【トランスフォーマー新作トイ】MPG「トレインボットゲツエイ」徹底レビュー後編! 重連合体戦士ライデンにまた一歩近づいた!

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

泰勇気のトイ遊々記 第25回 MPG「トレインボットゲツエイ」後編

今回は、前回から引き続き「トランスフォーマー」MPGシリーズ「トレインボットゲツエイ」のレビューです。

前回はEF65形電気機関車形態を、ベースとなったダイアクロン版と比較して紹介しましたが、今回はお待ちかねのロボット形態のレビューです。

それではお楽しみください!

背中には車輪が見えます。全体的に車両の外装もあちこちに見て取れて、ブルートレインから変形したロボットということがよくわかります。トランスフォーマーのこういうところが好きなんですよ。

顔の造形も、塗装も、非常にいけています。特にゲツエイは、横顔がハンサムだと感じました。

胸部の盛り上がったラインをパネルの可動で再現。シルエットはすっきりしているのですが、各部に施されたディテールの密度は高い情報量を誇ります。

ゲツエイといえばこの肩パネルですよね! ショウキでいうマント状のパーツくらい印象的な部分です。

シンプルなラインとスマートなつま先も、ゲツエイのクールな点のひとつ。ダイアクロン版の時からこのつま先の形状が気に入っていたので、可動も仕込みつつこの形状を再現してくださって、ありがとうございます!

後部から見ると、メカメカしい構造が覗けるのも魅力ですね。

脚部なんて相当いろいろなものが詰め込まれているはずですが、よくここまでコンパクトにまとめられたものです。

ロボットモードでダイアクロン版(右)との比較。といっても大きさが違いすぎてよくわかりません(笑)。ともあれシルエット、第一印象がよく似ているというのはわかります。

各部をアップにしてみました。

頭部は当時の玩具とアニメのいいとこどりな感じ。胸部やフロントアーマーの特徴も、しっかりリスペクトされた造形になっていますね。拡大するまで気づきませんでした。

パネルの向きが異なるものの、イメージはしっかり受け継いでいる腕部。腕自体が真っ黒なのも原作再現といったところ。

車両の顔を意地でも上に向けて置けるようにしたのは、当時の玩具が右の写真のようになるからです。

もちろんアニメでも再現されていたのですが、トイとして折りたたんですっきりさせることもできるのに、なんとしてでも「上に向けるぞ!」という開発サイドの強い意志を感じました。

素晴らしい。

ナイトレーザーはディテールアップされているとはいえ、基本的なシルエットは当時のもの(下)とそう変わらない仕上がり。

これです! ゲツエイのつま先。

ダイアクロン版(右)はトレインロボに合体した時の踵になる部分のつま先。ある程度の面積が欲しかっただけなのかもしれませんが、それが僕にはとてもクールに見えていました。そのつま先の形状を、コンパクトながら極力再現してくれています。

さて、比較もこのへんにして可動範囲を見ていきましょう。

頭部はボールジョイント接続。背中の構造物に顎がぶつかるため、360°の回転はできませんが十分です。

肩は変形機構の恩恵もあり、水平方向からもほぼ真上まで腕を上げることができます。回転可動させると、もちろん腕を真上まで持ち上げられます。

肩のパネルも可動します。

肘を外側に向けて動かすときに避けてくれる形です。

二の腕でロール回転。手首は軸接続で回転が可能。

肘は二重関節。変形の恩恵もあり180°曲がります。

ナイトレーザーは突起を掌に差し込んで4本の指でグリップさせる方式です。

腰も若干のスイングが可能。サイドアーマーなどがぶつかるので、回転可能なのはこのくらい。

フロントスカートは跳ね上がるので、股関節が前方向に90°くらい持ち上がります。後ろには持ち上げられません。

サイドスカートも可動するので、大きく左右開脚可能です。

太ももにロール回転あり。

膝は90°ほど曲げられます。

足首、と言いますか、つま先はこの大きさですが、ご覧の通り可動。このわずかな動きでも地味にポージングで役に立ってくれます。

ナイトレーザーは折りたたんで背中にマウント可能。

それでは可動を生かしたポージングをいくつか!

トランスフォーマーは結構肉弾戦も少なくなかった印象です。力強いポーズが決まります。

こんなアクションの入ったポーズもかっこよく決まる!

銃の撃ち方として正しいかは別として、こうして体を横にした片手撃ちってクールじゃないですか!?

肩のパネルをシールドに見立てて、身を屈めながらの射撃。

両手両足を大きく広げた大胆なポーズもいい!

ああ、背中もこんなにたくましいなんて……。トレインボット最高……。

ゲツエイ「ショウキ、相撲でもやるか?」

ショウキ「おう、相手になろう」

ショウキ「などと遊んでいる場合ではないようだ」

ゲツエイ「しかたない、勝負はおあずけだな。」

なんてやりとりが聞こえてきそうなポーズ。

ポージングも相変わらず楽しいトランスフォーマーMPGシリーズですが、ここからは皆さんのお手元で楽しんでください。

何せもうひとつ、ご紹介しなければならない形態がございますので! 

というわけでもうひとつの形態への変形も、お伝えしたいと思います!

重連戦士ライデンへの合体準備!

車両形態から変形スタート。天井のパネルを開きます。

豪快に車体を折り曲げます。もう、ダイアクロン版なら変形が完了しているところですが、こちらはMPG、まだまだここからです。

車体後部を左右に分割し、ライデンの太ももにあたる部分のみを左右合体させます。

太もも周辺の外装をふくらはぎに折り畳み、左右に分割されていた部分を閉じます。

足裏から踵パーツを展開し、メカを隠すように左右のパネルを展開すれば変形完了!

ライデンの右足の完成です!! 

写真右側はダイアクロン版です。すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、従来だと太ももはカエンから伸びていた部分。今回はゲツエイの側から太ももが伸びている形になります。

それにしてもさすがMPG! シルエットはダイアクロン版とよく似ているのですが、何せディテールの密度がすごい。合体したライデン形態でもぜひ比較してみたいところです。

これで2体目となりましたトレインボット。続きが気になるところですが、今回はここまでとなります。

今後の発売予定・予約解禁日が続々と発表されており、早く全機揃えたい気持ちが加速していきますが、「トランスフォーマー」はほかにも注目のアイテムが控えておりますね! 

スターセイバー、デスザラスはもちろん「レガシー」や「スタジオ」シリーズなど、一体どこまで進化するのか!? そして「ダイアクロン」の「ロボットベース計画」からも目が離せません!!

「ダイアバトルスV2」発売当時、お世話になっていた担当の方に「ロボットベースが出たら間違いなく買います」と発言してしまった手前、約束を違えるわけにはいかず。なによりそんな約束がなくとも期待していたアイテムですから、ライデンが大地に立つのが先か、ロボットベースが先か、どちらも楽しみですね!

それでは最後に、2022年9月23日~24日に開催された「タカララトミーホビーEXPO」にて展示されていた、試作品のライデンのお写真をご覧いただきながらお別れいたしましょう。

それでは次回もお楽しみに!!

【商品情報】

■MPG-02 トレインボットゲツエイ

・メーカー希望小売価格:17,600円(税込)

・発売中

・対象年齢:15才以上

・メーカー:タカラトミー

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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