【ガンプラ製作にあると便利!】1000円以内で買える、ピンセット比較レビュー!【The工具道!第9回】

こんにちは、カリヤスです! 「The工具道!」第9回となる今回は、初心者にオススメのピンセットをご紹介&レビューしたいと思います!


皆さん、こんにちは! 年末年始は、自宅にこもってプラモ三昧!なんて方も多かったんじゃないでしょうか? かく言う私も、久々に自宅でプラモ製作してましたよ~♪

ところで、皆さんは模型製作する時はどんなピンセットを使っていますか? 100均で買ったヤツ?それとも、そこそこ高級なヤツ? いや、そもそもピンセットなんて使ってない?

今回は、これからピンセットを買おうとしている人や、新しく買い足したい人のために複数のピンセットをご紹介します!

ピンセットにも、いろいろな種類がある。まずは、手軽に買える物からそろえよう!

ピンセット活用法

そもそも、ピンセットってどういう時に使うべきなのでしょうか?と、よく聞かれるのですが、大きく分けて3つあります。

1.細い、小さいパーツをつかむ

艦船模型などのスケールモデルは極小パーツだらけなので、ピンセットは必須ですが、そうでないガンプラやメカ系キットも、意外と細かいパーツや、指だとはめ込みにくいパーツ(関節部分など)があります。無理に押し込んだりすると破損しかねないので、そこでピンセットの出番です!

2.シールやマスキングテープをきれいに貼り付ける

ガンプラなどに付属するシールは、指だとはがしにくいし、奥まった個所に貼り付ける時も苦戦しますよね。さらに、塗装で活躍してくれるマスキングテープも、狭い隙間などに貼り付ける場合はピンセットが必須です!

3.パーツを保持する

逆作用タイプのピンセット(押すと開いて、離すと閉じるタイプ)を使えば、精密作業を続ける時に力を入れ続けなくていいので楽ですし、クリップ代わりに使用すれば、塗装したパーツを乾燥させる時にも活用できます。逆作用タイプは、あると便利な一品!

安物と高級品の差は?

ピンセットなんて全部同じでしょ?と思っていませんか? 激安ピンセットと高級ピンセットの値段の差は、ハッキリと「使い心地」、「先端の精密さ」に現れているんです! ちょっと、写真でその差を見てみましょう。

こちらは、株式会社シモムラアレックが展開する「職人堅気」シリーズの、ピンセット型ヤスリ「ピンサー」。先端部分に600番のヤスリを電着させたピンセット型のヤスリで、精密ピンセットとして使えるのはもちろん、極小パーツのヤスリがけが可能なスグレモノなんです。

先端部分のアップ。作りが精密な上にヤスリが電着しているおかげで、ツルツルして滑りやすいビーズのようなメタルパーツを弾き飛ばさずに接着するのに最適なんです。お値段は……なんと税込5,940円! ピンセットとしては最高クラスではありますが、私カリヤスは艦船模型製作などでエッチングパーツ(極小の金属製パーツ)をよく使うので、思い切って購入しました! 使い心地は最高。でも、あくまで上級者向けです!

いっぽう、こちらは100均で購入した激安ピンセット(後でご紹介します)ご。パッと見、悪くなさそうですが……

先端部分のアップ。かなり分厚いですし、そもそも先端がずれています……。これでは、大きいパーツはつかめても、極小パーツを器用に扱うのは困難でしょう。

このように、工具の値段の差は細部に、如実に現れるもの。安物買いの銭失いにはなりたくないし、かと言って高級品には手を出せない……。そんなあなたのために、初めての1本にオススメな、1,000円以内で買える、ピンセットを2つご紹介したいと思います!

オススメピンセット

■F-101 カチオンメッキAAピンセット 125㎜(キャップ付き)
公式価格:385円(税込)
メーカー:ミネシマ

まずは、さまざまな工具を展開している株式会社ミネシマのステンレス精密ピンセット。サビに強いカチオンメッキ加工をしてあるのがポイントで、黒っぽいカラーもかっこいいですね!

先端部分

ホイルシールをはがし、0.5mmの真鍮線をつかんで、使い心地を検証してみましたが、全く問題なし。安価でシンプルながら、ピンセットとしてのクオリティは申し分ないです!

■Mr.ピンセット 先曲がり(先細鶴首)
公式価格:1,100円(税込)
メーカー:GSIクレオス

そしてこちらは、GSIクレオスが展開するMr.シリーズの鶴首タイプのピンセット。エラストマー樹脂製の滑り止めのグリップが付いているのが特徴で、安心して作業できるのが嬉しいですね!

先端部分

こちらもクオリティは問題なし。滑り止めのおかげで、グリップ感が心地よくて使いやすいです!

■100均のピンセット

そして最後に、先ほど紹介した100均のピンセット。「細かい作業に最適」と書かれていますが、その実力のほどは……?

シールはうまくはがせましたが、真鍮線はなかなかつかみにくいです。また、かなり硬めに作られていて、挟むたびに力を入れる必要があるので、かなり疲れます……。やはり、値段相応の作りだと言えます。

結論:100均のピンセットは使いにくいが、他は問題なし! 予算に合わせて好きなデザインの物を買おう!

さて、いかがでしたでしょうか? ピンセットは1個持っておけばずっと活用できる重要ツール。自分に合った物を使いこなして、楽しく模型製作しちゃいましょう!


<ライター紹介>

Kariyasu☆(カリヤス)

エンタメ、ホビー系ライター。模型、ジオラマ、フィギュアなどが大好物で、プラモデルやミニチュアの作例の他、工具レビューや各種取材を担当。初めて使ったピンセットは救急箱に入ってたヤツ(メーカー不明)。

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