「銀河英雄伝説 DNT 星乱」 第二章上映記念舞台あいさつに鈴村健一、梶裕貴が登壇! コメントも到着

「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」の第二章が2019年10月25日(金)に全国の映画館で封切られ、上映開始の翌日10月26日(土)に、丸の内ピカデリーにて上映記念舞台あいさつが行われた。舞台あいさつには、自由惑星同盟から、ヤン役の鈴村健一さん、ユリアン役の梶裕貴さんが登壇。大盛況で上映が終了した第一章の手応え、そして第二章の上映を迎えた気持ち、アフレコ時のエピソード、まだまだ上映の続く「銀河英雄伝説」への思いをざっくばらんに語った。

■「銀河英雄伝説」とは
「銀河英雄伝説」は、人気作家・田中芳樹さんの代表作であり、1982年に第1巻が刊行、本伝10巻、外伝5巻からなる大長編SF小説。


数千年後の未来、果てしのない戦いを続ける人類たちの間に彗星のように現れた2人の英雄――。この宿命の2人の戦いを中心に、壮大なスケールで銀河の歴史を描いたこの大河小説は、1988年に劇場用長編「わが征くは星の大海」で、アニメ化のスタートを切った。その年の9月、本伝第1期が制作されて以降、話数を重ね、最終的に本伝・外伝合わせて全165話という大長編となった。


世紀を跨ぎ、小説第1巻が発行されて30年以上が経つ現在でも、コミック、舞台などさまざまなメディアに展開。2018年4月からは Production I.G によるアニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」が放送、2019年には「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」の劇場上映も行われている。第一章は2019年9月27日(金)上映開始となり、次いで第二章が2019年10月25日(金)に封切られた。続く第三章は2019年11月29日(金)に公開される。
⇒アニメ映画上映スケジュール


■「銀河英雄伝説 DNT 星乱」 第二章上映記念舞台あいさつレポート
第二章上映開始の翌日10月26日(土)に、行われた上映記念舞台あいさつにヤン役の鈴村健一さん、ユリアン役の梶裕貴さんが登壇。「銀河英雄伝説」への思いを語った。


(以下原文ママ)

【鈴村健一さんコメント】
いよいよ物語も大きなうねりを持って動き始めたなと感じています。この「星乱 第二章」で描かれた話は、今後、大きな意味を持つシーンばかりだったと思います。特にヤンの「かかっているものは、たかが国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば、大した価値のあるものじゃない」というセリフや、終盤で描かれる、ある出来事でラインハルトが選択した行動などは、確実にこの後の「銀英伝」に影響を与えていく大きなエピソードでした。僕自身、この先、彼らがどういう道を辿るのか、さらに興味深くなりましたし、きっとたくさんの方にも、この先の物語を期待してもらえるようなエピソードだったと思います。今日、ご覧いただいた皆さん、この作品を心から面白いと思っていただけたなら、ぜひそのことを誰かに伝えてください。


「銀英伝」の物語は、この先もまだまだ続いていきます。我々はこれからも一生懸命、高みを目指して作っていくつもりですが、やはり観てくださる方たちがいなければ、作品は(本当の意味で)作品になることすらできません。今日もたくさんの方に観ていただけましたが、さらにたくさんの方に観ていただけるように、僕らも頑張りたいと思っています。もし、この作品の続きをもっともっと観たいと思っていただけたなら、ご協力をいただけると本当に嬉しく思います。どうか力を貸してください。今日は本当にありがとうございました。

【梶裕貴さんコメント】
こうして作品のお話をしていると…演じていた時の気持ちが甦ってきて、思わずこの場でオーディオコメンタリーをしたくなるような気持ちになってきます。元々、凄惨な場面に胸が締め付けられるような瞬間も沢山ある作品ではありますが、物語が進むにつれて、ますます争いは激化し、その緊迫感も増してきています。そんな中で、やはりヤンの発する言葉には、すごく説得力があって。勇気をもらえる…という言い方では、あまりに浅はかにも聞こえてしまうかもしれないのですが、「この人は、本当に(国民の)一人一人のことを考えてくれているんだな。この人についていけば大丈夫なんだ。」と、そう感じられるドラマになっていたと思います。


ユリアンがヤンを慕っているように、僕自身も鈴村さんをお慕いしているのですが、「こういう人がいたらついていきたい」と思わせてくれる人物だということを、この「星乱」でさらに強く感じました。ユリアンもいよいよ軍属になり、より危険な状況の中に身を置いていくことになるわけですが、これからも変わらずに、まっすぐに彼の正義を貫いていけるように演じていきたいと思っています。今後も「銀英伝Die Neue These」をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。


