【特集】ボイたまプロジェクト朗読劇vol.2 「white Swan+」開催記念連載! 第4回「荒井瑠里」インタビュー!

新人声優たちが、世界に羽ばたく声優アーティストを目指し、さまざまなことにチャレンジしていくプロジェクト「ボイたまプロジェクト」が、2019年11月2日、3日に朗読劇vol.2「white Swan+」を開催する。

ボイたまプロジェクト朗読劇vol.2 「white Swan+」は、3月27日に恵比寿天窓.switchで開催された朗読劇イベント「whiteSwan」の再演であり、前回と同じ配役の「ver.デネヴ」と配役をシャッフルした「ver.アルビレオ」の2バージョンが上演される。

出演するのは、ボイたまプロジェクトに所属する新人女性声優の荒井瑠里さん、熊田茜音さん、後本萌葉さん、堀内まり菜さん、吉武千颯さんの5名。壁にぶつかりながらも夢に向かって日々努力する彼女たちが、自分たちと同じ新人声優を演じるというこの朗読劇は、演技あり歌ありでエンターテインメント要素が満載!

今、まさに本番に向けて絶賛稽古中の5人にアキバ総研がインタビューを敢行! 本番に向けての思いや、普段考えていること。また声優を志した理由やエピソードを聞いてみた。

第4回に登場するのは、「ライブレボルト」では白石まどか役として活躍する荒井瑠里さん。

歌に演技にダンスに、と多彩な活躍を見せる彼女にいろいろと答えていただいた。

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──アキバ総研では、昨年の「ライブレボルト」インタビュー以来ですね。お久しぶりです! 「ライブレボルト」では、9月28日にユニット対抗ライブが開催されましたが、いかがでしたか?

荒井 今までは8人全員でライブに出ることが多かったんですが、ユニットライブは初めてで、4人だけの初ライブということですごくドキドキしました。メンバーが半分になることでパワーも半分になってしまわないかと思っていたんですけど、リハーサルを重ねていくうちに「そんなことにはさせないぞ!」という気合を感じながらできたのと、他の3人に引っ張ってもらったなというのがあって、すごく心強かったです。

本番では本当に会場が熱すぎて……! 熱気、盛り上がりという意味での熱さと、気温として感じる本当の暑さの2つの意味があるんですが、過酷なライブでしたね。汗だくになっちゃいました。人生で一番汗をかいたんじゃないかっていうくらい(笑)。

──「ライブレボルト」ってどの曲も早いですしね。

荒井 そうなんです。BPM200以上の曲しかないのでまさに運動会、スポーツでした。でもその分、私としてもやりきったぞという気持ちになりましたし、皆さんにも熱いライブを届けられたんじゃないかなと思います。

──そんな激しいライブをされるいっぽう、「ボイたまプロジェクト」では朗読劇にも挑戦されている荒井さんですが、今回の朗読劇は、皆さんが新人声優を演じて、新人声優たちがアニメのキャラを演じるという、入れ子構造なんですよね。

荒井 新人声優の役として演技をするというシーンがあるんですけど、ちょっと下手……じゃないですけど、私が声優を始めたての頃を思い出しつつやるところが難しかったですね。初心を思い出すというか、当時の気持ちが思い出される朗読劇だと思いました。

役としての成長を見せたいなと思っていたので、最初はちょっとぎこちないお芝居だったのが、だんだん成長していく姿を楽しんでもらうことを意識しています。ただ完全にうまくなりすぎて別人になっちゃうと、その役のよさがなくなってしまうので、ていねいに成長する過程を見せないといけないのが難しかったですね。

──朗読劇では歌も挿入されていますね。

荒井 ミュージカルではないんですけど、見てくださる方に「いきなり歌になった」と思われてしまうとそこが違和感になってしまうので、あくまで役として全員が歌っていけば、そこの違和感もなくなって、劇になじむような感じで見れるかなと全員が意識していたと思います。

──ドラマCDを生で見ているような感覚を覚えました。

荒井 確かにそうかもしれない。面白い試みだと思います。

──vol.2では、前回と同じ配役のver.デネヴと、役がシャッフルされるver.アルビレオの2パターンが上演されますが、荒井さんはデネヴでは元気キャラのゆきを、アルビレオでは最年長でリーダー格のるいを演じられますね。正反対なキャラを演じる感想はいかがですか?

