未知のウイルスが蔓延し荒廃したニューヨークを生き残る! 「ディビジョン2」レビュー

今回紹介するゲームは「ディビジョン2」。「Tom Clancy's The Division 2」という正式タイトルからもわかるように、アメリカの巨匠トム・クランシーの小説を元にしたゲームになっています。そのため発売前からの期待値も高く、2016年に行われた「ディビジョン」のオープンベータテストでは640万人が参加し、「ディビジョン」と「ディビジョン2」の売上本数はそれぞれ1000万本を突破しています。

ニューヨークでバイオテロが発生! 荒廃したNYの秩序を取り戻す

今回レビューするのは「ディビジョン2」。アメリカの巨匠トム・クランシーの小説を元にしたゲーム「ディビジョン」シリーズの第2作目になります。

ある年のブラックフライデー、ニューヨーク内でバイオテロが発生。なんと、何者かがドル紙幣に未知のウイルス「ドルインフル」をしみ込ませてばらまいてしまったのです。ドルインフルはすぐにアメリカ国内に蔓延し、パンデミック化。大都市ニューヨークもすぐに隔離されてしまいます。隔離後は水や食糧が尽き、インフラも停止。こうして徐々に人々の秩序も崩壊し、荒廃してしまったニューヨークが本作の舞台となります。

主人公は、ニューヨークの秩序を取り戻すべく立ち上がった団体「JTF」の一員として、さまざまなミッションを遂行しながら、ニューヨークの復興と事件の真相解明を目指します。

チュートリアルを実際にプレイしてみた! 

では実際に遊んでいきましょう。

まずは設定画面が出てきます。ここでは、日本語ボイスか英語ボイスを選んだり、字幕言語を選んだり、明るさの調整をしたりします。ここで行った設定はゲーム内でいつでも変えることができるので、そこまで悩む必要はありません。

設定が終わるとキャラクリエイト画面になります。キャラクターをランダムに選んだ後、眉毛や目の位置を微調整したり、顎や頬の細さを細かく調整したりできます。服装はゲーム内でも拾ったり買ったりすることができます。

キャラクリエイトが終わると操作画面になります。ここはJTFの集落でしょうか。何者かによって住人が襲われたようです。

集落を進んでいくと武装集団を発見しました。アイツらの仕業ですね! ここでは、走ったり障害物に隠れたりなど、基本的な操作のチュートリアルをこなします。敵を倒し、仲間のエージェント・デラクルスを蘇生すると、操作チュートリアルが終わり、ムービーが始まります。

どうやらこの集落では襲撃が相次いでおり、このまま襲撃が続くなら住人ごと移住もやむを得ない状況のよう。そんな時、また新たな襲撃が起こります。さらに上官のスマートウォッチにワシントンDCからの救難信号が。主人公は上官からワシントンDCに応援に向かうよう指示されます。

オープニングムービーが終了すると、ワシントンDCにあるホワイトハウスの基地が映し出されます。さっきの救難信号はここから発信されたのでしょうか。急いで向かいましょう。

道中に出会った敵を倒しながらホワイトハウスへ向かうと、ホワイトハウスの前に武装集団がいました! 障害物をうまく使いながらうしろから奇襲を仕掛けます。

武装集団を倒し終えるとホワイトハウスの基地に入れるようになります。基地では、ショップで装備品を売ったり買ったり、保管箱にアイテムを収納したり、パークやスキルをGETすることができます。ここでチュートリアルは終了! 

スキルとパークを選んで主人公を強化しよう


本作のゲームの流れですが、基本的には、メインミッション、サブミッション、道中での戦闘、アイテム収集などで経験値を稼ぎ、レベルを上げながらスキルとパークを集めて強化していきます。

「スキル」には、自分の代わりに敵を攻撃してくれるドローンやタレット、回復してくれるドローンやグレネードといったものがあり、スキルポイントと引き換えにGETできます。スキルポイントはミッション報酬やレベルアップ報酬、懸賞金・デイリーミッション・ウィークリーミッションの報酬で集めることができます。

