2002年1月放送のTVアニメ「映像研には手を出すな!」、「アニメコンベンションAnime NYC」レポートが到着!

2020年1月放送予定の湯浅政明監督最新TVシリーズ「映像研には手を出すな!」から、東海岸最大級のアニメコンベンション「Anime NYC」のオフィシャルレポートが到着した。

2016年から「月刊!スピリッツ」(小学館)にて連載され、ブロスコミックアワード2017大賞/俺マン2017第1位/マンガ大賞2018ノミネートなど数々のアワードを獲得した、大童澄瞳さん原作の「映像研には手を出すな!」。アニメ化が決定しており、「DEVILMAN crybaby」(2018)や「きみと、波にのれたら」(6月21日公開)、「SUPER SHIRO」(現在制作中)と注目作を次々を送り出している監督・湯浅政明さんが、「ピンポン the Animation」(2014)以来5年ぶりにTVシリーズの監督を務める。キャラクターデザインには、おそ松さんのキャラクターデザインを担当した浅野直之さんが務め、音楽を担当するのは、クラウドファウンディングで注目を集め、ファンタジア国際映画祭短編アニメーション映画賞受賞した「キックハート」以来の湯浅監督とのタッグ、オオルタイチさん、そしてアニメーション制作はサイエンス SARUが担当する。
湯浅政明監督最新TVシリーズ「映像研には手を出すな!」、NHK総合テレビにてアニメ化決定!!


今回、2020年1月放送予定の湯浅政明監督最新TVシリーズ「映像研には手を出すな!」から、東海岸最大級のアニメコンベンションAnime NYCがアメリカ・ニューヨークにて行われた。制作プロデューサーのチェ・ウニョンさんが招待され、プレミアスクリーニング、トークパネルが行われた本イベントのオフィシャルレポートが到着したので紹介する。

【オフィシャルレポート】


現地時間の11月15日~17日の3日間、アメリカ・ニューヨークにて東海岸最大級のアニメコンベンションAnime NYCが行われた。50,000人以上の現地アニメファンが集うとされるイベントに、TVアニメ「映像研には手を出すな!」の制作プロデューサーであるチェ・ウニョンが招待され、プレミアスクリーニングとトークパネルが実施された。


サイエンスSARUの最新作であり、国内外でもファンの多い湯浅政明監督の5年ぶりのTVアニメシリーズである「映像研には手を出すな!」を一足先に見ようと、Anime NYCの熱心な参加者が列をなした。会場には300人を超えるファンが集まり、待ちきれない興奮と共にパネルがスタートした。


イントロダクションとして既に公開されているPVが流された後、原作やキャラクター、先日発表になったばかりの声優陣の紹介が行われた。そしてスタッフの紹介に引き続き、「映像研」のプロデューサーのチェ・ウニョン(サイエンスSARU)が大きな拍手を受け登壇。まず自己紹介を行った。大学で美術と彫刻を学んだ後、来日。その後ロンドンに渡りアニメーションを学んだ後、再び日本に戻りアニメ業界に入ったという異色の経歴を披露すると、会場からは感嘆の声が上がった。


続いて、「映像研」の企画がどのようにして立ち上がったという質問を受け、「社内の企画会議でこの作品が候補として挙がった時、湯浅監督が『この作品知ってる』と言ったんです。彼は非常に忙しく、新しい漫画をチェックしている時間がないと思っていたので、それを聞いてとても驚きました。どうして知っているのかと尋ねると、『Twitterをみていたら、僕に監督してほしいと投稿があったから読んでみた』と話していました。」このほほえましいエピソードに会場は爆笑に包まれ、「彼に作ってほしい作品があればネットに投稿すれば良いかもしれませんね!(笑)」とウニョンがコメントした。

また、今回は特別に「映像研」に登場する飛行ポットの設定が公開された。原作漫画のコマとアニメの設定の両方が披露され、その違いについてウニョンは「アニメの設定は必ずしも原作と同じではありません。もちろん忠実に再現していますが、アニメーションは動くものなので、”実際にこのボットは飛ぶんだ“と観客に思ってもらうことが必要ですよね。そのための論理やメカニズムが必要になりますし、それに伴って追加する要素も出てくるんです。」と解説した。また、「まず最初に漫画を読んで、それからメカデザイナーと湯浅監督でディスカッションを行います。監督は入念にリサーチをするタイプで、実際の映像や様々なものを見て研究します。そうしてアイデアを出すんですね。一方で非常にオープンな人でもあるので、メカデザイナーの意見も柔軟に受け入れます。こうして、リアルに見えるメカを作り上げています。」と湯浅監督の仕事や制作プロセスについても披露した。

作品紹介がひと段落したところで、スペシャルコンテンツとして原作者の大童澄瞳先生のビデオコメントが上映された。Anime NYCへの参加者へのスペシャルコメントに観客は大いに沸き、「映像研、是非見てくださいね!バイバイ!!」というおちゃめな締めくくりには笑いが起こっていた。

アニメーションへの期待が最高潮になったところで、「映像研には手を出すな!」第1話のAnime NYC版の上映が大きな拍手と共に始まった。10分ほどの上映であったものの、会場からは笑いが起こり、皆がワールドプレミア上映を大いに楽しんでいた。上映後、作品についてウニョンが「足音をSEではなく声優の声であてるアイデアは、湯浅監督のものなんです。最初は驚いてみんな反対したのですが、出来上がってみると素晴らしいものでした。(湯浅監督は)アイデアマンですね!」と上映されたエピソードの裏話を披露すると拍手が起こり、続きが楽しみという声が多く聞かれた。

最後に、ウニョンは集まったファンに「今日はお越し頂きありがとうございました。第1話の放送を是非楽しみにしていて下さいね!また我々サイエンスSARUは他にも『SUPER SHIRO』や『日本沈没2020』『犬王』など様々な作品を準備しています。これほど色々な作品を制作できるのも、今日お越しいただいた皆様のサポートのおかげです。どうもありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」と感謝を述べると、会場は大きな拍手と歓声に包まれパネルは幕を下ろした。

【作品情報】※敬称略
■TVアニメ「映像研には手を出すな!」
<放送情報>
NHK 総合テレビ

2020年1月放送(予定)

<スタッフ情報>
原作:大童澄瞳(小学館「月刊!スピリッツ」連載中)
監督・シリーズ構成:湯浅政明
キャラクターデザイン:浅野直之
音楽:オオルタイチ
アニメーション制作:サイエンス SARU

<キャスト>
浅草みどり役:伊藤沙莉
金森さやか役:田村睦心
水崎ツバメ役:松岡美里
百目鬼役:花守ゆみり
さかき・ソワンデ役:小松未可子
藤本先生役:井上和彦


<イントロダクション>

高校1年生の浅草みどりは、アニメーションは「設定が命」と力説するほどのアニメ好き。
スケッチブックに様々なアイディアを描き貯めながらも、ひとりでは行動できないとアニメ制作への一歩を踏み出せずにいた。そんな浅草の才能に、プロデューサー気質の金森さやかはいち早く気づいていた。
さらに、同級生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、実はアニメーター志望であることが判明し、3人は脳内にある「最強の世界」を表現すべく映像研を設立することに……

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

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