■ 「銀河英雄伝説 DNT 星乱」 第三章メインビジュアルが解禁!
また、イベントのレポートにあわせて、セカンドシーズン「星乱」第三章のメインビジュアルと場面写真も解禁にとなった。


「星乱」のラストを飾る第三章のメインビジュアルは、ラインハルトとキルヒアイス、2人が並ぶデザイン。光の差す小道で笑い合う2人の姿は、まるで彼らの青春の1ページをのぞいているかのよう……。「さらば、遠き日」というコピーが、いったい何を暗示しているのかも気になるところだ。


■ 「銀河英雄伝説 DNT 星乱」 第三章の場面写真も解禁に!
さらに、ラインハルト、キルヒアイス、ヤンを始め、アンネローゼと会話をするラインハルト、そして帝国のメルカッツ、アンスバッハ、同盟のグリーンヒルなどの第三章の場面写真も解禁された。







【作品概要】
「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」


・公開情報:
 第一章:TVODにてレンタル配信中 劇場限定版 Blu-ray 第4巻発売中
 第二章:上映中
 第三章:2019年11月29日(金)上映開始
・配給:松竹メディア事業部

・ストーリー
宇宙暦796年(帝国暦487年)。3000万人の将兵を動員した自由惑星同盟の遠征軍は、帝国領内で銀河帝国宇宙艦隊副司令長官となったラインハルト元帥と、麾下の率いる大艦隊と交戦。8個艦隊中、3個艦隊を失うという大きな被害を受けた。しかし、自由惑星同盟最高評議会の意向を受けたロボス総司令官は、残存戦力を集結させ戦闘継続を指示。完全なる勝利を求めるラインハルトも、自由惑星同盟軍の集結ポイントであるアムリッツァ星域へと進攻したことで、後に「アムリッツァ星域会戦」と呼称される戦いが幕を開けた。


「アムリッツァ星域会戦」の翌年、銀河帝国皇帝フリードリヒ四世が後継者を指名しないまま急死したことで、門閥貴族による権力闘争が始まる。いっぽう、自由惑星同盟内では大規模な軍事クーデターが勃発。帝国、同盟それぞれの国を揺るがす二つの内乱はラインハルトとヤンの行く末をも左右することに……。

・スタッフ:
 原作:田中芳樹(東京創元社刊)
 監督:多田俊介
 シリーズ構成:高木登
 助監督:森山悠二郎
 キャラクターデザイン:菊地洋子 寺岡巌 津島桂
 総作画監督:後藤隆幸 菊地洋子
 特技監督:竹内敦志
 メカデザイン:竹内敦志 臼井伸二 常木志伸
 オリジナルメカデザイン:加藤直之
 プロップデザイン:太田恵子
 プロップデザイン・紋章デザイン:秋篠Denforword日和
 3D:I.G3D
 3D監督:森本シグマ
 美術:Bamboo
 美術監督:竹田悠介
 美術設定:塩澤良憲・曽野由大・藤井一志
 美術デザイン:渡部隆
 色彩設計:竹田由香
 音響監督:三間雅文
 音楽:橋本しん(Sin)井上泰久
 音楽制作協力: Sony Music Publishing (Japan)Inc.
 オープニングテーマ:「Binary Star」SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
 エンディングテーマ:「Tranquility」SawanoHiroyuki[nZk]:Anly
 撮影監督:荒井栄児
 編集:植松淳一
 制作:Production I.G
 監修:らいとすたっふ
 企画協力:ROOFTOP
 制作協力:徳間書店
 製作協力:DMM pictures
 製作:松竹・Production I.G


・キャスト:
 ラインハルト・フォン・ローエングラム:宮野真守
 ヤン・ウェンリー:鈴村健一
 ジークフリード・キルヒアイス:梅原裕一郎
 ユリアン・ミンツ:梶裕貴
 パウル・フォン・オーベルシュタイン:諏訪部順一
 ウォルフガング・ミッターマイヤー:小野大輔
 オスカー・フォン・ロイエンタール:中村悠一
 アレックス・キャゼルヌ:川島得愛
 フレデリカ・グリーンヒル:遠藤綾
 ワルター・フォン・シェーンコップ:三木眞一郎
 オリビエ・ポプラン:鈴木達央
 ダスティ・アッテンボロー:石川界人
 ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ:花澤香菜
 フレーゲル:古谷徹
 アーサー・リンチ:二又一成
 ナレーション:下山吉光


(C)田中芳樹/松竹・Production I.G

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