない。福山さん自身にも「オレも行きたいのに……」というフラストレーションがあるのかな?と思います。だからこそ、すごいテンションになるときの福山さんにしか出せないトーンが好きです。一松の魅力は、絶対にやっちゃいけないことをやってくるところ。福山さんの演技から「(やっちゃいけないことを)本当にやっちゃいそう」というリアリティを感じます(笑)。

十四松は、かわいいです。愛せるキャラクターで人気があるのもすごくよくわかる。嫌味がない感じがいいなと思います。そんな十四松を演じる小野さんがホームランを打ったときの大きさはすごい。アフレコのときにみんなで「なんかやってよ、十四松」という感じで追い詰めて追い詰めて……、「わーっ」となった小野さんが目をつぶってバットを振ったらホームランになるんです! そういうことは僕には絶対できないし、それができるのは小野さんの素敵なところだと思います。



—— TVシリーズを経て今回は映画化。キャストは違いますが舞台版もあるという「おそ松さん」の多角的な展開をどう思いますか?

入野 いいことだと思いますし、「おそ松さん」に関しては「どんどんやれ!!」という気持ちがあります(笑)「あれはダメ、これはいい」といった制限をかけないからこそ、ここまで幅広くたくさんの人に愛されているのだとも思いますし、これからも、どんどん展開していってほしいです。


—— 「えいがのおそ松さん」を楽しみにしているファンのみなさまへメッセージをお願いします!

入野 劇場版ができたのは、皆様の応援があってこそだと思っています。ありがとうございます。今回の劇場版は、いろいろな要素が入っているので、何度観てもおもしろいし、たくさん発見もあると思います。「なんで映画で『おそ松さん』なんだよ!」なんてツッコミながらお祭り気分で楽しむのもいいかもしれません。大画面、大音量で全力のトッティ顔、トド松の奇怪なシーンを楽しんでください。

(取材・文=タナカシノブ)


「えいがのおそ松さん」公開記念、入野自由サイン入り色紙プレゼント!


今回、「えいがのおそ松さん」公開記開を記念して、末弟トド松役・入野自由サイン入り色紙をプレゼント。くわしい応募要項をご確認のうえ、ふるってご応募ください。


<賞品>

・入野自由サイン入り色紙



<応募要項>

・応募期間:2019年3月15日(金)~2019年3月22日(金)23:59

・当選人数:1名様

・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます

・賞品発送:2019年5月末までに発送予定

・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>

・応募には会員登録(無料)が必要です。

・応募はひとり1回に限らせていただきます。

・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。

・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。

・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。

・賞品の発送は国内に限らせていただきます。

・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。

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