2020年7月放送のアニメ版はシャフト制作！ドール、舞台、アニメなど多面展開で攻める「アサルトリリィ決起集会」レポート！

ドール関連商品を多数発売しているアゾンインターナショナルの人気コンテンツ「アサルトリリィ」の新規プロジェクトを発表する「アサルトリリィ決起集会」が、2019年12月4日、富士ソフトアキバプラザ2F アキバシアターにて開催された。

「アサルトリリィ」とは、ドールメーカー・株式会社アゾンインターナショナルと創作集団「acus」が、2013年にスタートさせた1/12アクションフィギュアとドールのハイブリッドコンテンツ。

「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕している近未来の地球を舞台に決戦戦兵器「CHARM」を用いて戦う「リリィ」と呼ばれる少女たちの活躍を描く──というストーリーだ。

本作はアクションフィギュアとドールの融合を目指し、武器と美少女、戦いの物語をテーマに、フィギュアの本編シリーズのほか、

サイドストーリーを描く「アサルトリリィ外伝」や、ブロックトイのように髪・表情パーツを組み替えて自分だけのキャラクターをつくることができる「カスタムリリィ」、作中の武器等を1/12スケールサイズで再現した「アームズコレクション」など幅広いコンテンツが発売されている。また、各種ノベルシリーズや、私立ルドビコ女学院での舞台化など、メディアを超えて多方面で展開中の人気タイトルである。

そんな本作が今回、ブシロードを主幹事として一大プロジェクトをスタートさせることが、決起集会にて発表された。

⇒1/12アクションドールシリーズ「アサルトリリィ」から「アサルトリリィ Bouquet」アニメ化決定！アニメーション制作はシャフト

壇上には司会を務める一柳梨璃（ひとつやなぎりり）役・赤尾ひかるさん、白井夢結（しらいゆゆ）役・夏吉ゆうこさんのほか、楓・J・ヌーベル（かえで・じょあん・ぬーべる）役・井澤美香子さん、二川二水（ふたがわふみ）役・西本りみさん、安藤鶴紗（あんどうたづさ）役・紡木吏佐さん、吉村・Thi・梅（よしむら・てぃ・まい）役・岩田陽葵さん、郭神琳（くぉしぇんりん）役・星守紗凪さん、王雨嘉（わんゆーじあ）役・遠野ひかるさん、ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス（みりあむ・ひるでがるど・ふぉん・ぐろぴうす）役・高橋花林さんが、1月より上演される舞台「アサルトリリィ League of Gardens」で着用する衣装に身を包み登場。本作への意欲を語った。

実はキャラクターごとに制服のデザインや着こなし、靴下の柄などが異なっており、随所に個性が光っている。遠野さんは、細かいところまで見てほしいと各キャラクターの服装をアピールした。

続いてプロジェクト参加企業の代表者が登壇。

まずは主幹事を務める株式会社ブシロード取締役・木谷高明さんが、キャラクターの多さ、かわいらしさが本コンテンツの魅力だと語る。またすでにプロジェクト発表に先駆けて舞台が展開している点については、ドールなので立体的な舞台から始めるのは理にかなっているのでは、とコメント。プロジェクトとしては舞台をプッシュしつつ、今後は拡散力のあるアニメ、アプリゲームもスタートすることが明かされた。

続いて登場したのは、原作を担当する株式会社アゾンインターナショナル代表取締役社長・早園正さん、アプリゲーム開発を担当する株式会社ポケラボ代表取締役社長・前田悠太さん、テレビアニメを放送するTBSメディアビジネス局長・中谷弥生さん、舞台や外伝企画のプロデュースを手がける株式会社ピウス代表取締役社長・林修司さん、展示・イベント企画を担当する株式会社丸井グループアニメ事業部長・田口由香子さんら、各業界にまたがったそうそうたる面々。

原作担当の早園さんは、「アサルトリリィ」がビッグプロジェクトとして動き出したことに驚きを隠せない様子だが、ホビー業界に一大ムーブメントを起こすという強い決意を語ったほか、ゲーム開発を手がける前田さんは、すでにブシロードとはアプリゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」でタッグを組んでいることから、自信をもってリリースできると宣言。多面的に遊んでもらえる仕掛けを行っていきたいと語った。

ほかの登壇者も、かつてないスケールで展開するプロジェクトに緊張しつつも、世界に向けてアピールできるコンテンツに育てる意気込みをあらわにした。

続いてプロジェクトロゴが発表された。

そして2020年7月よりテレビアニメ「アサルトリリィBOUQUET」の放送が開始されることが発表。メインビジュアル、ティザームービーが初披露された。

アニメ版の制作を手がけるのはシャフト。OPテーマは、「バンドリ！」から生まれたガールズバンド「RAISE A SUILEN」が担当するという。

さらに2020年2月14日～16日には、渋谷マルイでイベントを開催。連日キャストも来店してイベントを開催予定とのことだ。

そのほか、ホビー、コミカライズ、舞台化といったメディア展開情報も一挙に発表された。

・「1/3リアルスティックコレクションシリーズ」として、一柳梨璃のドールが2020年夏に登場。2020年秋には第2弾として白井夢結も発売予定。

・1/12サイズのアクションフィギュアが2020年秋に発売予定。こちらは主人公・梨璃たち一柳隊全員が商品化される。

・トレーディングカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」に参戦も決定。「トライアルデッキ＋」が2020年5月発売予定。

・「月刊ブシロード」（ブシロード）でコミックの連載、「電撃ホビーウェブ」では外伝作品「真島百由の超兵器工房～御台場女学校編」の連載が決定。「真島百由の超兵器工房～御台場女学校編」は2020年2月10日以降、毎種日曜更新予定。

・アプリゲーム化決定。タイトルは「アサルトリリィLast Bullet」。

・2020年9月3日～9月13日に舞台上演が決定。1月上演の舞台「アサルトリリィ League of Gardens」にて最速申し込みシリアルナンバーが発行される予定。

多面的な展開を見せる本プロジェクトに寄せて、キャスト陣も驚きの声を上げる。特に主演の赤尾さんは、アニメのティザームービーを見て、「感激で涙が出そう。いろんなことが始まるんだなって」とコメント。瞳を潤ませながらも、すでに3年の歴史を持つ「アサルトリリィ」にこれから参加することに対しては「3年間の舞台や原作の先生の気持ちに恥じない、ひと味違う梨璃を見せていきたい」と意気込みを語った。

最後に木谷さんは「きっと素晴らしいアニメが展開するだろう。ゲームはその後。この2つはアサルトリリィを拡散させる力になってくれると思う。またアニメが始まる前に『ヴァイスシュヴァルツ』を出したのはこれまでに1本のみ。確実に売れるという自信をもって出した結果、そのタイトルは売れました。今回も大ヒットをさせるつもりで、退路を断ったつもりで取り組みます」と決意表明。

まさに決起集会というタイトルにふさわしい、力強い言葉でイベントは閉幕となった。

プロジェクトの詳細は公式サイトにてご確認いただきたい。