荒井 正反対のキャラをピックアップすると、この2人だなと私は思いました。ゆきはムードメーカーというか、とにかく気合いさえあればなんとかなるという体育会系な性格です。もともと私との性格は一致していなくて、かなり役作りには悩んだキャラクターだったんですけど、その中で私と一致する部分を見つけていって、観ていただいている方に感じていただければと思って演じたキャラです。逆にるいは私と似ているところが多いキャラクターで、私自身がどちらかというと落ち着いているタイプなので、両キャラの切り替えはけっこう難しいと思っているんです。ゆきの時はけっこう役に入れ込んでやっていたので、るいを演じる時にがんばって作っていたものが崩れちゃわないか。素になってしまわないか。けっこう気にしています。

自分との共通点はしっかり保ちつつも、あくまで役を演じる、というのが第一だと思うので、役と自分の線引きはしっかりしないと、と思っています。

──そんなvol.2の見どころを教えてください。

荒井 2パターンの配役がある劇なので、どちらか片方を観ても、両方を観て「この前この役だったこの子が、今回はこの役をやってるんだ」というのが面白いところだと思います。それにvol.1を観て、今回も観に来てくださる方にとっても、私たち自身の前回からの成長が、役としての成長とつながると思うので、そういうところを楽しんでいただけると思います。

──共演メンバーの魅力を教えてください。

荒井 5人全員で成長していくという劇なのでぶつかっちゃうところもあるんですが、それぞれ個性あるぶつかり方というか、みんながみんな違うぶつかり方をするんですよ。役者自身の個性と役の個性がうまく混ざり合って調和しているのが面白いと思います。

熊ちゃんは、前回、さやかを演じていたんですけど、かなりストレートに言葉を発するキャラクターなんです。でも熊ちゃんは全然そんなことはなく、周りに気を遣う子なので、そのギャップが面白いなと思っています。

萌葉ちゃんは、前回ちひろを演じていたんですが、アルビレオでは熊ちゃんと入れ替わってさやかを演じています。ちひろは物静かで控えめなキャラクターなんですが、萌葉ちゃん自身はズバッと物おじせず言える、堂々としているタイプなのでその違いを観ていただきたいです。

まり菜は、「ライブレボルト」でも一緒なので仲はいいんですけど、やっぱり圧倒されるところがありますね。デネヴではリーダー役をやっていて、本当にリーダーに見えるたたずまいがあります。声の演技だけでなく、オーラというか立ち姿が本当にリーダーのように見えるのはすごいと思います。

千颯ちゃんのひまり役は、本当に千颯ちゃんしかできないというか、本当にぴったりだと思います。今回、デネヴでは再びひまりちゃんを演じるということで、前回との違いも見れるんじゃないかな。それも楽しみにしています。

──ちなみに、荒井さんが将来なりたい声優像はありますか?

荒井 いろいろ頭の中で想像している声優像はあるんですが、一番は声のお芝居を芯にもっていたいということですね。今でこそライブをはじめ、いろいろとやらせていただいているんですが、そのすべてが声の芝居に生きてきたらいいなと思っていて、深みのある声優になりたいと思います。

──改めてうかがいたいのですが、そもそも荒井さんが声優を志すことになったきっかけは何なのでしょうか。

荒井 実は姉が、声優ではないんですが声の仕事をしていて、姉の性格がどんどん明るくなっていくのを間近で見ていて、声のお仕事っていいなと私も思ったことがそもそものきっかけなんです。

もともとアニメは好きでよくて観ていたんですが、自分がなりたいとうよりは憧れの存在でしたね。ただ大学3年の時に普通に就活をしていて、自分の本当にやりたいことって就活じゃないなって気づいて、それで声優のオーディションを受けました。

──荒井さん自身も、声の仕事を通じて変わっていっていますか?

荒井 かなり変わってきていますね。昔はあまり友達も多いタイプではなかったし、表に出るのがそんなに好きではなかったんですけど、今はステージに立つのが生きがいです。生で演技をやらせていただいて、観にきてくださった皆さんの顔を見ながら芝居をする楽しさを知ることができました。そこが一番変わったところだと思います。

──ありがとうございます! では最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

【プロフィール】

荒井 瑠里 Arai Ruri

・生年月日:1996年2月5日

・出身地:栃木県

・趣味:カフェ巡り、写真、読書

・特技:ダンス(クラシックバレエ10年、ヒップホップ5年)

【イベント情報】

■ボイたまプロジェクト朗読劇vol.2 「white Swan+」

<開催日時>

2019/11/2(土) 18:45 OPEN/ 19:30 START ver.アルビレオ

2019/11/3(日) 12:45 OPEN/ 13:30 START ver.デネヴ

2019/11/3(日) 16:45 OPEN/ 17:30 START ver.アルビレオ

・会場:アミューズカフェシアター

・作、演出:天真みちる

・出演:荒井瑠里、熊田茜音、後本萌葉、堀内まり菜、吉武千颯

・チケット料金

ボイたま席:6,500円(税込み)(ソフトドリンク 1ドリンク込)

※直筆サイン入りブロマイド付き+前方正面席

 一般席:4,500円(税込み)(ソフトドリンク 1ドリンク込)

<チケット購入方法>

ラインチケット一般発売(#

その他、詳細、諸注意事項等はこちらでご確認ください。

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