「第3期は、すごくにぎやかになると確信しました!」邪神ちゃん役・鈴木愛奈も面白さに太鼓判! 「邪神ちゃんドロップキックX」第1話先行上映イベント「邪教徒の集い放送直前スペシャル」レポート

2022年7月、「邪神ちゃん」がアニメ第3期「邪神ちゃんドロップキックX」として帰ってくる!

原作は、ユキヲさんが2012年より「COMICメテオ」で連載している人気コミック「邪神ちゃんドロップキック」。魔界出身の悪魔・邪神ちゃんと彼女を召喚した女子大生・花園ゆりねの、危険でおかしな同居生活を描くコメディアニメである。

2018年にTVアニメ第1期が、2020年より第2期が放送。第3期に向けたクラウドファンディングでは、6700万円を超える資金を調達したほか、釧路・帯広・富良野・南島原の4自治体のふるさと納税の返礼品としてご当地アニメの制作、タイトルの命名権を販売、新キャラクター・エキュート役の声優を一般公募するなど、前代未聞の取り組みを行い、アニメ業界の異端児として存在感を放ち続けている。

そして、ついにこの7月より第3期「邪神ちゃんドロップキックX」の放送・配信がスタート。再び日本が邪神旋風に巻きこまれること間違いなしである。

その完成したばかりの第1話をキャストや関係者と一緒に鑑賞しようというイベント「邪教徒の集い放送直前スペシャル」が、2022年6月18日、AKIBAカルチャーズZONE 4階特設スペースにて開催された。

会場には「邪教徒の集い」会員が集結! 邪神ちゃん役・鈴木愛奈さん、花園ゆりね役・大森日雅さん、ペルセポネ1世役・小森未彩さん、製作総指揮・夏目公一朗さんと一緒に、ひと足早く第1話を鑑賞し、トークを楽しんだ。

まずはキャストによるアフレコ裏話からイベントはスタート。

宣伝プロデューサー・栁瀬一樹さんが「第2期と第3期のアフレコで、変わったところは?」と尋ねると、大森さんは「いろんなところに行きましたね」とコメント。基本的に東京・神保町界隈を舞台としていている「邪神ちゃん」だが、第3期は釧路・帯広・富良野・南島原の4自治体とのコラボレーションを実現。ご当地エピソードが制作されたことから、劇中でさまざまな土地を訪れたことが、第3期の特徴だと大森さんは語る。

鈴木愛奈さん

なお、コラボ回の内容は原作に存在しないので、つまり必然的に第3期はアニメオリジナル要素の比率が増えることになる。そのため、キャスト陣も「毎回、台本を開くのが楽しみだった」(大森)そうだ。

いっぽう鈴木さんは、「富良野、すごかった! 笑いがとまらなかった」と富良野編の面白さをしきりにアピール。これには栁瀬さんも「早く見せたい!」と全面的に同意。これは放送が楽しみである。

大森日雅さん

製作総指揮者の夏目さんは、「断続的にアニメスタジオにコロナ感染者が出たので、制作現場がすごく大変でした。いつもなら完成前に差し入れを持ってスタジオにうかがったりするけど、今回それができなくて、気持ちだけでもと思って、みんなでお金を出し合って食べ物やお菓子をお送りしていました」「アフレコも1~2人ずつの収録で、マネージャーすらも現場に行けないので、寂しいアフレコ現場でした」と、コロナ禍でのアニメ制作現場の苦労を語る。

そんな大変な状況の中、各スタッフができる限りの力を尽くして完成した第1話が、ついに公開された。

席についた鈴木さんと大森さん

完全に(?)一致!

鈴木さん、大森さん、小森さんも初めて完成版を見るということで、邪教徒たちと一緒に鑑賞することに。

その内容は、放送・配信にてその目で確かめていただきたいところだが、ひと言で言うと「いつも通りの笑いとバイオレンス」という、ファンならずとも安心の(?)危険な仕上がり。さらに、すでにアナウンスされているあのキャラがゲスト出演したり、ただでさえ爆笑必至のエピソードなのに、さらにアニメオリジナル要素で盛ってくるという過剰な演出に、邪教徒もキャストも大盛り上がり!

