全世界150万人が目撃! 完結編の冒頭10分を最速上映の「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』0706作戦」レポート! 本編画像も50点掲載!
世界中のアニメファンが完成を待ちわびる映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ第4作の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。その冒頭部分を世界中で同時上映するイベント「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』0706作戦」が、2019年7月6日に開催された。
1995年のTVシリーズ放送で社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。
2007年からは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズとして再始動し、「:序」「:破」「:Q」の3作が公開されて大ヒットを記録。第4作目となる最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は2020年公開となる。
それに先駆けて冒頭のアバン部分にあたる映像「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』AVABT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」が、フランス・パリ開催の日本国政府も認める世界最大規模の日本ポップカルチャーイベント「Japan Expo」会場で初上映。その模様が、日本国内6か所およびアメリカ・ロサンゼルス「Anime Expo」会場、中国・上海「静安区エヴァ広場上映イベント」で同時中継され、全世界150万人、日本国内30万人がイベントに参加した。
アキバ総研編集部は、中継会場のひとつ、東京は日比谷・ステップ広場を襲来! 会場の様子を取材してきた。
これで最後! 緒方恵美のコメントにファンは悲鳴!
イベント開始よりかなり早い時間から会場にはファンが集結。今回のイベントの参加には、先日リリースされたばかりの公式アプリ「EVA-EXTRA」にて、イベント当日に公表されたわけだが、会場発表からわずか10分でファンの姿がちらほら。2時間後には予定されていた整理券の配布が終了したが、来場者数が予定よりも多かったため急遽追加枠を用意。最終的に1300人ものファンに見守られながら「0706作戦」の幕が上がった。
まずは高橋洋子さんのライブからスタート。着物を思わせるオリエンタルな衣装に身を包んだ高橋さんは、アニメ本編のBGMに歌詞を乗せた「TENSIONS」に続き、TV版のOPテーマ「残酷な天使のテーゼ」を熱唱。多くのアニメファンを魅了したスタンダード曲に、盛り上がるフランス会場。観客の歓声や熱気も映像からも伝わってくる。
続いてEDテーマ「FLY ME TO THE MOON」を披露。普段の張りのある歌声とは打って変わって、美しいファルセットを交えつつ歌う高橋さん。シンガーとしての懐の深さを感じさせる。
そして先日リリースされたミニアルバム収録の新曲「赤き月」でフロアと一体になって盛り上がり、合唱したあとは1997年公開の「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」主題歌「魂のルフラン」でフィナーレ。「エヴァ」の世界を彩る楽曲のオンパレードに、自然と手拍子を打つファンの姿も、日比谷会場でも見受けられた。
ライブステージの後は、主人公・碇シンジ役の緒方恵美さんも登場。緒方さん、高橋さんによるトークショーが行われた。
緒方さんは、現在制作中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」について、24年前から携わっているシリーズがいよいよ完結を迎えるにあたって「私たちが死ぬ前に作ってください」と庵野秀明監督に訴え続けていた、と冗談交じりにコメント。
「完結」「最後」というワードが出ると、会場からは歓声とも悲鳴ともとれる声があがる。
そして、「実際に最後となると、少し寂しいです」と、長年付き合ってきた作品に対する気持ちを吐露した。
気になるのが「どのようなラストを迎えるのか」という点だろう。何せ旧シリーズの「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」の最後はゴニョゴニョ……。賛否両論を呼んだわけだが、今回は庵野監督から緒方さんに「シンジならこの作品の結末に、どちらを選びますか」とリサーチされているとのこと。どこまで緒方さんの意思が反映されているかは監督のみぞ知る、といったところだが、きっとまた我々を驚かせてくれることだろう。
さらにサプライズとして、庵野監督のビデオメッセージも紹介された。
「パリは大好きな街なので、できれば『エヴァ』の舞台にしたいとずっと思っていました。 大変な内容になってしまってますけど、パリの街を舞台にエヴァを描くことができて感無量です」と、さらっとこの後公開される映像についてのネタバレをしつつ、自身のパリという街への思い入れを語る監督。
さらに「昔、自分の作品にもエッフェル塔を舞台にしたこともありましたが、あの頃は取材に行けるような余裕が全然なくて、見よう見まねでしか描けなかったんですけど、今回はなるべくきちんとしたエッフェル塔を描こうと思い、それがかなってよかったです」と、庵野監督がかつて製作に携わったTVアニメ「ふしぎの海のナディア」についても触れると、古参のアニメファンもニヤリ。そんな気配りとファンサービスに満ちた監督のメッセージを経て、ついに「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』AVABT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」が上映された!
画像で振り返る! アバン映像特集!
ここからは会場で撮影した映像をご紹介。カウントダウンが始まると、日比谷の街にも数字を読み上げるファンの声が響き渡る。
そして、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「:破」「:Q」を再構成した振り返り映像からスタート。「エヴァ」らしくマシンガンのように押し寄せるセリフの嵐と、細かいカットバックの連続に、じわじわと会場のテンションが上がっていくのがわかる。
そしてついにお待ちかねの「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』AVABT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」!
今回の舞台はフランス・パリ。そこでの、ヴィレとネルフの激しい戦闘が描かれる。
ヴィレの目的は、フランス・ネルフ基地の掌握。そこで、2号機の予備パーツの回収および基地施設の奪還を試みるようだ。
伊吹マヤ以下、ヴィレのスタッフがハッキングに挑むいっぽう、ネルフによる人工的に作られた使徒と真希波マリ・イラストリアスが操縦する「8号機初期検討用モデル」が、鮮やかな空中戦を展開。
そして、ついには陽電子砲を装備した量産型のエヴァっぽい新兵器が大量に登場! 見た目は完全にびっくりどっきりメカっていうか、火の七日間!
庵野監督らしい特撮映画的センスもビシバシ感じられる。
そこから陽電子砲の一斉射! ヤシマ作戦で、あんなに苦労して一発を撃ったのが嘘のよう。しかし、ヴィレも見事に防御! すごい! 科学技術と戦闘能力がインフレ状態だ! このあたりも実に庵野作品的。
とどめに8号機が倒壊したエッフェル塔をぶん投げて、ネルフを撃退! 理屈抜きの怒涛の展開に圧倒されるばかり。
最後に、時間ギリギリでフランス・ネルフのシステムを掌握したヴィレ。パリの街が復旧していくところで映像は終了となった。
ちなみに個人的には、若い男を率いて奮闘したマヤを労う赤城リツコの姿が印象的でした。
まさに嵐のように駆け抜けた10分の映像に、会場からは自然と拍手が巻き起こる。
ここからどのように物語は展開し、「エヴァ」は完結を迎えるのか。期待と不安と、謎の高揚感に包まれながら観客たちは会場を後にした。
【映画情報】
■シン・エヴァンゲリオン劇場版
・2020年公開
・配給:東宝 東映 カラー
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