【Steam】買い逃しはない? 7月に遊んで欲しいSteam新作ゲームこの3本!
アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。早いもので、5月が終わってもう1ヶ月がたとうとしています。5月のメインイベントと言えばやはりゴールデンウィークだったかと思いますが、連休中は遊びやお出かけで忙しく、Steamの新作ゲームのチェックができなかったというゲーマーの方もいるのではないでしょうか。というわけで今回は、4月末~5月にリリースされた新作ゲームの中から、高評価インディータイトルを厳選してご紹介していきたいと思います。
1.恐怖の夫婦の“激ヤバ”ショップ経営を体験! ダークでブラックなホラークッキングシミュレーター「Ravenous Devils」
皆さま、料理を作るのはお好きでしょうか?
かく言う筆者は恥ずかしながらほとんど料理をしない基本食べる専門の人間でして、料理が得意な人はすごいなと日々、しみじみ思っていたりします。ご紹介する「Ravenous Devils」は、そんな料理をテーマに扱った、ちょっと変わり種の作品です。
なお、本作にはグロテスクな表現や暴力的な表現が多く含まれますので、苦手な方はこの項をスキップしてください。
「Ravenous Devils」は、“ホラークッキングシミュレーター”という、一風変わったジャンル名が付けられた作品です。あまり聞き慣れない単語ですが、Ravenous(ラビナス)とは「貪欲、強欲、飢えた」といった意味のほかに「強奪する、略奪する」といった意味も持つ言葉。タイトルを翻訳するならば、「貪欲な悪魔」「強奪する悪魔」といったところでしょうか。とは言え、悪魔がキャラクターとして登場するわけではありませんが、悪魔も裸足で逃げ出すかもしれないとんでもない2人組の人間が主人公として登場します。というわけで、さっそくストーリーをご紹介していきましょう。
本作の主人公は、パーシバルとヒルドレッドという夫婦。大金持ちになることを夢見て、とある街へと引っ越してきた彼らは、もともと有名な床屋の所有地だったという新居にて、店を新装開店します。その店とは、パーシバルが取り仕切る「服飾店兼仕立て屋」と、ヒルドレッドが切り盛りする「パブレストラン」。2人がそれぞれ別の店を、ひとつの建物の中で開くということで、これだけ聞けば働き者の夫婦の経営物語といったところですが、彼らには大きな秘密があったのです……。
実は、何を隠そうパーシバルとヒルドレッドは、世にも恐ろしい殺人夫婦なのです!
パーシバルの手口は、採寸にやってきたお客さんを殺害して着ている服を剥ぎ取り、継ぎを当てて自分の店で販売するというもの。そしてヒルドレッドの手口はというと、パーシバルが殺害したお客さんの亡骸をお肉に加工して(!)、それを使ったミートパイやソーセージを焼いて(!!)、パブで販売するというもの。こうして、人の皮をかぶった悪魔とも呼ぶべき夫婦の、とんでもない店舗経営が幕を開けたのでした……。
映画で有名な「スウィーニー・トッド」をほうふつとさせる設定の本作。こういった恐るべき殺人鬼キャラクターが登場するホラーゲームでは、プレイヤーは殺人鬼の罠にかかった一般人を操作して脱出や反撃を試みる、という流れがオーソドックスな感じがしますが、本作の主人公はあくまでも殺人鬼夫婦。プレイヤーは彼らに指示を出して円滑な店舗経営を目指すという、いわゆる「ヴィラン」側でのゲームプレイを体験することとなります。これこそ、本作最大の特徴にして、最も衝撃的な要素と言えるでしょう。
本作におけるプレイヤーの目的は、服や食べ物を求めて次々に店へとやってくるお客さんに、どんどん商品を提供して、お金を稼ぐことです。プレイヤーの基本操作は、光るカーソルを動かして、物や場所をクリックし夫婦に指示を出すという、シンプルなポイント&クリックのシステムが採用されています。
お客さんは待たせすぎると帰ってしまうため、素早く効率的な指示出しが求められますが、本作のゲームシステムにおける最大のポイントは、「仕立て屋」と「パブ」の2店舗を同時に経営しなければならないという点です。必然的に、プレイヤーはてんてこ舞いなのですが、まずは順を追って、パーシバルが担当する「服飾店兼仕立て屋」の業務内容からご紹介していきましょう。
パーシバルの店舗と作業スペースは、舞台となる建物の2階にあります。
その作業工程は、
・採寸に来たお客を殺害し、服を剥ぎ取る
・死体を落とし戸に放り投げる
・床に飛び散った血を掃除する
・盗んだ服をミシンに掛けて継ぎを当てる
・継ぎを当てた服を店舗スペースのマネキンに展示する
という、物騒な言葉がわんさか登場する全5工程。「殺害」ならお客さんをクリック、「掃除」ならモップをクリック、「展示」なら服をクリックして手に取ったあとにマネキンをクリックという風に、対応するオブジェクトをクリックすればパーシバルが自動的に移動や作業を行う仕組みになっており、作業内容の壮絶さはともかく、操作はシンプルでお手軽です。
ちなみに、服を販売する店舗スペースと、採寸と見せかけてお客さんに手をかける作業スペースはドアで仕切られており、「血の掃除」を完了するまで新たなお客さんを採寸に招き入れることはできないので要注意。そりゃまあ、入った部屋の床が血まみれだったら、これ絶対ヤバい!と気づいて全力で逃げちゃいますからね……!