上映終了と同時に、割れんばかりの拍手が会場を包み込んだ。

小森未彩さん

小森さんは「最初からぶっ飛んでて、私、まだ混乱してます(笑)」とコメント。

また大森さんは、原作でも好きなエピソードがいきなり第1話から登場するということで、実に嬉しそう。鈴木さんは「第2話が気になる」と、絶妙な引きで終わった第1話について登壇者たちと語り合った。

なお、今回の上映では放送前の都合上、OP・EDがカットされたバージョンが公開されたのだが、上映後、halcaさんが歌うOP「あれこれドラスティック feat.鈴木愛奈」と、バーチャルシンガー・花譜さんが、音声合成ソフトウェア・可不(KAFU)とコラボしたED「流線形メーデー」の2曲が、特別に一部公開された。

halcaさんとのコラボレーションを果たした鈴木さんは、「halcaさんの偉大さを思い知りました。テンポが速いし、halcaさんの魅力のひとつが高音域なので、そこに追い付かなきゃと前のめりにレコーディングしてたら……(息も絶え絶えになった)。でもそこで休んだら逆に歌えなくなるので、一気に最後まで歌いました」と振り返る。

いっぽう、花譜さんからはビデオメッセージが到着。

「邪神ちゃんたちの、目まぐるしくも軽快に描かれる日常の様子にとてもぴったりな、ポップで弾ける素敵な楽曲となっています。歌の中では聴こえる表情に、特にこだわりました」と聴きどころが紹介された。

そしてイベントの最後に、夏の大企画として展覧会「邪神ちゃんテン」の開催が発表された。原作コミック10周年と、「邪神ちゃんドロップキックX」放送開始を記念して開催されるこのイベントでは、原画やアニメで使用された絵コンテなどの制作資料が多数展示されるとのこと。

開催日時は2022年8月9日(火)~9月11日(日)。会場は丸井錦糸町店。入場無料なので、ぜひとも足を運んでいただきたい。

最後に、「邪神ちゃん」イベント初参戦だった小森さんは、「本当に1話分だったのかなって思うくらいの情報量で、終わった後の情報量も多くて気持ちが追い付かないんですが、これが邪教スタイルなんですね」とコメント。

サービス精神旺盛すぎる「邪神ちゃん」イベントの洗礼を受けた様子で、まさに興奮冷めやらぬ、といったところ。

また大森さんは、「神保町を飛び出して、いろんなところに行って、皆さんとより楽しめる3期になっていると思います!」と第3期ならではの見どころを、鈴木さんは「アフレコに制限がある中で、寂しいなあ、難しいなあと思うところはいろいろあったんですが、3期では1期、2期よりもさらにパワーアップしている邪神ちゃんたちが見れると思いますし、新キャラクターがどこで出てくるのか楽しみにしていただきたいです。(第1話を観て)第3期は、すごくにぎやかになると確信しました!」と、第3期「邪神ちゃんドロップキックX」の面白さに太鼓判!


来期、どのアニメを観たらいいかわからないよ~!という迷えるアニメファンのあなた! だまされたと思って、とりあえず「邪神ちゃんドロップキックX」を観てみてはいかがだろうか? そして、あなたも邪教徒になろう!

【作品情報】
TVアニメ「邪神ちゃんドロップキックX」

<放送情報>
テレビ東京:7月5日 26:05~
北海道文化放送:7月6日 25:40~
テレビ長崎:7月14日 26:05~
BS日テレ:7月6日 24:30~
BSフジ:7月7日 24:30~
AT-X:7月8日 22:00~
※放送・配信日時は編成の都合等により変更となる場合あり。


<キャスト>
邪神ちゃん:鈴木愛奈
花園ゆりね:大森日雅
メデューサ:久保田未夢
ミノス:小見川千明
ぺこら:小坂井祐莉絵
ぽぽろん:佐々木李子
ペルセポネ2世:飯田里穂
橘芽依:原奈津子
遊佐:荒浪和沙
氷ちゃん:寺田御子
ぴの:山田麻莉奈
キョンキョン:山下七海
ランラン:田中美海
エキュート:朝ノ瑠璃
アトレ:長谷川玲奈
ベート:M・A・O
悪魔A:遊佐浩二


<スタッフ>
総監督:佐藤光
監督:山田卓
製作総指揮:夏目公一朗
シリーズ構成:筆安一幸
脚本:筆安一幸/村上桃子
キャラクターデザイン:古賀誠
総作画監督:古賀誠/代見裕美
美術監督:佐藤正浩/中西奈津子
色彩設計:但野ゆきこ
撮影監督:山本聖
特殊効果:チーム・タニグチ
音響監督:今泉雄一
音楽:SUPA LOVE
音響監督:今泉雄一
音響制作:BloomZ

<オープニングテーマ>
「あれこれドラスティック feat. 鈴木愛奈」
作詞:田淵智也
作曲:林直大・田淵智也
編曲:林直大
halca
(SACRA MUSIC)

<エンディングテーマ>
「流線形メーデー」
作詞:祭日ハネダ
作曲・編曲:HiFi-P
歌唱:花譜×可不
(KAMITSUBAKI RECORD)


(C)ユキヲ・COMICメテオ/邪神ちゃんドロップキックX製作委員会

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