【インタビュー】実は「七つの大罪」ファン!? 20歳のシンガーソングライター・足立佳奈が、エンディングテーマを担当!

TVアニメ「七つの大罪 神々の逆鱗」のエンディングテーマ「Good day」を、7thシングルとしてリリースする足立佳奈。2019年に20歳を迎えたシンガーソングライターで、同世代のリスナーから熱い支持を集める存在だ。ファンタジーアニメの主題歌を担当することに、彼女はどのように向き合っていったのか?
彼女の詳しいプロフィールも含め、話を聞いた。

「七つの大罪」は、タイアップのお話をいただく前からファンでした


──まもなくリリースされる「Good day」は、「レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~」オープニングテーマ「チェンジっ!」に続き、足立さんにとって2度目のアニメタイアップですね。

足立 「七つの大罪」シリーズは大好きで、ずっと見ていた作品なので、タイアップのお話をいただけてうれしかったです。

──ということは、タイアップが決まる前から見ていたアニメだったんですね?

足立 はい。もともと私は、ハードな戦いが描かれるようなTVアニメは見られないと思っていたんです。でも、友だちが魅力を教えてくれたおかげで、1年くらい前からいろいろな作品を楽しめるようになって。その中のひとつが「七つの大罪」でした。

──「Good day」は、作詞が足立さんと中村泰輔さん、作曲・編曲が中村泰輔さんです。どんな曲にしようと思いましたか?

足立 まずは、どのキャラクターの視点で歌詞を書こうかなと考えました。最初はやっぱり主人公のメリオダスかなと思ったんですけど、私が心から書けるのは女性目線の歌詞なので、エリザベスちゃんの気持ちに寄り添って書いていこうと思いました。メリオダスへの想いということではラブソングでもあり、エリザベスちゃんが自分自身を奮い立たせるという意味では応援ソングでもある歌詞になったと思います。

──「七つの大罪」の長いストーリーを最初から知ったうえで書いた歌詞ということですよね?

足立 はい、最初から全部アニメを見てきたうえで書いてます。たとえば、「昨日よりも 昨日よりも あと少し強くなって」という部分は、最初は外の世界を知らない王女だったエリザベスちゃんが、メリオダスの戦いの助けになれるように努力を重ねる姿をイメージしました。そのいっぽうで、自分自身の気持ちを書いた部分もあって、たとえば、「未来は 今日の僕達が作り出す」というところは、「今の自分がこれからの自分を作る」という私が日々感じている思いをそのまま書きました。あえて「僕達」という男性の一人称を使ったのは、そのほうがより多くの方に共感していただけるかなと思ったからです。

──アニメのストーリーやキャラに寄り添いつつ、自分自身の歌として書いたということですね。中村さんとは、どのようにして共作していったんですか?

足立 話し合いながら一緒に制作していきました。私が「七つの大罪」を見ている側だったので、「エリザベスちゃんはこういう感じの子なんです」と中村さんに説明させていただいて、「じゃあ、こういう表現もいいよね」とか、お互いが考えた歌詞のいいところを合わせて作っていきました。中村さんはデビュー作の「笑顔の作り方~キムチ~/ココロハレテ」からご一緒させていただいていて、今回で3曲目になるんです。

──中村さんが作った「Good day」のメロディには、どのような印象を持っていますか?

足立 いつも通りやさしくて、日本語がはまりやすいメロディだなと思いました。「Good day」は中村さんが以前に作ってくださった曲で、ずっと私たちの手元にあったんです。「七つの大罪」のタイアップが決まったときに、このメロディが作品に合うと思って選ばせていただきました。

──やさしさと強さの両方が感じられるメロディだと思いました。

足立 そうですね。応援歌でもありラブソングでもあるという「Good day」にぴったりの、勇気をもらえるメロディです。

──ミドルテンポで雄大さもあって、エンディングテーマらしい曲だなと。

足立 アニメのエンディングテーマを歌わせていただくのは今回が初めてで、余韻が残るような曲にしたいと思っていたので、そう言っていただけるとうれしいです。

──ボーカル録りで気をつけたことはなんですか?

足立 エリザベスちゃんの前向きな気持ちと、20歳になった自分の今の心境を重ね合わせて、強い歌声にしたいと思いました。自分もこれから音楽の世界で戦っていくんだという思いがこもったボーカルになりましたし、エリザベスちゃんという具体的なキャラクターを思い浮かべることで、気持ちを作りやすかったです。

おすすめ記事