ネタバレ、自虐、パジャマパーティ!? カオスだが「これぞパタリロ!」な、劇場版「パタリロ!」オールナイト上映会レポート

魔夜峰央さん原作の超人気作品「パタリロ!」の実写劇場版が、2019年6月28日(金)よりTOHO シネマズ 新宿ほかにて全国順次ロードショー予定だが、その公開前の6月7日(金)に、「~全部見れます!映画!舞台!舞台!~『パタリロ!』オールナイト上映会」がTOHOシネマズ新宿にて開催された。

1978年の連載開始から40年以上も愛され続け、シリーズ累計発行部数が 2500万部を超える魔夜峰央さん原作の超人気作品「パタリロ!」。2016年には2.5 次元ミュージカル化されている。ミュージカル版に続き、舞台のアナログ感と、映像化ならでは VFX(何と白組が担当!)が融合し、“見たことはあるけど、観たことのない”パタリロ!ワールドが全開の圧倒的な世界観と面白さが、映画館のスクリーンで繰り広げられることが決定した。6月28日(金)より、TOHO シネマズ 新宿ほかにて全国順次ロードショーとなる。
劇場版「パタリロ!」、2019年6月28日(金)、全国順次ロードショー決定!

今回、6月28日(金)からの全国ロードショー公開前の6月7日(金)に、イベント「~全部見れます!映画!舞台!舞台!~「パタリロ!」オールナイト上映会」が、TOHO シネマズ新宿にて開催された。

劇場版「パタリロ!」はもちろんのこと、2.5 次元ミュージカルとして異彩を放つ舞台「パタリロ!」、舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★の3本を一挙に上映!舞台の上映はキャストによる生コメンタリー付きのイベントにて、劇場版「パタリロ!」の上映前に舞台挨拶が実施された。主演のパタリロを演じ、「この役をやるために生まれてきた」とまで言われた加藤諒さんをはじめ、謎の美少年 マライヒを演じた佐奈宏紀さん、舞台「パタリロ!」シリーズから本作まで全てを手掛けている小林顕作監督が登壇。さらに「翔んで埼玉の」原作者であり、「パタリロ!」の生みの親、本作にも出演する魔夜峰央さんも登壇した本イベントのオフィシャルレポートが到着したので紹介する。


【オフィシャルレポート】※敬称略


場内は満員御礼! オールナイトイベントということもあり、祭りのような熱気に包まれている。MCは本作のメガホンをとった小林顕作監督が務める。舞台からの「パタリロ!」ファンにはおなじみのBGM「ダンシングナマハゲボーイ」が流れると、場内のテンションは一気に MAX に! 勢いそのままに加藤諒、佐奈宏紀、魔夜峰央が登壇。場内からは割れんばかりの歓声が! 加藤はまさかの役衣装! まさにリアルパタリロ!!


ステージ上にラインアップ後、それぞれから一言挨拶が。
魔夜は「こういう遅い時間に集まってくれるのかなと心配してましたが、たくさん集まりましたね。よっぽど暇なんでしょうね(笑)とにかく楽しんでほしいと思います。」と皮肉交じりの冗談で会場を沸かせた。


加藤は「本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。最初イベントをやるときは人が集まるのか心配でしたが、こんなに集まってくれて良かったです。そして今日来ている方以外の人たちもたくさん応募があったと聞いてとても嬉しく思います。この日がきてホントによかったと思ってます。みんなでパジャマパーティみたいな感じでワイワイ楽しみましょう!」とコメント。


小林監督からも「パジャマ持ってきた!?」とゆる~いコメントが(笑)。続いて佐奈はまず「マライヒ役の佐奈宏紀です!」と華麗にターン! 「舞台挨拶というものが初めてなんですが、なんだかポップコーンの匂いがしますね(笑)」と映画館ならではのコメントが。話している最中、常に体を使っての感情表現が激しいことをつっこまれると「パタリロが大好きなんです、パタリロを愛しているんです。皆さんの愛も感じれる日にしたいです!」というコメントとともに投げキッスを披露すると場内はメロメロに!!


