コスプレのきっかけは父の勧め!? “ 現役JKレイヤー” 橋本麗愛の素顔にせまるグラビア&インタビュー!【令和コスプレイヤー白書 第1回】

コミケやゲームショウといった大規模イベントには欠かせない花形、コスプレイヤーさんたち。彼(彼女)らは、さまざまなメディア、イベントに活躍の場を広げ、今や日本のサブカルチャーを象徴する存在となっている。

そんなコスプレイヤーさんたちの素顔にインタビューとグラビアで迫る連載、それが「令和コスプレイヤー白書」だ!

第1回 橋本麗愛

“現役JKレイヤー”として、今注目を集めているコスプレイヤーがいる。彼女の名前は橋本麗愛(はしもとれな)さん。今年で18歳を迎えた。

普段は、地元の福島県で女子高校生として青春を謳歌している橋本さん。たまの休日にはコスプレイベントへと出かけ、コスプレイヤーとして活動している。彼女がコスプレを始めたキッカケや、高校生としての素顔。そして、今後の展望などをうかがった。



「人見知りが激しいんですよ」コスプレは父の勧めで

── コスプレ歴はどれぐらいになるんですか?

橋本 1回期間が空いちゃったこともあるんですけど、3年ぐらいですね。中学2年生の頃から初めたんですけど、中3ぐらいの時に1回辞めて。で、最近再開しました。

── 最近活動を再開したんですね。コスプレイベントには、よく参加していらっしゃるんですか?

橋本 最近だと、行けるやつには行ってはいます。「ワンダーフェスティバル」とか「コミックマーケット」とか。

── コスプレイヤーとしては普段、どんな活動をしているんでしょうか?

橋本 家で“宅コス”することが多いです。こないだ「天空の城ラピュタ」がテレビで放送されていたんですけど、家にあった服と飛行石を付けて「バルス!」みたいな感じでTwitterに載せてました(笑)。

── 家でコスプレを楽しんでいるんですね。衣装が家にあったというのは?

橋本 前に「魔女の宅急便」のコスプレをした時の衣装が残っていたので、それを流用しました。制服とかは、衣装を組み合わせて作ったりすることもあるんです。

── ご自身で衣装の製作もするとは、とても器用なんですね。

橋本 と言っても、ミシンがないので、自分でいちからコスプレ衣装を作ったことはないんですけど……(笑)。小学生の頃に裁縫クラブみたいなところに入っていて、裁縫とかは好きなので、ミシンがあったら自分で作ってみたいなって思っています。

── そもそも、橋本さんがコスプレを初めたきっかけというのは?

橋本 私、けっこう人見知りが激しいんですよ、人ともあまりしゃべれなくて。そしたら父が「人前に出てみたら?」って進めてくれて、初音ミクのコスプレ衣装を買ってくれたんです。そこから「ニコニコ超会議」でコスプレして出てみたら結構楽しくて、ハマった感じですね!

── 人見知りというのは、意外ですね!それほどまでにハマったコスプレの魅力って何でしょう?

橋本 人に撮ってもらったり、かわいいねって言ってもらえたりすることですかね。自信がつきます(笑)。

── 褒められると嬉しいですよね。ということは、コスプレを始めてから性格は明るくなったんですか?

橋本 人としゃべるのは慣れたほうだと思います。まだまだ下手くそなんですけど(笑)。

── ニコニコしていて話しやすいと感じます。コスプレを勧めたのはお父さんとのことですが、アニメやゲームに理解があるのは珍しいですね。

橋本 そうなんですよ。ガンダムが好きで、私も影響されてシャアが好きになりました。

── 「ガンダム」シリーズに登場する、シャア・アズナブルですね。これもかなり珍しいですよね。

橋本 渋いところとか、クールなところとか、小さい頃がめちゃくちゃかわいいんですよ。今とは違う一面が見れて本当にかわいい。

"現役JKレイヤー"の高校生活とは? 目標は好きなことを仕事に

── 後輩の女の子が、橋本さんのコスプレを喜んでくれているとお聞きしたのですが。

橋本 SNSで「いいね」するんですよ。それでほかの友達にも回っちゃうんですね。

── 友達にコスプレをしていることは話しているんでしょうか?

橋本 仲がいい子には言ってる子もいますね。でも、知らない子も結構います。

── 学校生活はどうですか?

橋本 楽しいですね! 結構充実していて、演劇の大会が近いので、その練習に入ってます。

── それはよかったです! 演劇部に入部しているんですね。

橋本 はい。中学の時はバドミントン部に入っていたんですけど、高校の運動部って強くて熱心にやってるイメージなので、私じゃ厳しいなと思って(笑)。中学生の時にはなかった部活に入りたいと思って演劇部に入りました。

── なるほど。ということは、女優志望だったりするのでしょうか?

橋本 いえ、私は裏方志望で入っていたんです。照明とか音響とか。作ることが好きだったので舞台技術のほうに行きたいと思っていたんですけど、今はキャストをやっています。

──勉強の方はどうですか?

橋本 今、テスト期間なんですけど、順位は一応、ひとケタです。今はコースで分かれていて、全体の順位は出てないんですけど……(笑)。コースは理系と文系で分かれていて、私は理系志望です。

──優秀なんですね! 高校卒業後の進路はもう考えているんですか?

橋本 大学に進学しようと思ってます。栄養系の分野に行って、資格を取りたいなと。管理栄養士の資格を取りたくて、そっちのほうの大学に行こうかなって思っています。

── ということは、タレント業ではなく、管理栄養士が目標なんですか?

橋本 いえ、ずっとこの道でやっていきたいなって思ってるので、最終的には女優さんがいいかもとは思います。でも、アニメとかも好きなのでそういうお仕事もできたらいいなって。

── アニメ関係といえば、どんなお仕事でしょう?

橋本 小学生のころの友達にアニメを勧められて、そこから私は好きになったんですけど、今はコスプレとかやって自分が楽しいなと思えるので、そういうことを職業にできたらいいなって思ってます。自分の好きなアニメと何か仕事したいですね!

── 自分の好きなアニメに携わりたいってなると、たとえば声優さんとかどうなんでしょう?

橋本 興味はあります。自分が向いてるかどうかは、やったことがないので、わからないんですけど。あとは公式のコスプレイヤーさんとかもできたらいいなって(笑)。

──やりたいことがいろいろあるんですね! 目標にしている方とかいるんですか?

橋本 んー。えなこさんみたいになれたら嬉しいなとは思います。かわいいですよね!

── えなこさんも、コスプレを通じてたくさんお仕事していますよね。橋本さんも、ぜひがんばってください!

橋本 ありがとうございます! アニメが一番やりたいんですけど、ほかにもいろいろ挑戦していきたいなと思っているので、みなさんにも応援していただけたら嬉しいです!

(取材・文・写真/ryuko)

■橋本麗愛プロフィール

6月21日生まれ。福島県出身。

自身の父の勧めで、ミス・コンテスト「ミス・ティーンジャパン」に参加し、セミファイナルまで進出。

人見知りを克服するために、イベントにコスプレで参加したことをキッカケに、コスプレイヤーとして活動を開始した。

一時、コスプレ活動を休止するも、2019年夏からコスプレイヤーとして活動を再開させ、“現役JKレイヤー”として注目を集めている。

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