【AnimeJapan 2019】「ULTRAMAN」「7SEEDS」「星矢」、話題作を声優とともに一挙紹介!「NETFLIXアニメフェス スペシャルステージ 〜ハシャげ、世界!〜」レポ

世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2019」が2019年3月23日、24日の2日間にわたり、東京ビッグサイトにて開催。東4ホール・COBALT BLUEステージにて「NETFLIXアニメフェス スペシャルステージ 〜ハシャげ、世界!〜」が催された。

このステージは、世界190カ国以上で動画配信を展開するNETFLIXが、2019年に配信を予定している新作アニメの情報をメインキャストやアーティストともに発表するというもの。

「新世紀エヴァンゲリオン」より主題歌歌手の高橋洋子さんをはじめ、「ULTRAMAN」より木村良平さん「7SEEDS」より東山奈央さん、福山潤さん、「聖闘士星矢:Knight of the Zodiac」より森田成一さん、折笠富美子さんといったキャスト陣が登壇した。


■新世紀エヴァンゲリオン

ステージは、まず「新世紀エヴァンゲリオン」より高橋洋子さんのライブからスタートした。午前10時50分と早い時間ではあったが、高橋さんは持ち前の伸びやかな歌声を披露。TVシリーズ主題歌「残酷な天使のテーゼ」、そして「新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生」主題歌「魂のルフラン」で会場を盛り上げた。

なお、本作は2019年6月21日(金)よりTVシリーズはもちろん、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2」「新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生」「「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」も配信開始。再び「エヴァ」が世界を席巻することになるだろう。

「世界にこの作品が届くことを祈っています」の言葉とともに、高橋さんはステージを後にした。



続いて、ニッポン放送の吉田尚紀アナウンサーの司会進行によるトークパートへ。

各作品の紹介映像とともに、「ULTRAMAN」より早田進次郎/ULTRAMAN役の木村良平さん、「7SEEDS」より岩清水ナツ役の東山奈央さん、青田嵐役の福山潤さん、「聖闘士星矢:Knight of the Zodiac」よりペガサス星矢役の森田成一さん、城戸沙織役の折笠富美子さんが登場。今年のNETFLIXのテーマ「ハシャゲ、世界!ネトフリアニメ!」のかけ声とともにトークの幕が上がった。


■ULTRAMAN

まずは「ULTRAMAN」から。本作は、特撮ドラマ「ウルトラマン」で、ウルトラマンに変身していた早田進の息子・早田進次郎が主人公という、リアルタイム世代の視聴者には気になるストーリーとなっている。世代を超えて愛されるヒーローということもあり、「ウルトラマンは見てたし、ごっこ遊びしていた」(森田)、「親になんで太郎(ウルトラマンタロウ)って名前ににしてくれなかったんだ、と訴えたことがある」(福山)と男性陣も思い入れがある様子。

そんな本作はフルCG作品となっており、モーションアクターの演技を取り込んで映像を作っているという。その際には、アクターも声の演技をしているそうで、声優陣はそこに自分の演技を乗せていかなくてはならない。

木村さんは「(アフレコ時に)絵が完全に仕上がってるし、動きが達者な役者さんが演じている。セリフも実際にしゃべっているので、アニメなのに吹き替えのよう」だとコメント。また、物語もちょっぴり大人向けの様子。「ウブで何も知らない主人公が成長していく王道な形を取ってはいるんだけど、そこに描かれているバックボーンみたいなものがヘビー」と、かつて「ウルトラマン」に夢中になっていた視聴者が、大人になった今見ても、十分に楽しめる内容になっているようだ。

本作は2019年4月1日より世界同時配信予定。


■7SEEDS

次は田村由美さんのマンガを原作とする新作アニメ「7SEEDS」。本作は、2002年から2017年にかけて連載された、ハードなSF少女マンガ。さまざまな災害で世界が壊滅した後、コールドスリープから目覚めた主人公達が、どのように生き延びていくかを描く、サバイバルな作品だ。

3日ほどで原作コミック35巻を読破したという東山さんは、「あの壮大なストーリーをどう着地させるか気になっていた」とコメント。また、折笠さんも原作コミックの読者で、「アニメ版が気になります!」とのこと。

そんな業界内にもファンの多い本作の主演を務めるにあたり、東山さんは「これを演じきれなかったら、何のために声優になったんだろう」というほどの意気込みを抱いて演技に臨んだと語った。

福山さんは「人間はこういう環境に置かれると、メンタルをどのように構築し、どのようにコミュニティを作っていくのか、一つの生物としてどのように進んでいくのかというテーマもあるので、かなり面白い」と楽しみつつ演じていることをうかがわせた。

本作は、今夏、全世界同時配信予定。




■聖闘士星矢:Knight of the Zodiac

最後は「聖闘士星矢:Knight of the Zodiac」。

この日、ペガサス星矢役の森田成一さんは、シャツも星矢と同じく赤色で登場。これには、先代星役の古谷徹さんも、「聖闘士星矢」の収録時は必ず赤いシャツで着ていたということで、それを受け継いで、という意味があることがまず森田さんの口から明かされた。

そんな本作だが、80年代にTV放送され日本だけでなくヨーロッパ、中南米でも絶大な人気を博した「聖闘士星矢」を、フルCGで再アニメ化。原作を最初からもう一度作り直すという意欲作。なお、制作はハリウッドで行われており、英語版をベースに、森田さんらキャスト陣は「吹き替え」という形で本作に声を入れることになる。



とはいえ、すでに森田さんも折笠さんもOVA「聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編」からキャラを演じていることもあり、吹き替えでありつつ、もともと演じてきたキャラクターの魂を込めているということで、「合作」という意識で本作に臨んだという。

また、折笠さんは「(本作の沙織は)かつて演じていた沙織よりも気が強くなっているかな」とコメント。本作ならではのキャラクター描写も気になるところだ。

そのほか、CGアニメということでど派手になった必殺技エフェクトにも注目ポイントとのことだ。

本作は、7月19日(金)より全世界独占配信予定。



最後に木村さんは「お家でも外でも、多くの人に観ていただきたい」とNETFLIXのアニメをプッシュ! まだNETFLIXに加入していないという方も、この機会にお試ししてみてはいかがだろうか?

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