いっぽう、ヒルドレッドはというと、家の地下にあるキッチンスペースと、一階のパブスペースの2フロアが作業場所となります。
工程は、
・落とし戸から落ちてきた死体を運び、機械に入れてお肉にする
・トレイに材料を並べる
・トレイをオーブンに持っていって焼く
・焼き上がった料理をパブスペースに運んで陳列する
という、恐ろしすぎる全4工程。「死体→ミンチマシーン」や「お肉→トレイ→小麦粉→トレイ→オーブン」という風に、作業はクリックする順番が重要となります。また、オーブンやミンチマシーンは作業が完了するまでに一定の時間が掛かったり、料理を一階に運ぶのにも少々時間がかかったりと、サクッと終わらない作業が多く存在するのがヒルドレッド側の特徴です。
本作には稼いだお金を消費することで行える設備のアップグレード要素もあります。
陳列できる商品の数を増やしたり、ミシンやオーブンの作業時間を短縮すれば、さらに効率よくお金を稼ぐことが可能。限られたお金を使ってどの作業からアップグレードしていくかをじっくり考えるのは、まさに経営シミュレーション的なおもしろさがあります。
スプラッター映画のようなダークでショッキングな演出と設定がとにかく目を引く本作ですが、実はそんな本作の真の魅力は「作業の忙しさ」と「効率化の試行錯誤」にあると筆者は考えます。
先述のとおり、本作では、2階のパーシバルと地下&1階のヒルドレッドという、2人分の作業をプレイヤーひとりでこなさなければなりません。「まず地下でお肉を焼いて、その間に2階でお客さんをアレして死体を穴から落として、掃除……の前に、服の在庫がないからミシン作業を先に進めて……とかやってる間に料理ができたから一階に運ばなきゃ……って、あ!まだ掃除してない!」といった具合に、開店時間中のプレイヤーは、まさに上を下への大騒ぎ。
この休む暇もないパニック感がエキサイティングで楽しいいっぽうで、「パイが焼き上がるまでの間に2階で掃除しよう」「服ができあがるまで時間がかかるから、ミシンを先に動かしてからお客さんをアレしちゃおう」といった風に、プレイしている間に自然と“効率的に作業を進めるコツ”が身についてくるのもおもしろいところ。やっていることは悪魔もビックリの恐るべき犯罪行為でありながら、遊んでいるうちにだんだん行為に対する驚きは薄らいでいき、「時間が溶ける作業ゲーム」にハマる感覚が強くなっていくという、不思議な体験が味わえる点も筆者的には特筆すべき興味深いポイントでした。
ゲームならではのダークな設定とブラックなストーリー、その特異な設定を生かした個性的すぎるゲームシステム、そして経営・作業シミュレーションゲームとしての安定した作りが融合した「Ravenous Devils」。グロテスクな表現が多々あるため、人を大いに選ぶ作品ではありますが、ハマる人は時間を忘れてどっぷりとハマってしまうこと必至。気になる方はぜひ、チェックしてみてください。
2.六角形のタイルをつなげて美しい村を作ろう! ひとりでじっくり楽しめるリラックスパズルゲーム「Dorfromantik」
毎日の仕事や家事で疲れてしまい、心の底に「きれいな景色を見て癒やされたい!」という願望を持つ人は少なくないのではないでしょうか。とは言え、疲れていると外にお出かけに行く気力もなくなってしまうもの。というわけで、ご紹介する「Dorfromantik」は、そんなきれいな景色をゲームの中で存分に楽しめる作品です。