「パーク」とは戦闘や探索をより効率よく行うために役立つ能力のこと。所持アイテムの上限数を多くできるパークや、武器にMODを付けることができるパークなどがあり、ゲーム内のポイントであるSHDテックと引き換えにGETできます。なお、SHDテックは24時間ごとにMAP内の定位置の箱にリスポーンします。

ちなみに、通常のストーリーやレベリングを終わらせた後も遊び続けることのできる「エンドコンテンツ」も非常に充実しています。エージェントレベルが30に到達すると、装備スコアという要素が解放され、装備レベルの合計が強さを表すバロメーターとなります。装備スコアの上限は500で、ストーリークリア後に追加される「侵略ミッション」をこなしてワールドクラスを5まで上げると、装備スコアの上限である500まで上げることができます。

メインミッションを遊んでみた!


今回はメインミッションをひとつだけ遊んでみようと思います! 

ホワイトハウスに着くと、コーディネーターのマニーに現在の状況を説明されます。ワシントンDCでJTFが崩壊してから、急速に治安が悪化していること。略奪や襲撃など、複数の勢力に街中を荒らされている中、なんとか抵抗している市民コミュニティもあること。ただし、どこも支援が必要な状態なんだとか。

どうやらホワイトハウスの近くでコミュニティを運営しているオデッサ・ソイヤーという女性が重要な情報を知っているらしく、彼女に会うよう指示されます。

オデッサ・ソイヤーに会うと、どうやら襲撃犯に娘のエレノアちゃんを誘拐されたらしく、エレノアちゃんを救い出すミッションを任されました。今回のミッションにはボスがいるんだとか! すぐに現場へ向かいます。

ミッションの場所に到着すると、自動的にミッションが開始します。先に救助に向かっていたエージェント・ケルソから無線が届きました。まずはビルの入り口を探します。道中では敵が無数に襲いかかってくるので、気を付けながら安全な場所の確認、通称「クリアリング」をしていきます。

ビル内に入ると屋上へ行くよう指示が出ます。どうやらエレノアちゃんは屋上に監禁されている様子。

道中の敵を倒しながら一刻も早く屋上へ向かいます。遠すぎる敵はドローンが倒しに行ってくれるのでめちゃくちゃ心強いです。

壊れたエレベータードアを無理やりこじ開け、やっと屋上に到達することができました。屋上には先に救助に向かっていたエージェント・ケルソがいました。ここからはエージェント・ケルソと一緒にエレノアちゃんの救助を目指します。

屋上庭園へ進むと、一気に敵が押し寄せてきます。エージェント・ケルソと力を合わせて戦います。しばらくすると、奥からボスが現れました。ボスはアーマープレートを着用していてめちゃくちゃ硬かったのですが、なんとか倒すことができました!

屋上の奥にある部屋へ進むと、エレノアちゃんを発見! これでオデッサ・ソイヤーさんも安心ですね。無事ミッションクリアできました。

映画を見ているような感覚になるゲーム


小説を元にしたゲームということもあり、ワールド全体の世界感やストーリー展開が秀逸で、遊べば遊ぶほどディビジョンの世界に引き込まれていきます。

作り込みも細かくて、ワールド内に無数に落ちているエコー(事件やテロ発生時の状況を記録したホログラム)を拾うと、テロの前後の人々の会話や事件を目撃することができ、壮大な映画を見ているような感覚に陥ってしまいます。

ゲーム発売から3年たっていることもあり、Steam版の同時接続人数は2000人前後と、ちょっと少ない印象。低レベル帯だけかもしれないですが、序盤のミッションで救難要請をしてもマッチングせず、マルチプレイで得られるはずのうまみを得られないのが少し寂しいところ。

ただ、クロスプレイにも対応しているので、実際のユーザーはもう少し多いはずです。また、発売から月日がたっていることで大幅に値下げされており、お買い得なのもうれしいポイント。ゲーム自体は面白いし、次回作への期待も込めて遊んでみてはいかがでしょうか。



  • タイトル:ディビジョン2
  • メーカー:ユービーアイソフト
  • ハード: PS4, Xbox One, PC(Steam)
  • ジャンル:オンラインRPG
  • プレイ人数:オンライン専用 1~12人
  • 発売日:2019年3月15日
  • 価格:パッケージ版(PS4のみ)/デジタル版 9,240円(税込)

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