【プラモレビュー】「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のプラモ「Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン」で、アニメの名場面を再現してみた!

今回の「YU-GOのキャラクターモデリングLABO」は、バンダイスピリッツ「Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン」のレビューです!!

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」もついに第1クールの最終回を迎えました!! 早くも第2クールの展開が気になって仕方ないというファンも多いのではないでしょうか。


スレッタのパートナー的存在であり物語のもう一人の主人公であるミオリネは、初登場シーンから体一つで宇宙に逃げ出そうとしたり、いきなり「株式会社ガンダム」を起ち上げたりと、次は何をしでかすかと終始目が離せないキャラでしたね。勝ち気なお嬢様なんだけど何処か寂しげで、それでいて感情をむき出しにする時はとことんまで出しちゃうくらい自分に正直に生きている女の子。そんな不思議な魅力を持つキャラクターであるミオリネが、スレッタに引き続きプラモデル化されたので、さっそく作ってみました!!

YU-GOのキャラクターモデリングLABO 第6回 「Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン」


ボックスアートはこんな感じです。

スレッタ同様「水星の魔女」の世界観に合わせた、センスのいいパッケージになっています。

箱の中はこのような感じ。パーツ数は少なめで、ストレスなく組めそうな印象です。

ミオリネの髪型はこのように分割されています。

こちらもスレッタ同様、タンポ印刷済みフェイスパーツが一個付いています。

水転写式デカールと専用の顔パーツ2種です。これらを組み合わせることで、ミオリネのさまざまな表情が再現可能となっています。

キットには劇中でミオリネが使っているスコップとジョウロが付いています。こちらも劇中のデザインが忠実に再現されています。

さっそく組んでみました。ミオリネの勝気な雰囲気がよく出ています。アスティカシア高等専門学校の制服の再現度も高いですね。

表情もいい感じです。

頭部もパズル感覚で組み立てられますが、折れやすい個所や尖った個所が多いので、注意が必要です。

普通に組み立てただけでこのクオリティ。

今回も「一日でできるお手軽仕上げ」で進めていきたいと思います。

スコップやジョウロを持つとこのようになります。シーン再現にも使えそうですね。

パーツは一つずつていねいにゲート跡の処理をしていきます。曲線部分はスポンジヤスリ(神ヤス等)が有効です。

顔のパーツ(A32)は赤色で塗った部分を少し削ると、フェイス部分の着脱が容易になります。(編注:加工は自己責任で!)

もはや定番工作になりつつある布部分のエッジ処理ですが、デザインナイフやファンテックの「超硬スクレーパー」、ゴッドハンドの「神ヤス」などで薄くしていきます。

イメージとしては刃を立ててカンナがけしていく感じです。筆者の工作時間は30分程度でした。ぜひ!! お試しください!!

太腿パーツは合わせ目が目立つので、接着してヤスリなどで処理しておきます。

髪の毛もシャープにしておきます。

上着の袖の内側は、基本色よりやや暗めに調色した赤をエアブラシで吹いておきます。多少はみ出ても成型色仕上げなので、スポンジヤスリやメラミンスポンジで落とせばOKです。

ブーツにはネオジム磁石を仕込んでおきました。内側を削ってクリアランスを確保しつつ接着。どのように使うかは後でのお楽しみ☆

頭部は分割線が目立つので、こちらも接着。

パテ埋めはクレオスのHGパウダーとアルテコの強力瞬間接剤CA-07を混ぜて使用。食いつきもよく、削りやすいのでオススメです!!(編集部:この辺りの工作について、「やり方がわからない!」「難しそう!」という方がいましたら、レクチャー記事を企画したいと思いますので、ドシドシご意見くださいませ!)

最後のお楽しみであり、仕上げであるメイクは、実際にお化粧で使うコスメグッズを使用。パステルを紙やすりで粉にして、リペアスティックでメイクしていきます。目尻あたりに紅をさすイメージで色を乗せていきましょう。

「ミオリネ・レンブラン」完成です!! 仕上げとして全体にGSIクレオスの「水性 プレミアムトップコート つや消し スプレー」を吹いています。

どこかはかなげな雰囲気もよく出ています。

劇中に登場するスコップ。「私は会社の付属品? ふざけんな!」

スコップやジョウロも設定や本編をチェックして塗装してみました。こういった小物にも気を配ると見映えがよくなります。(カラーレシピは、「ジョウロ」はクレオス スカイブルー+ホワイト。「スコップ」本体は、クレオス ニュートラルグレー+黒 持ち手 ニュートラルグレー+ホワイト)

第9話「あと一歩、キミに踏み出せたなら」から。熟していない緑のトマトの演出が印象的だったので、粘土(グレイスカルピー)で自作してみました。
「馬鹿ね……今更よ」

百均ショップで購入した写真立てを使って、オープニングのイメージでベースをつくってみました。

本編の青空をプリントアウトして挟みこんであります。下にネオジム磁石が仕込んであるので片足立ちが可能です。


オマケ☆

第11話「地球の魔女」オンエアを観た時から「これは再現したい!!」と思ったので、やってみました。

こちらも百均ショップ素材の写真立てと色画用紙、そしてLEDケーブルライトを使用。


黒の色画用紙に穴を開けて、LEDで裏から光らせる簡易電飾を施してあります。



「ずっとそばにいて!」
「はい、います……」

いかがでしたか?今回のテーマは「一日で完成するお手軽仕上げ」のハズだったのですが、「水星の魔女」の物語の盛り上がりを受けて、次から次へと「キットが手に入ったらやりたい事リスト」が増えたので、盛りだくさんな内容になってしまいました。作品が魅力的だといろいろなエピソードで感動したりするものですが、印象に残ったシーンをキットを素材にしてひと工夫+αで再現することは結構楽しかったりします。「水星の魔女」がきっかけとなり、プラモデルを手にした方も多いと思いますが、この記事がプラモデルを使った自由なイマジネーションの参考になれば幸いです、





BGM: "祝福" YOASOBI
   "君よ 気高くあれ"シユイ

(文・作例/YU-GO)

【製品情報】

■Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン
・メーカー:BANDAI SPIRITS

・発売中
・価格:3,520円(税込)
・対象年齢:15才以上

ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、ミオリネ・レンブランがFigure-rise Standardシリーズにラインアップ!
■豊富な表情はタンポ印刷済みパーツ1種と、水転写式デカール用パーツ2種で再現。ミオリネのクールな表情を演出できるよう、細部まで徹底追求。
■髪型はパーツ構成を考慮し、立体的な形状を再現。後ろ髪は可動し、背中にアクションベースを取り付ける時にもスペースを確保できる。
■制服の色分けはパーツ分割により再現。肩や胸元の装飾は付属シールで表現。
■脚部の関節は自然なシルエットを意識しつつ、可動域を確保。
■靴を脱いだ状態の足パーツも付属し、付け替えることが可能。
■ジョウロとシャベルが付属。
■ハンドパーツは繊細な指先まで表現。ジョウロ、シャベルを持つことができるハンドパーツも含め、左右3種が付属。
■ポージングを支えるディスプレイ用台座も同梱。


<付属品>
■ジョウロ×1
■シャベル×1
■フェイスパーツ×3種
■ハンドパーツ×1式
■足パーツ(左右)×1
■ディスプレイ用台座×1
■シール×1
■水転写式デカール×1

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