【声優・泰勇気の週末プラモ!】第10回 僕らの夢は絶対無敵! プロポーションと合体ギミックを両立した「MODEROID バクリュウオー」を作ってみた!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」記念すべき第10回スタート!

第10回 MODEROID バクリュウオー

「絶対無敵ライジンオー」より、ライジンオーに続いてバクリュウオーがキット化! バクリュウオーは物語の中盤より登場したいわゆる2号ロボットで、ライジンオーと違い指令基地である陽昇学園5年3組の教室より遠隔操作されるメカです。

校舎からドラゴン型のバクリュウドラゴン形態で出撃し、人型のバクリュウオーに無敵変形。そしてさらにライジンオーと超無敵合体してゴッドライジンオーとなります!

もちろん今回のキットでも各形態を再現可能! 思い切ったパーツの差し替えにより、それぞれのプロポーションが非常にうまくまとめられています。

まずはパッケージイラスト。ライジンオーに引き続き、線画は「絶対無敵ライジンオー」メカニック設定担当のやまだたかひろ氏によるイラストです。バクリュウオーだけでこんなにドーンと描かれているイラストも珍しいのでは?

裏面には商品のギミックなどの解説が載っています。

ランナーはA~Zまで存在するなかなかのボリューム! MODEROIDではおなじみの塗装済みパーツもたっぷりございます。頭部などの角飾りは非常に繊細な作りになっているので、ランナー状態でも乱雑に取り扱わないようにしましょう!

小さなダンボール箱の中にもパーツが入っているからうっかり捨てちゃダメよ!

フルカラーの組立て説明書と、モノクロの変形・合体説明書、そしてカラーリングの補助としてシールが付属しています。

はてさて完成させるのに、どのくらいの時間がかかるのでしょうか!

はい! ここまで、自分の所要時間は2時間46分でした。

写真に写っているのはバクリュウドラゴンと、バクリュウオー形態時、ゴッドライジンオーに合体した時に使用するパーツです。

まずはバクリュウドラゴンから。

当時の玩具とは違い、ある程度変形を意識しつつも首などの一部パーツはフォルムを重視した形になっており、全体的にはアニメで描かれたバクリュウオーに近いスタイルでまとまっています。

そして大きな翼が力強い! 翼パーツは、青いプラに白の塗装が施されています。肩などの六角形の黄色い面と、肘あたりのグレーの四角はシール。これで色分けもバッチリです!

上から見ると翼がいかに大きいかがよくわかります。

真横から。首から尻尾の先までのラインが当時の玩具に比べて、より生物的な印象です。

後方から見たところ。腰の上面あたりある穴は、背中にライジンオーを乗せるためのスタンドを差し込むジョイント穴です。尻尾はそのままバクリュウカノンになります。

首の付け根とタテガミの上あたり、そして頭部の付け根がそれぞれボールジョイント接続で、このようにある程度可動させることができます。

下顎を開くことができるので、咆哮している表情もつけられます。

前足はロボット形態時の腕も兼ねているため、しっかり可動。

ボディとは軸接続なので肩で回転が可能。肘は90°曲げられて、手首も上下に動かせます。

後ろ足もボディとは軸接続。膝と足首はそれぞれ若干上下に動かせます。

尻尾は付け根から90°ほど下方へ向けることができます。

翼は付け根で若干上下に可動。羽ばたいている様子や翼を休めているような様子が表現できます。

それでは、

マリア「バクリュウオー! 発進スタンバイ!!」

ゴゴゴゴゴゴ・・・・・

マリア「発進!!」

ズドォーーーーーーーーーーーー!!

即席でバクリュウドラゴンの発進シーンを再現してみました!

続いて早速バクリュウオーへ変形させてみましょう!

マリア「バクリュウオー! 無敵変形!!」

アニメ本編では組み換え変形だったバクリュウオー。MODEROIDでも、いったんご覧のように分解。

後ろ足はつま先を収納して

バクリュウオー用のパーツを取り付けて右側のような形状にして脚部になります。

前足の変形も優秀で、前腕のカバーを開いてロボットの手首を展開し、

ドラゴンの手首を畳んで完成。

翼は基部を変形させてボディと密着させます。

ドラゴンの頭部が変形する設定の胸飾りは、形状優先の別パーツで再現。ボディ胸部に取り付けます。頭部も別パーツなのでここで取り付け。このあたりは、形状を優先して格納・変形をオミットしたポイントですね。そのおかげで、頭部左右の赤いパーツが大きく、張り出し迫力は十分です。

胸飾りの破損には注意しましょう。

写真のように腰部中央にスタンド接続用パーツを取り付け。

その両脇にあるボールジョイント受けに脚部を接続していきます。

両腕を接続して翼を閉じれば完成です! この逞しいスタイルが、バクリュウオーらしいですよね。

全体的に角ばった印象のロボットですが、それでもなかなかの可動範囲を持っています。というかこの立ち姿がすでにカッコいい!

横から見ても変形・合体をこなすメカとは思えないほど、スッキリまとまっています。

背面には大きな翼と、ゴッドライジンオーの胸部となるパーツが見えます。

可動範囲ですが、まずは肩と股関節あたりからご紹介。特に股関節はこの形状にも関わらず、意外と左右に広く開くことができます。実はこの可動、ゴッドライジンオーの手首の可動も兼ねています。

バクリュウオーの肘は90°ほど。上腕でロール可動が可能。手首はボールジョイント接続ですが、さらに手首の付け根付近で若干のスナップがきくようになっています。

股関節は前方向におよそ90°。股関節の付け根がボールジョイントなのでロールさせることもできます。足首もボールジョイントなので、デザインの割には接地性が高いです。

頭部もボールジョイント。360°回転できますし、若干かしげるくらいは可能です。

2号ロボって「助けにきたぞ!」的な、こういうポーズをするイメージ。

各部の可動範囲を生かして格闘ポーズ! 腕も足もゴッツイのでパワフルだ!

付属のスタンドと組み合わせて飛行も再現可能!

バクリュウカノンは写真のように変形させて完成。

玩具だとドラゴンの首が変形するシールド。MODEROIDでは首とは別に用意されています。真ん中の五角形のグレー部分と六角形の黄色いところはシールです。

(すでに墨入れしちゃってます……。すみません!)

もちろんバクリュウカノンとシールドは手首に持たせることができます!

アキラ「バクリュウカノン!!」

てな感じで劇中のイメージも再現できます!

MODEROIDライジンオーと並べるとこんな感じ。身長はライジンオーのほうが高いけどボリューム感はバクリュウオーのほうが勝ってますね! 箱も大きかったしね!

さぁて、それではお待ちかねのゴッドライジンオーへの合体です!

ひろし「いくぞっ! 仁!!」

仁「了解!!」

おすすめ記事