【ライブレポート】東山奈央もセーラー服で参戦! リアルアキバボーイズ史上最大規模の会場で迎えたワンマンライブ「LIVE NEW ERA 9」ツアーファイナル
秋葉原を愛し、アニソンで踊りまくるダンスパフォーマンス集団「リアルアキバボーイズ」が、5年ぶりのツアー「THE REAL AKIBA BOYZ ONEMAN LIVE 2023 RAB TOUR “LIVE NEW ERA 9″」を開催。2023年4月1日の、東京・TOKYO DOME CITY HALL公演にて千秋楽を迎えた。
今でこそアニメソングでストリートダンスを踊るというパフォーマンスは、当たり前の光景となっているが、リアルアキバボーイズ(以下、RAB)が活動をスタートした2006年当時は、アキバカルチャーとストリートカルチャーがクロスオーバーするなんて想像もできなかった。そんな時代から、道なき道を歩み続けたRABが、過去最大規模の会場でツアーを開催した。
ツアーファイナルである東京・TOKYO DOME CITY HALLは、くしくも15年前──2008年に開催された「ニコニコ大会議2008冬」で彼らが辛酸をなめた会場でもある。数々の苦難を乗り越え、新世代のメンバーも加わり、ひと回りもふた回りも大きく成長した彼らが見た光景は果たして……。
公演から1か月──最新ラインアップのRABメンバーによるパフォーマンスに加え、バックバンドに「二人目のジャイアン」、ゲストボーカリストにAiRyAさん、ゲストラッパーにらっぷびとさん、アリレムさん。そして東京公演のスペシャルゲストとして、声優の東山奈央さんという強力な仲間を迎え、大勢の「保護者」(RABファンの愛称)が見守る中、RAB史に間違いなく名を残す名公演となったステージの模様を、改めて振り返ってみたい。
東京公演は、昨年の大ヒット映画「ONE PIECE FILM RED」の主題歌「新時代」でスタート。二人目のジャイアンとAiRyAさんによるパワフルなサウンドをバックに、颯爽と登場したRABはしょっぱなから全力のパフォーマンスを見せる。時にコミカルに、時にクールにステージを盛り上げる9人からは、今回のツアーで得た自信、今日のステージに対する覚悟のようなものがひしひしと伝わってきた。
続いて「VERSUS」などオリジナル楽曲が披露されると、負けじとらっぷびと×アリレムもラップで応酬。ステージ上はさながら、すご腕パフォーマーたちのバトルロイヤルである。このスキルの見せ合い、ぶつけ合いはまさしく2000年代後半のニコニコ動画全盛期における「○○やってみた」系界隈の空気そのもの。圧巻である。
いっぽうで、昨年10月に加入した現役高校生ダンサーの龍さんが、ひとりステージ上でMCを担当したり、ソロパフォーマンスを披露したほか、若手メンバーのゾマやかじゃない!さん、とぅーしさん、ネスさんが中心となって寸劇を披露したり、リレー形式でダンスを披露したりと、新世代の活躍が印象的なセットリストでもあった。
RABが生まれ、育ってきたネットシーンで同時代を戦ってきたパフォーマーたちとの丁丁発止をステージ上で再現すると同時に、RABの新時代を担う若手たちに活躍の場を与える……。まさにRABの過去と未来がここにある、というイメージだ。
次々と繰り出される、ダンス×アニメソングを中心としたステージを眺めながら、そんなことを思ってしまった。
過去と未来を繋ぐ点。それが現在だとすると、それを象徴するのは声優・東山奈央さんとの共演だろう。
現在、YouTubeチャンネルでさまざまな動画を発信しているRABだが、ほぼ1年前に東山奈央さんとのコラボを実現。そこで東山奈央さんのダンスがすごい!と絶賛したり、なおぼうダンスに挑戦したり、ついには東山さんのオリジナル曲「de messiah」で一緒にダンスを披露したりと、さまざまな動画をアップしている。
まさにYouTubeというメディアが生んだ、「今ならでは」のコラボが今回のステージで実現した。
セーラー服姿でステージに登場した東山さんは、RABと一緒に「もってけ!セーラー服」に挑戦! 動画でメンバーが絶賛していたキレキレのダンスが、保護者たちの目を奪う。
さらに、東山さんは衣装をチェンジして再登場すると、RABの動画でもおなじみの「おジャ魔女カーニバル」。さらにダンスコラボ動画も話題になった「de messiah」を披露する。
パフォーマンス中はクールに決めて「さすがRAB!」と思わせてくれたメンバーだが、曲が終わったとたんに東山さんが眼前にいることに大興奮する一同。たちまち「オタク」に戻るあたりが微笑ましい。(なぜか後方彼氏面キャラになってる龍さんが、個人的にはツボだった)
この親しみやすさ、オタクあるあるをストレートに出してくれるのも、RABの魅力なのだ。
そのほか「チキチキバンバン」「紅蓮華」「シュガーソングとビターステップ」「はじめてのチュウ」「Get Wild」など、新旧のアニソンをバックに数々のダンスを見せてくれたRAB。
日本のトップクラスのスキルを持つ彼らならではのダイナミックなダンスはもちろん、オタクである彼らならではの、原作リスペクトに満ちたアクションには目を見張るばかり。「チキチキバンバン」のように、OP映像のダンスをコミカルに再現するだけでなく、「紅蓮華」ではシリアスな作品の世界観を見事にダンスで表現。迫真のパフォーマンスが繰り広げられる。
ここでやはり効いてくるのが、オリジナルメンバーたちのチームワーク、安定のスキル、そしてエンターテインメント性である。DRAGONさんのフィジカルを生かしたパワフルなアクション、いつも笑顔を絶やさず、ここぞという時でバッチリ決めてくれるムラトミさん&マロンさん、安定のパフォーマンス&MCでの仕切りが実に心強いけいたんさん。そして、センターにいるだけで存在感を発揮するスーパースター・涼宮あつきさん。
この5人あってこそのRABだということを、改めて痛感するばかりだ。
そんな5人にとって、TOKYO DOME CITY HALLは苦い思い出のある場所でもあった。
涼宮あつきさんは、ライブ終盤に「ニコニコ大会議2008冬」のステージに立った時、観客から冷ややかなリアクションをされたことを振り返ると同時に、この15年の間に同時期に活動していたネット発パフォーマーたちがほとんど引退してしまったが、RABは「まだ武道館に立つまではやめないという熱い思いを持っている」と語る。そう思わせてくれる「保護者」たちへの感謝を述べつつ、今はもう表舞台に立つことのない同期に向けて、「俺らは諦めなかったよ」と語った。涼宮あつきさんは「(同期たちに対して)意地悪かもしれないけど」と断っていたが、今夜ばかりはそう言う権利が彼らにはある。15年前のイベントとは異なり、暖かな目でステージを見守る保護者達の誰もがそう思ったことだろう。
そして、「誰も欠けることなく武道館に行こう」という思いとともに、「Guns N'roses」「ようこそジャパリパークへ」「NEW ERA」がラストに披露され、ワンマンライブは大団円を迎えた。
15年前の雪辱を果たし、次代のアニソン×ダンスシーンを担う若者たちの背中を押し、そしてRABとしての野望を新たにした「THE REAL AKIBA BOYZ ONEMAN LIVE 2023 RAB TOUR “LIVE NEW ERA 9″」は大盛況のうちに幕を下ろした。
彼らはまだまだ歩みを止めることはない。道なき道を切り開き、唯一無二のエンターテイメントを追求する9人の活動に、今後も注目だ!
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