10年の想いを込めて。「中島 愛 10th Anniversary Live 〜Best of My Love〜」の公式レポートが到着!
2019年7月21日。恵比寿ザ・ガーデンホールにて「中島愛10thAnniversaryLive〜BestofMyLove〜」が開催された。
アニメ「マクロスF」のランカ・リー役を始め、声優としてさまざまな作品に出演する一方で、歌手としても精力的に活動する中島さん。今年で歌手デビューから10周年という節目を迎え、ワンマンライブが開催。その模様を伝えた公式レポートが届いたので、以下に掲載する。
【以下、公式レポート】
デビュー10年を迎え、甲斐みのりとの共著「音楽が教えてくれたこと」や、写真集「With you...」の出版、カバーミニアルバム『ラブリー・タイム・トラベル』のリリースと、さまざまな活動を展開してきた中島 愛。30歳の誕生日である6月5日には、自身初のベストアルバム『30 pieces of love』をリリースした。
今回のライブは、10周年イヤーを締めくくる特別な一夜。チケットはもちろんソールドアウト。約1500名の観客が、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールに集まった。
ブルーの衣装に身を包んだ中島がステージに登場し、ライブは、ポップな「Love! For Your Love!」からスタート。ベストアルバム『30 pieces of love』に収録された新曲で、突き抜けた明るさをもった曲だ。中島は軽快な振り付けとともに、満面の笑顔で歌っていく。
続く2曲目は、2018年8月にリリースされたシングル曲「Bitter Sweet Harmony」。3曲目は同年9月にリリースされた『マクロスF』10周年記念シングルに収録されていた、ランカ・リー=中島愛名義の「ランカとBrand New Pearch」と、ライブの序盤3曲は最新曲を歌いつないでいく流れとなった。
「誇りをもって、三十路のまめぐ! 30代になって初めてのワンマンライブです!!」
最初のMCでのそんなひと言に観客は爆笑。ライブのテーマは「10年間のヒストリーを旅する」。最新曲からスタートしたのは必然で、ここからライブ本編の最後の曲に向かって、時間をさかのぼっていくことになる。時系列に準じたセットリストでありながら、各ブロックごとに色合いが変化していくのが特徴だ。
4曲目は、フジファブリックから楽曲提供を受けたロックナンバー「サタデー・ナイト・クエスチョン」、そこから同じくロックテイストの「ワタシノセカイ」へ。高まった熱を、バラードの「ありがとう」で一旦落ち着かせる。
3年にわたる活動休止期間があった中島。「ありがとう」は、「ワタシノセカイ」の一つ前のシングルだが、リリース時期は3年半も離れている。「ありがとう」をリリースしたときは、これが最後のシングルという思いだったと、悩んでいた時期を振り返った。しかし、MCにはしんみりした雰囲気は全くなく、終始、笑顔を絶やさない。「お水おいしい?」という観客からの定番の問いかけに、「美味しくないお水なんてある?」とツッコミ返して、笑いと取るシーンもあった。
ライブ中盤は、3rdアルバム『Thank you』、2ndアルバム『Be With You』の収録曲から、ベストアルバムにも収録されたナンバーを中心にセレクト。注目は、『Thank you』の1曲目に収録されていた「愛の重力」。高度な演奏力が求められる複雑な曲で、フルバンドで演奏するのは、今回が2度目。このブロックを歌い終えてのMCでも、「どうしてもやりたかった曲」と興奮冷めやらぬ感じで、見事な演奏で応えてくれたバンドメンバーを、当初の予定よりも早めて紹介していた。
続く「神様のいたずら」と「夏鳥」はバラードで、どちらもアニメ『たまゆら』シリーズの曲。「どんなに時が経っても、私の中で色褪せない作品」と『たまゆら』を振り返った。
そして、ライブは1stアルバム『I love you』の収録曲を披露するクライマックスのブロックへ。まずは、10代の頃、観客にやってもらっていた振り付けを復活させての「Raspberry Kiss」。「この曲の振り付けは、今回のライブで絶対にみんなにやってもらいたかったこと」だという。ラストをベースソロで締めくくり、「Sunshine Girl」へ。この曲ではドラムソロが飛び出し、中島は手をひらひらさせて、バンドメンバーにエールを送る。
本編の最後を飾ったのは、中島 愛としてのデビュー曲「天使になりたい」。アンコールを挟んで、ライブTシャツに着替えて再びステージに登場した彼女は、「もう一つのデビュー曲を歌いたいと思います」と、曲名をあえて言わないMC。「察しているわりには、歓声が小さいね」といたずらっぽく笑って、客を煽った。もちろん、披露されたのは、ランカ・リー=中島愛のデビュー曲「星間飛行」だ。
観客にとって大きなプレゼントになったのは、10月からスタートするTVアニメ『星合の空』のオープニングテーマ「水槽」フルサイズの初披露。ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞を担当したイマジネーション豊かな楽曲で、観客は歌声に聴き入った。「水槽」は、同じく10月スタートのTVアニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』のエンディングテーマ「髪飾りの天使」とともに、ニューシングルとして11月にリリースされるという。
アンコールのラストは、定番の「金色〜君を好きになってよかった」。黄色いペンライトの光が会場いっぱいに広がる中、「ずっと一緒だよ!」というセリフを観客全員に向けて、投げかけた。
「10年なんとか歩いてこられました。みんなのおかげです。ありがとう!」
「いつでも私の扉は開いてますので、みんなの人生に中島 愛が必要になったら、いつでも扉を開けて来てください!」
30代という人生の新たな幕が開いた中島 愛。これからも、素晴らしい歌声をファンに向けて届けてくれる。そんな確信とともに終わった、10周年記念ライブだった。
(撮影/BETO(Sketch)、KOBA(Sketch))
おすすめ記事
-
カップヌードルの新CMシリーズ第2弾「HUNGRY DAYS アルプスの少女ハイジ 篇」、9月14…
-
「荒神2」Switch版が2月9日配信決定!1週間限定セール価格! ストーリーPV公開
-
【アニサマ15年目記念企画!歴代アニサマプレイバック!!】第7回「Animelo Summer Liv…
-
マックスファクトリーと他メーカーより「ブルーアーカイブ」スケールフィギュアが続…
-
パソコン工房 秋葉原本店 イイヤマストア他で2024年「超 新春初売り」を開催!
-
【10/28~30開催】エヴァンゲリオンのなりきり玩具誕生!? 謎に満ちた「エヴァンゲリ…
-
カプセルトイ・だんごむし「メタリック仕様」に、驚愕の第2弾が登場!今度のカラーは…
-
日本のラノベ、ネット小説は時代遅れだと中国で言われるのはなぜか 中国オタク事情…
-
ミュージカル『刀剣乱舞』トライアル公演、1部は源義経と今剣の物語、2部はアイドル…
-
Wargaming、ガルパンとアルペジオの192ページ仕様チュートリアルコミックスをTGS2015…
-
【季節を楽しむオススメ作品第5回】熱帯夜もひんやり涼しく。怖さを楽しむ小説原作ホ…
-
実写版パトレイバー、長編劇場版「首都決戦」の前売り特典が決定! かわいらしい「…