MODEROID「グランゾート」再販記念! 声優・泰勇気がおもしろマジカルなプラキットレビューに挑戦!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第60回スタート!

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声優・泰勇気の週末プラモ!第60回 MODEROID「グランゾート」

1989年のアニメ放映当時以来、33年の時を経て令和の時代に「魔動王グランゾート」のプラキットが復活! マックスファクトリーのPLAMAXでリリースされている「魔神英雄伝ワタル」シリーズと並んで注目しておりましたが、今回、再版を記念してグランゾートをレビューしてみます! 

同時発売された魔動王のウインザート、アクアビートと絡めつつご紹介しましょう!

パッケージには、「地の神の剣」ことエルディカイザーを掴むグランゾートの姿が描かれています。

背面には召喚されたイメージとギミック紹介。そして三大魔動王が紹介されています。

両側面は同じデザインですね。マジカル語で「魔動王グランゾート」と書いてあります。

蓋面は縦、横の陳列に対応できるように、イラストも縦と横で描かれています。

相変わらずお店想い。

内容物を見ていきましょう。紙類は組み立て説明書とシールが一枚。

ランナーは多くの色で構成されている上に、一部塗装済みのパーツもあり。組立てるだけでも充分にハイクオリティな完成品ができあがります。

説明書通りに組立てるとバトルモードが完成するのですが、ここは劇中のようにフェイスモードから登場していただきましょう。

「マジカル・シュート!」

フェイスモードでも展示ができるように、クリアパーツで構成された台座が組立てられるようになっています。

「ドーマ・キサ・ラムーン、光いでよ! 汝、グランゾート!」

変形開始! 背面に接続されているピンを踵に格納しながら爪先を伸ばします。

両足を下に下ろして脚部の完成。

フェイスモードの額の赤い部分が下がり、顎髭の部分が上がってボディの変形が完了。

肩アーマーを定位置に下ろして肩の変形も完了。

腕の装甲を少し起こしつつ、内側の手首を出します。

右腕も同様です。

頭部を上に引き出し、頭頂部と耳の黄色い飾りを展開して全ての変形が完了!

こうやって改めて変形の説明をしていると、いかにシンプルな変形で大きく姿を変えているのかを改めて感じます。変形の手順は当時のプラキットとほとんど変わりないというのも当然なのかもしれませんが、感動します。

全ての部位のバランスはバッチリ。写真での比較はしませんが、大きさは当時のプラキット(タカラのプラクション)とほぼ同じくらい。なので、まだMODEROIDで発売されていないヘルメタルなどをお持ちの方も、それらと絡めて飾る楽しさを味わえます。

すっきりまとまった後姿には、どことなく頼もしさを感じます。

額の宝石部分、目の辺りは塗装済みパーツ。そのほかの部分は、成型色で完璧に色分けされています。

腕の装甲の縁などもパーツ分割による色分けです。

胸部にはクリアブルーのパーツを使用。肩アーマー、腰の髭パーツなどもパーツ分割による完璧な色分け。

可動範囲を見ていきましょう。

首はボールジョイント接続なのでグリグリ動くグリ!!

肩は胴体とボールジョイントで接続。回転可動で腕を真上に上げることもできるし、水平方向からもかなり上まで腕を上げることができます。

また肩は前後へのスイングも可能です。

肘は90°ほど可動。二の腕と前腕の中ほどに、ロール回転軸があります。腕部に巨大な装甲が装備されているにも関わらず、前腕の回転のおかげでかなりポージングの幅が広がっています。

腰と胴体もボールジョイント接続で、腰を回転させたり、少し胴体を持ち上げることで、若干ですがボディを傾けることもできるようになります。

前後の開脚はご覧のように柔軟。

左右の開脚は、力強いポージングができるくらいには開きます。

股関節はボールジョイント接続なのに加え、太ももでロール回転も可能。

膝は変形の恩恵もあり二重関節で、180°ほど曲がります。

足首はボールジョイント+軸可動でご覧のように可動できます。変形でも使う可動部を利用して、つま先を伸ばすこともできますね。

アクションポーズ!

序盤の序盤では、格闘戦でがんばっていました。

Theシンプルスタンドを使えば、飛び蹴りもなんのその。

脚部の可動範囲も充実しているので片膝立ちもできちゃいます。

手首には武器を握る拳以外にも、平手や魔動力を使う時のハンドパーツが付属。

こちらは魔動力エフェクトパーツ。手首と組み合わせることで劇中の魔動力ウォーズなポーズも再現できます。

「ドーマ・キサ・ラムーン」

「魔動力、エネルギーボルト!」
手首に取り付けてあるので下に向けても落下しません。

「魔動力、フレイム・ボマー!」

などなど、思い思いに遊んでみましょう。

「ジーク・ガイ・フリーズ…」

「出でよ、エルディカイザー!」

肩や腕部の可動をうまく組み合わせれば、両手持ちポーズもある程度再現できます。

工夫次第で、いろいろなアクションポーズが決まるので、ぜひその手でお試しください。

またエルディカイザーには、炎をまとった刃も付属!

「一刀両断! エルディカイザー!!」

ウインザートとアクアビートを持ってきて「魔動王グランゾート音楽集」のジャケットイラストの再現!(当時、自分はカセットテープで持っていました)

プラスひと手間!

今回は「プラスひと手間」でちょっと限定版ぽくできないかなと思い、赤いパーツにメタリックレッドを塗装してみました!

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、つや感が出ているのが伝わりますでしょうか。

胸部の丸い部分の反射などでわかるかもしれませんが、今回はちょっと塗料選びをミスってしまったかも……。

せっかく塗装するなら、全体にパールやメタリック塗装を施したほうが豪華な仕上がりになったかな~! まぁ、そういうときもあります!

素組みと並べると、少しわかります?

あ、これがわかりやすい画像かも! 右側が塗装したものです。ゲート跡が目立たなくなっているのもわかりますね!

フェイスモード。

右側が塗装したもの。この画像からはつや感の違いがでていますね。

スーパーグランゾートをご紹介するときにはもっと効果的な「ひと手間」を考えておきますね! といいますのも、すでに三大魔動王のスーパーバージョンも10月に発売予定なんです! なんなら邪動王の三機の原型まで発表されています。

アニメ放送当時、魔動王を集められても邪動王を集められなかった、なんて人もいらっしゃると思うので、この機会にぜひ無念をはらしてください。(僕はそんな一人)

MODEROIDのグランゾートシリーズは組み立てている最中から完成後まで、最新キットなのになぜかアニメ放映当時を思い出す懐かしさに包まれます。

今回の記事で、キットの発売を知ってくださった「グランゾート」ファンの皆様にはぜひ組立てに挑戦していただきたいです。

ご検討ください!

「次回も、おもしろマジカルしようぜ!!!」

【商品情報】

■MODEROID グランゾート

・発売中

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:4,200円 (税込)

・仕様:PS&ABS 組立て式プラスチックモデル

・ノンスケール

・全高:約135mm

・原型制作:Caloan(GOD BRAVE STUDIO)

・制作協力:瑞穂町デザインチーム

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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