その後のトークでは様々な話が!
まずは【舞台版と映画版の違い】について「あのー大きくは変わってません。舞台を映画っぽくしてみたというだけなのでそんなに期待しないでください」といつもの魔夜節が飛び出すと場内は大爆笑!
加藤がポスターについて「舞台のビジュアルを使っているんですよね」とコメントすると、小林監督からは「使い回してるんだよね」とぶっちゃけると、ここでも笑いを誘った。
また「哀川さんとか西岡さんが出演している中でポスターには僕の名前だけしか載ってなくて申し訳なかった」とコメント。出来栄えについて加藤は「ずっと自分が携わってる作品なので客観視できない。エゴサーチが大好きなのでどんどん感想を呟いてください!」と自信満々にコメント。「僕も舞台でやったきたことを映画でやっただけです。だから確かにそんなに期待しない方がいいですね(笑)」と佐奈からも残念なコメントが!「なんにも膨らまねぇな!」という監督の呆れた表情に場内は笑いで包まれた。

それを必死にカバーしようと「でも映画ならでは表現方法もたくさん入ってましたよ!」「アニメとか CG とか空間が広がっていて、今回こんな大きなスクリーンで観られるなんて信じられない!」と加藤が興奮気味に語る!
すると魔夜が「最後加藤くんが巨大化するところとかどうなるんだろう。。」とまさかのネタバレ!!「言っちゃったよ!!」「しかも最後のやつ!!(笑)」「なんで言っちゃったの!?」と総ツッコミが!!「最後に巨大化します!」と改めてネタバレ宣言が飛び出した。

息つく暇もないまま、「でもパロディやオマージュもたくさん入っていて、観ながらきっとここあれだなとか探しながら観てほしいです!」と加藤がしっかりと見どころを伝えた。しかし「良く言えばオマージュ、悪く言うとパクリ」と魔夜がバッサリ(笑)監督からは「パクれるものはすべてパクりました。」「パクってるなと思ったら、パクってるって言いましょう(笑)」と呼びかけるなどカオスな状況に!(笑)


フォトセッションでは事前に配布していたタマネギ帽子を観客たちが装着!あっという間に総勢約 500 人のタマネギ部隊が誕生!
この圧巻の光景はまさにパタリロ殿下を前に忠誠を誓うタマネギ部隊そのもの! 加藤は興奮を隠しきれない様子。監督は「大ヒット~みいたいな感じだね」「この映画無理だよ(笑)小ヒット~だね(笑)」と自虐セルフツッコミが! 加藤なりきりパタリロ殿下からは「今日撮った写真、ツイッターで拡散しろー!!」と場内のタマネギ部隊へ指令が。圧倒的な迫力に場内からは「おおー!」という声とともに大喝采が! 最後には魔夜先生から「何も考えずに笑ってください。よろしくお願いします」と締めの挨拶が。

これからまだまだ続くオールナイトイベントをさらに熱く盛り上げる、終始笑いの絶えない舞台挨拶となりました。

【作品情報】※敬称略
■劇場版「パタリロ!」

<公開>
2019年6月28日(金)

<あらすじ>

常春の国マリネラ王国の皇太子パタリロ・ド・マリネール 8 世が、側近のタマネギ部隊を引き連れて大英帝国にやってくる。パタリロの前に現れたのは、ボディガードを任命されたバンコランと、謎の美少年記者マライヒ。権力争いで命を狙われているパタリロを中心に、美少年たちの耽美な世界が繰り広げられる。やがて舞台はマリネラ王国、銀河系宇宙、埼玉県春日部、バンコランの過去にタイムスリップなど、時空を超えて縦横無尽に駆けめぐるのだが・・・。


<スタッフ>

原作:魔夜峰央「パタリロ!」(白泉社刊)
監督:小林顕作
監督補:小泉宗仁
脚本:池田テツヒロ
音楽:小林顕作
撮影:伊集守忠
照明:酒井隆英
舞台照明:坂本明浩
衣装デザイン:朝月真次郎
美術:片平圭衣子
ヘアメイク:堀川貴世
振付:足立夏海 平原慎太郎

<出演>
加藤諒/青木玄徳 佐奈宏紀/細貝圭 金井成大 石田隼 吉本恒生 三津谷亮 小林亮太/
松村雄基 近江谷太朗 木下ほうか 池田鉄洋/須賀健太 鈴木砂羽/魔夜峰央/西岡德馬/哀川翔 ほか

・配給:HIGH BROW CINEMA
・2019 年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/103 分

(C)魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会 2019

おすすめ記事