本作は、タイルを配置して村の風景を作り出していく、ひとりプレイ用のパズルゲームです。最初に目を引くのは、やはりなんといっても、その美しいグラフィック。リアルタッチの美麗さではなく、絵本を思わせるような素朴な味わいのグラフィックは、見ているだけでほっこりしてしまいます。さらに、文字では伝わりませんが、本作は音楽もとても良質。ゆったりとした癒し系のサウンドがプレイヤーの心をリラックスさせてくれます。
本作の遊び方はとてもシンプル。平地や森林、住宅地、そして線路や川など、さまざまな地形が描かれた六角形のタイルをくるくる回して適切に配置し、村を広げていくというのが基本的なルールです。
ただし、すべてのタイルをどこでも自由に置けるわけではなく、川や線路といった特定の地形は、絵柄がつながるような配置でなければ置けないため要注意。アナログボードゲームの名作「カルカソンヌ」に似た感覚と言えば、ボドゲ好きの方ならピンとくるかもしれません。ちなみに、カルカソンヌはドイツ生まれの作品なのですが、何を隠そう本作もドイツ生まれ。本作のビジュアルやプレイ感に、そこはかとなくボードゲーム風の味わいがある理由は、世界有数のボードゲーム大国として知られるドイツで生まれた作品だからなのかもしれません。
タイルは配られた山札の一番上から順番に配置していく必要があり、山札がなくなった時点でゲーム終了。タイルを配置するとスコアが加算され、うまく地形を合わせてつなげれば高得点が狙えます。
山札がなくなるまでタイルを配置してどんどん得点を稼ぎ、ハイスコアを目指すというのが本作におけるプレイヤーの最終目標。ひたすらハイスコアを目指すというプレイ感は、レトロゲームを思わせるストイックさがありますが、とは言え、本作の全体的な雰囲気はとてものんびりしていて牧歌的。山札の残り枚数という制約こそあるものの、プレイをじゃまする敵対者や制限時間といった要素はないため、全体的にとてもまったりと楽しめる作品になっています。
できるだけたくさんのタイルを配置することがハイスコアを狙うための近道ですが、山札の枚数は限られています。ならば、なんとかして山札を増やしたい!というわけで、重要となるのが「クエスト」です。
山札の中から、まれに吹き出しのアイコンが表示されたタイルが出現することがあるのですが、このタイルを配置して、書かれたクエストの内容を達成することで追加のタイルが獲得できるのです。クエストの内容は「○個以上の木を配置する」「○個以上の家を配置する」といったもので、地形のつながりが途切れないように意識することが達成のポイント。山札は上から3枚目までのタイルが見えるので、先を見据えた配置をすることが重要となり、ジグソーパズルとストラテジーゲームが融合したような独特のパズル感が楽しめます。
本作のメインとなるクラシックモードには、「チャレンジ」というシステムがあります。これは、「10個以上の線路をつなぐ」「ハイスコアが2500点に到達する」といった特別な内容のクエストで、プレイ画面の右上に表示されており、これらのクエストを達成することで新たなタイルが解放されます。さらに、プレイ中に出現する透明なスポットに向かってタイルをつなげて、出現する特殊タイルに隣接させることで、新たなチャレンジも解放されていきます。
タイルをうまくつなげていくパズル的なプレイ感にそもそも高い中毒性がある本作ですが、そこに「チャレンジを達成して新しい地形を解放したい!」というやりこみ要素的なモチベーションが加わることで、時を忘れて何度も繰り返しプレイしてしまう、バツグンの中毒性が生まれています。一度ハマると抜け出せなくなることは必至。こんなにほっこりした見た目なのに、なんて危険なゲームなんでしょう……!
