【挑戦企画!】初代「ドラゴンクエスト」海外版をスマホの自動翻訳機能を使ってクリアしてみる! 【前半】
「ドラゴンクエスト」第1作目が発売されたのが1986年。今年(2019年)で実に33年の月日が経ちました。筆者は当時小学生でしたが、もちろん学校中でブームになっていて、学校の帰り道には友達とパーティーを組んでドラクエの楽曲を口ずさみ、敵に遭遇した(つもり)になっていたものです。
そんな初代ドラクエこと「ドラクエ1」ですが、海外では日本から遅れること3年、1989年に海外版ファミコンであるNES対応ソフトとして、「Dragon Warrior」の名で発売されました。英語なのは当然ですが、シュールなカニ歩きだった主人公や町人等にも上下左右のグラフィックが追加され、またバッテリーバックアップによるセーブも実装、日本でいう「復活の呪文」は廃止となりました。また、実際にプレイした感覚ですが、エンカウント率が上がり、敵の先制攻撃も増える等、全体的に難易度が日本版よりも高くなっています。
今回はその海外版「ドラクエ1」である「Dragon Warrior」をプレイしたいと思います!
「Google翻訳」を使って初代ドラクエをプレイしてみる!
しかし、ただ攻略するだけでは面白くない。ということで、スマートフォンで使えるGoogleのカメラ自動翻訳アプリ「Google翻訳」を使ってクリアできるかに挑戦してみます。ゲーム内で使われている英語はそれほど難しいものはないので正直そのままプレイしたほうがいいような気もしますが、自動翻訳の「誤訳」や「別解釈」の面白さの破壊力がすごかったので……。果たして「竜王」を倒すことはできるのでしょうか? また、ローラ姫と一緒に宿屋に泊まると?などのギミックがどう表現されるのでしょうか? そんな本企画は、前後編の2回に分けてお送りいたします。
それでは冒険開始!
ちなみに、今回のこの冒険は読者の方にも同じ気持ちを味わっていただきたいので、あえて翻訳前の画像を掲載いたしません。記憶をたどってどうぞお楽しみくださいませ。
「プッシュスタート」はわかる。が、「プエルトリコ」ってどこから出てきたんだよ! そして、競馬場でおなじみの「大井」。さらには、冒険前から「単細胞」とディスられるって……。
「花」は気になるけれど、ほかはおおよそ理解できるね。ちなみに、名前は「アキバ総研」として、「a-souken」としました。
ラダドームの王様から姫の救出を頼まれる主人公。王様はなぜか「国連大学」への入学的なものを望んでいるようです……。
コマンドウィンドウ内は理解できますね。でも「行為を記録」って言われると、なぜかちょっと恥ずかしい。
敵の出現するフィールドに出て、魔法のコマンドを試してしたら「頭が悪いから使えない」と言われたよ。こんな身近に嫌な敵がいるとはな……。
スライムに遭遇! が、彼は「JIS規格」に今近づいているらしい。安心ですね。
ちなみにリムルダールの武器店ですが、なんとなーく理解できます。
レベル10ならギリギリ、ドラゴンを倒せる(かもしれない)レベルなので挑戦してみます。が、「頭の悪いやつ、私は」と自分に厳しい勇者。本当にドラゴンに勝てるのだろうか?
ローラ姫をさらったドラゴンが登場! しかしこのドラゴンは「ラヴィ専用」らしい。ラヴィって誰なんだよ!
なかなか厳しい攻防が続きます。って、ちょっと待って! 「たまたまバーベキュー」って何? たまたまドラゴンが火を吐いて焦げたってこと?
レベル10では勝てませんでした……。「汝、死者のARB」が、なんだか意味がわかるような気がするよ。
王様に「別のチャンス」があるよ! ってすげえ気楽に言われる勇者。しかも、画面右上には「どちんこ」……。もう姫を救うのが精神的に嫌になってきたわ。
しばらくレベルを上げてドラゴンに再挑戦します! と思ったらキメラは「単三電池」 になりました。
お金を稼ぐためにゴールドマンを倒したいのですが、彼の顔に「イチジタ」? そして確実に「オタク」とディスられる始末。
さあ! 再度ドラゴンに挑戦です! しかしどうやらドラゴンは何かの宗教かアメフト的なものに夢中なようです……。
バカドラゴンだったので(嘘よ)、倒すことに成功しました。勇者も「娘」!OE! と言葉の意味はよくわからないが、何やらテンションが上がっています。
さて、お約束の「姫と一緒に宿屋に泊まる」をやってみましょう。メインコマンドにはすでに「ストリップ」とありますので、相当な興奮状態のようです。そして夜が来ました……。
どうやら汝は無事に「ハーゼ」しました。ところでハーゼって何ですかね?
そして「お尻を有していた」らしいです。つまりは大成功ですね。
前半はここまでとなります。
オープニングからドラゴンを倒してローラ姫を救出、おまけに「休憩」までをお送りいたしました。
自動翻訳のプレイ、なかなかシュールでおそらく初見プレイヤーでは攻略不可能ですね。
ちなみに、最後の「休憩」シーンは翻訳すると「夕べはおたのしみでしたね」感がありますが、実は海外版ではひとりで泊まっても姫と泊まっても台詞は変わらないのでした……。
さて、次回はこの調子でロトの鎧、しるし、剣を手に入れて竜王を倒しにいきます! 果たして結末はいかに!?
後編に続く!
(文/sukesan)
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