【声優・泰勇気の週末プラモ!】第1回 スミ入れするだけで驚きのカッコよさ!「MODEROID シンカリオン E7かがやき」を作ってみた!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載! 

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第1回スタート!

第1回 「MODEROID」新幹線変形ロボ シンカリオン シンカリオンE7かがやき(グッドスマイルカンパニー)

「ドリル」それは漢(おとこ)の浪漫。その浪漫を詰め込んだ「シンカリオンE7かがやき」のはめ込み式プラキットがグッドスマイルカンパニー「MODEROID」シリーズで登場。パワーと防御力にすぐれた機体で、カラーリングが白・青・金と実に爽やか。世が世なら主人公になってもおかしくないかっこよさです。
このキットでは新幹線への変形はオミットされていますが、だからこそスタイルと可動は大満足な完成度!

しかも、箱は全面フルカラーという豪華さ。プラレール「シンカリオン」よりもやや大人っぽい印象です。


中にはカラフルなランナーが計15枚。といっても1枚1枚が小さめなので恐れることはありません。しかも一部塗装済みパーツも存在。



その他、シールとフルカラーで大変見やすい組立て説明書。


組み立て途中で首元のパーツを2色から選べたり



説明書には載っていないものの、フロントアーマー(パーツB7)が左右独立可動化(自己責任で)できそうなパーツ形状だったり



塗装済みパーツを組み合わせる気持ちよさを味わえたり、組み立て途中にも感動が待っています。


各部ユニットはこんな感じ。可動モデルらしい分割ですね。自分はここまでで1時間20分ほどかかりました。そして


組み上がったのがこちら。これでまだシールを貼っていない状態。なんかもうこの状態でも十分見れてしまいます。身長は約13.5cmのノンスケールキットですね。

背面もこの密度感。ちなみに背中中央の○穴は3mmジョイントになっているので、市販のスタンドなどを利用して展示することも可能です。


頭部と胸部もあらかじめここまで塗装されております。


腹部のメカ部分と装甲部分とのコントラストがたまりません。


背面のパーツ分割はあまりないはずなのに、ディテールによるこの密度感。


部分的に金色のパーツがちりばめられていて、カラーリングが本当に神々しい。手首パーツはこの一種のみ。ここのパーツのみ接着剤推奨になっていますが、そのままでも組み上がります。


非変形モデルということもあり可動は充実。肘は180°近く曲がります。肩の側面には車両間のドアのモールドが


脚部側面にある装甲が折り重なったようなパーツ、シンカリオンらしさが出ていますね。脚部の後ろ側には新幹線の車輪のモールドが確認できます。芸が細かい!


パワータイプということで足首にはキャタピラの造形があります。


シャリンドリルはわずか4パーツでこの密度。特にグリップ部分がメカメカしいです。


おっと、素組みでのあまりの満足度にそのままレビューしていってしまいそうでしたが、ここでちゃんとシールを貼り付けてみました。本当に細かい部分の色の補完のためのシールなのですが、シールのおかげで若干引き締まった印象です。



特に脚部側面パーツが間延びしなくなりましたね。背中に貼るシールはありません。
さらに



白と青のパーツだけにスミ入れを施してみました。これで各部に施された細かいモールドも際立ち、情報量と密度感がさらに増えました。部分塗装すらしていません。スゴすぎない?

先ほど言っていた肩の側面のドアっぽいモールドもこれでよく見えるようになりました。新幹線の特徴的なモールドが、うまくロボットのモールドに落とし込まれています。



シールを貼り、スミ入れをして特に印象が変わったのが脚部の装甲。スミ入れの効果の大きい個所です。


スミ入れをしたら顔も凛々しくなったような気がします。

ここからはもうカッコよすぎていろんなポーズをたくさん撮影してしまい、写真を選ぶのに苦労しました……。写真とともに可動範囲もさらに見ていきましょう。


まずは「S」になりきってないけどS字立ち。


肩の可動範囲。肩アーマーが上方向に跳ね上げられるのと肩関節のボールジョイントを使って水平方向にはここまで上げられます。もちろん回転も可能です。肩アーマーの下あたりでロール回転もできます。


肩の前後スイングはご覧のとおり。


脚部の可動。膝立ちも何のその。


それどころか、もうすぐ正座ができそうなくらいの膝関節と膝の柔軟さ。

開脚はほぼ180°まで広げられます。この状態で自立できちゃいました。



腰のアーマーの類があまり可動を阻害しないようになっているので、前後への開脚も180°近くまでいきます。


というわけで、格闘タイプの機体をイメージしたポーズをいくつか。

腰はボールジョイント接続になっており、左右に45°くらい回転できるのと前後への若干の屈伸が可能。胸部の下面も抜かりなし!

パンチ!


地面に拳が突き刺さる!

                                                                                                      

シャリンドリルが敵を貫く!



「チュドーーーーーーン!!!!!」


でもってクールなポーズも決まるんだな~、これが。脚部側面のパーツは多少折り曲げることができるので、翻ったようなニュアンスを出すこともできます。


先ほど言ったように市販のスタンドが使えるので、ここからはそれを利用したポーズをお届けします。


キック!!


ギュルルルル!!


シャリンドリルの構え、あれこれ。

なんちゃって両手持ち



飛行能力は置いておくとして、懐かしい感じの飛行ポーズ。



そして静かな水面に小さな波紋を作りながら立っているようなポーズ。運転士は熱血漢なのでイメージとは違いますが、やっぱりクールなポーズが似合っちゃうな~。

こちらは別売の「シンカリオンE5はやぶさ」とのリンク合体形態を再現する時に使用するパーツ。

E5はやぶさをお持ちの方はぜひリンク合体を楽しんでください!



以上、「MODEROIDシンカリオンE7かがやき」のご紹介でした。ブロックごとの組み立てなど、大変組み立てやすいこのキット。遊んでいる時に腕の装甲など一部のパーツが取れることがありましたけど、そこだけでも接着してしまえば非常に遊びやすい完成品になってくれます。
デザインのおかげでパーツ同士の継ぎ目もほぼなく、塗装派のモデラーさんにとっても作りやすいキットなのではないでしょうか。
こうなるとブラックシンカリオンを含めた今後のラインアップにも注目ですね。なのでまたシンカリオンシリーズが発売された際には、ぜひともご紹介させてください。

それでは、また。

【商品情報】

■MODEROID シンカリオン E7かがやき

・発売中

・価格: 2,900円(税込)

・仕様: PS&ABS製 組み立て式プラスチックモデル・ノンスケール

・全高: 約135mm

・原型制作:ユニテック

・発売:グッドスマイルカンパニー

<泰勇気プロフィール>

1977年10月6日生まれの声優。

出演作は「刀剣乱舞-ONLINE-」宗三左文字、太郎太刀、「文豪とアルケミスト」佐藤春夫、「夢王国と100人の王子様」ラトリア、「第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河~」クォヴレー・ゴードン、「獣装機攻ダンクーガノヴァ」ジョニー・バーネット、「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」ホイルジャック、ビーコン、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」チェン・ジェン・イーなど多数。

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