自分だけの箱庭を作るつもりでまったりと遊ぶもよし、ハイスコアを目指してガチで遊ぶもよしという、幅の広さも魅力の「Dorfromantik」。短時間で遊べるクイックモード、パズラー向けの高難易度なハードモード、月ごとにルールやシードが変わるマンスリーモード、無限のタイルでひたすら風景作りに没頭できるクリエイティブモードと、多彩なモードが用意されているのもうれしいポイント。パズル好きの方にはもちろん、箱庭ゲームが好きな方やアナログボードゲームが好きな方にもぜひ遊んでいただきたいオススメのタイトルです。
3.あなたが選ぶのは“命”か、それとも“力”か?ゲームブック風マルチエンディングRPG「いのちのつかいかた」
皆さま、ゲームブックを読んだことはありますでしょうか? 本でありながら、物語の途中に現れる選択によって展開や結末が変わるという、まさにゲームのような感覚が味わえるのがゲームブック。筆者は幼い頃に「にゃんたん」シリーズのゲームブックにハマりまくっていた記憶がありますが、これからご紹介する「いのちのつかいかた」は、そんなゲームブックを思わせるような作品です。
「いのちのつかいかた」は、ゲームブック風マルチエンディングRPGです。スタートしてまず目を引くのは、擬人化されたウサギのキャラクター。かわいくもあり、カッコよくもある独特なタッチで描かれたこのウサギは、何を隠そう、本作の主人公です。主人公のみならず本作に登場するキャラクターの多くは擬人化された動物たちとなっており、絵本やアニメ映画のような雰囲気が醸し出されています。
それではまず、本作のストーリーをご紹介していきましょう。
主人公の兎人・ゴーシュは、父の跡を継ぎ、一族の新たな長となる人物。そんな主人公が新たな長に就こうという記念すべきその日に、重大な事件が起きてしまいます。突如、巨大な竜が現れて、村で暮らす主人公の家族や同胞たちをすべて殺してしまったのです。かわいらしい動物がキャラクターでありながら、戦記物や重厚なファンタジーもののようなこの衝撃的な導入……!
一命はとりとめたもののボロボロに傷つき、気を失ってしまう主人公。ふと目が覚めると、そこは壁と鉄格子にふさがれた狭い牢屋。自分と同じく牢屋にとらわれていた兎人の女性・ミーシャの話によれば、旅の途中で兎人族の村に立ち寄ってみたところ、村は壊滅状態となっており、村を漁りに来た盗賊たちに掴まって主人公と一緒にこの牢に放り込まれてしまったとのこと。自分たちをあざ笑う盗賊の声が聞こえる中、主人公の中に、強い感情がわき起こります。こうして村唯一の生き残りとなった主人公の、長く険しい旅が始まるのでした……。
本作は、大きく分けて2つのパートで構成されています。そのひとつが「アドベンチャーパート」。これは、マップを探索し、発生したイベント内で選択肢を選んだり、ダイスロールを思わせる数字のルーレットを行うというもの。ゲームの裏側で確率を決定してオートマチックに処理するのではなく、ダイスロール風のアナログチックな演出を挟んでいる点が、なんともゲームブック的であり、RPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)的。
イベント中に挿入されるナレーションのテキストがまたいい味を出しており、「君は~」「君たちの~」という風にプレイヤーに対して語りかけてくる、いわゆる「2人称体」が採用されています。この、2人称体のテキストは、まさにTRPGをほうふつとさせる要素。“主人公=プレイヤー”として語りかけてくるナレーションによって、没入感の高いプレイが楽しめる仕組みになっています。
本作では、イベント中に選んだ選択肢によって、「命への執着」と「力への執着」という、2種類のパラメータが変動します。たとえば、先に見える敵に対して「正面から叩き潰す」を選ぶと「力への執着」がプラスされ、「奇襲を仕掛ける」を選ぶと「命への執着」がプラスされる、といった具合に、力に物を言わせるようなタイプの選択肢で「力への執着」が上がり、逆に自分の命を大切にするようなタイプの選択肢で「命への執着」が上がるといった傾向になっています。
ずばり、これこそが、本作のタイトルである“いのちのつかいかた”。本作はこの2種類のパラメータによって、エンディングが変化する仕組みになっているため、繰り返し楽しむことができる作りになっているのです。
