Mia REGINAの新アルバムは、ライブで盛り上がれることを重視した、ちょっと通好みなセレクトのカバー集! Mia REGINA「RE!RE!!RE!!!」インタビュー

Mia REGINAの「RE!RE!!RE!!!」は、さまざまなジャンルのアニメやゲームの楽曲をカバーしたアルバムだ。
メジャーデビューする以前のディアステージ時代は、アニソンカバーをたくさん歌っていた彼女たちにとっては「原点」ともいえる。また彼女たちにとってのもうひとつの「原点」=「アイカツ!」の楽曲をセルフカバーすることで、Mia REGINAという「現在の自分たち」を知ってもらいたい部分もあったという(ただし、実際には彼女たちが歌唱担当ではない「アイカツスターズ!」の曲が選ばれている。その理由はインタビュー中に語ってくれている)。
タイトルの「RE!RE!!RE!!!」には、「リスペクト、リバイバル、レジーナ」の意味が込められている。霧島若歌さん曰く、「原曲のアーティストさんや作品に対するリスペクト。それを再演(リバイバル)する私たち(Mia REGINA)みたいな(笑)」。
3人のソロを含めた全10曲は、メンバーが思い入れある曲の中から厳選に厳選を重ねたものだ。なかにはアダルトゲームの「姉、ちゃんとしようよっ!」の主題歌があったりと、なかなかの通好みな楽曲が揃っている。さらにライブで歌う気満々でセレクトもしたとのことで、明確にレパートリーとしてステージで歌い続けていきたい意志を感じさせる。
その10曲の原曲や作品等に対する思い入れを、たっぷり語ってもらった。

好みだけでセレクトしたら、バラエティ感満点に


──収録曲は、作品のジャンルとしてかなり多岐にわたってますね。

霧島 (上花)楓裏さんはあんまりアニメには詳しくないので、主に私と(ささかま)リス子とで「こういうのが私たちっぽいんじゃないか」という曲をどんどん出し合って決めていきました。

上花 選ぶうえでは、私もいろいろと聞かせてもらったんですけど、「あれもこれもよい! どうしよう!?」って(笑)。

霧島 とりあえず、好きな曲を持ち寄るところから始まったんですけど、「このアーティストさんならこっちの曲もあるよね?」と選択肢が広がっちゃって(笑)。そこで1アーティスト1楽曲の縛りを入れまして。それで候補を出して、その中からどれにしよう?みたいな会議が繰り返されました。

ささかま 本当に、自分たちの好きな楽曲を何も考えずに選んでいったら、こんなブッフェみたいなことに(笑)。

霧島 男性ボーカルの歌も少しはあるといいね、みたいに言ってたんですけど、結局半数くらいになってしまったんですよ(笑)。

ささかま でも実際に歌ったときは、特に男性ボーカル曲とは意識しなかったです。今回用のアレンジに合わせた歌い方をいっぱい考えました。

上花 私は意識してたかもしれないです。男性ボーカルの曲は気をつけないとやさしい感じになっちゃうので、そこはカッコよくを意識しつつ。でもやっぱりMia REGINAで歌うならこういう感じかなっていうのを、一番想像しながら歌いました。

──では、曲ごとにお訊きしていきます。JAM Projectの「VICTORY」から。

霧島 ランティスの大先輩ですし、アニソンといえばという感じもありますから、JAM Projectさんの楽曲は絶対入れたい!と最初から思ってました。せっかくの機会なので3人で歌って面白いもので候補をあげた中から、ジワジワと絞られてこれに決まりました。

ささかま ライブでお客さんと一緒に盛り上がれる曲なら、やっぱりJAM Projectさんだろうなって。「表題」という感じにもなる気もしますし。それで、ライブでのお客さんとの掛け合いのイメージが特に湧いた「VICTORY」が選ばれました。

上花 JAM Projectさんはすごく有名ですし、大先輩の人たちですよね。ただ私は普段はこういう感じの曲はあまり歌わないので、レコーディング前はどういう感じになるのか自分でも楽しみでした。

──実際に歌ってみてどうでした?

上花 歌ってみて、結構難しかったです。でも出来上がりを聞いたら「あ、イイカンジかも!」って思いました(笑)。

──「マイペース大王」を選ばれた理由は?

ささかま 「げんしけん」が好きなアニメだったというのもありますし、私自身がオタク活動をメチャクチャし始めた時期に放送してたんですよ。だから当時から曲にも思い入れが強かったんです。今聴いてもその思い出は色褪せないので、ここでちょっと歌ってみたいなぁって思って(笑)。

霧島 私も当時「げんしけん」を見ていて、「大学のサークルって楽しそう! 私も参加したい!」ってメッチャ思ったりして。コミケの描写も「こういう感じだよね! わかる!」みたいな。そんな当時を思い出して、懐かしくなる感じもいいなぁと思いまして。それと一度聴いたら、合いの手を即座に入れられる感じがあるじゃないですか。だからライブで歌ったら、お客さんと盛り上がれて絶対に楽しいに違いないと感じて選びました。

上花 私も最初に聴いたときに、楽しくなりそうな曲だなって思いました。なので、ちょっと熱く盛り上がる感じを意識して歌ってみました(笑)。

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