本作を構成する、大きな2つのパートのうちのもうひとつが「バトル」です。本作のバトルは、「剣技」や「魔法」などのコマンドを選択して行う、ターン制バトルが採用されています。これだけ聞くとかなりオーソドックスなRPGのように思えますが、実は本作のバトルはまったくオーソドックスではなく、むしろかなり特殊な作りです。まず、プレイヤーはコマンドをひとつだけではなく、一気に3つ選びます。最初に「剣技」、次に「道具」で回復して、最後に「魔法」で攻撃する……といった具合に、敵からのダメージを見据えて途中に回復を挟むといった戦い方も可能となっているため、かなり戦略的なバトルが楽しめます。
これだけでも十分特殊ですが、もうひとつ特殊なのが、プレイヤーが、敵の攻撃に対応したボタンを押すことで回避やガードができるというシステム。これは、クイックタイムイベント、いわゆる「QTE」と呼ばれるものとなっており、間違ったボタンを押してしまったり、表示が消えるまでの間にボタンを押せなかったら大ダメージを受けてしまうため、注意が必要。しかも、回避のボタンを押すタイミング次第でダメージ量が変わるため、ただ単に素早く押せばOKというわけでもないのがユニークなポイント。対応するボタンを正確に、かつタイミングよく押さなければならないという、シンプルながらもアクション性の高いこの回避システムによって、緊張感のあるバトルを味わえる作りとなっています。
緊張感があるのはバトルだけではありません。本作は、探索パートでも常に緊張感が漂っています。
たとえば隠れて敵の会話に聞き耳を立てるというシチュエーションでは、ルーレットにて30以上の数字で止めることができれば成功となりますが、29以下の数字を出してしまうと失敗となり、敵に見つかって強制的にバトルが始まってしまいます。
このように、選んだ行動が必ずしも成功するとは限らず、リスクも存在しているというのが本作の探索の魅力。バトルでも探索でも漫然とプレイすることは命取りになってしまうため、ついつい夢中でのめり込んでしまうスリリングなゲームプレイが楽しめます。ゲームオーバーからリトライできる回数に制限がある点も、本作のハラハラ感を増幅させるよいシステムであると筆者は感じました。
ゲームブックやTRPGをほうふつとさせるシステムの数々に、緊張感のあるバトルや重厚なストーリーがからみ合い、ほかに類を見ない個性的な作品となっている「いのちのつかいかた」。本記事を書いている時点では、本作は早期アクセスゲームとなっているため、正式リリース時にはさらなる追加要素やパワーアップが期待できます。RPGやアドベンチャーが好きな方、そしてもちろんゲームブックやTRPGのファンの方はぜひぜひチェックしてみてください。
5月発売のオススメSteamタイトル、気になるものはあった?
というわけで、5月発売のSteamの新作タイトルの中からオススメの3作をご紹介しました。
一風変わったホラーテイストのシミュレーションゲーム、じっくり楽しめるひとり用パズル、ゲームブック風のRPGと、バラエティ豊かな作品がそろいました。いずれもSteamでのユーザー評価は好評となっていますので、おもしろさはお墨付き。ぜひぜひ皆さんも、ビビッときたタイトルがあったら遊んでみてくださいね!
- 「Ravenous Devils」(Bad Vices Games)
- ジャンル:シミュレーション
- 2020年4月30日発売
- 価格:520円(2022年6月13日時点)
- コピーライト:(C) 2022 Bad Vices Games
- #
- 「Dorfromantik」(Toukana Interactive)
- ジャンル:パズル
- 2022年4月28日発売
- 価格:1,420円(2022年6月13日時点)
- コピーライト:(C) 2022 Toukana Interactive
- #
- 「いのちのつかいかた」(だらねこげーむず/Daraneko Games)
- ジャンル:アドベンチャー
- 2022年5月21日発売
- 価格:1,780円(2022年6月13日時点)
- コピーライト:(C) 2022 Daraneko Games
- #
- 筆者:百壁ネロ
- ゲーム買いすぎちゃう系フリーライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」(PHP研究所)、「ごあけん アンレイテッド・エディション」(講談社)など。
- Twitter:https://www.twitter.com/KINGakiko
- Twitch:https://www.twitch.tv/nero100kabe
- about.me:https://about.me/nero100kabe/
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