「ガールズ&パンツァー 最終章」第2話のBlu-ray&DVD発売に先駆けて、2020年1月20日(月)、新宿バルト9にてBD版宇宙最速上映会&キャストトークショーが開催された。
「ガールズ&パンツァー」は、2012年10月よりTVシリーズ全12話放送、2014年7月にはOVAの劇場上映、さらに2015年11月には「劇場版」も公開された大人気アニメーション。女子高生が戦車に乗って試合をする意外性と、ハートフルなドラマが話題と感動を呼び、劇場版は興行収入25億円を突破する大ヒットを記録。舞台となった茨城県・大洗町でも継続的な盛り上がりを見せており、訪れるファンが絶えない。最新OVAシリーズ『最終章』第1話は2017年12月に劇場上映され、興行収入6億円を突破。その続編となる第2話は、2019年6月に劇場公開された。
今回のイベントでは、Blu-ray版の本編が宇宙最速で上映されたほか、トークショーには西住みほ役・渕上舞さん、マリー役・原由実さん、
西絹代役・瀬戸麻沙美さんが登壇。いよいよ1か月後に発売を控えたBlu-ray&DVDへの期待や、第2話を振り返っての感想を語った。
そのイベントのオフィシャルレポートが到着したので、ご紹介しよう!
【以下、オフィシャルレポート(※原文ママ)】
『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話 BD版宇宙最速上映会&キャストトークショーが1月20日(月)に東京・新宿バルト9にて
開催された。2月27日発売となる『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話のBlu-ray&DVDは、2019年6月から上映された
映像本編に作画などの修正を加えた、いわゆる「BD版」。その映像を文字通り宇宙最速で鑑賞できる特別上映が行われ、
上映後のキャストトークショーには西住みほ役の渕上舞さん、マリー役の原由実さん、西絹代役の瀬戸麻沙美さんが登壇。
2020年最初の『ガルパン』の上映イベントということもあり、400人以上入るシアターは満席状態!
上映が終わってテンションが上がったままのファンの拍手に迎えられる形で、西住みほ役の渕上舞さん、マリー役の原由実さん、西絹代役の瀬戸麻沙美さんが登場。
まずは、Blu-ray&DVDの発売が迫った『最終章』第2話について、改めて感想が語られた。
渕上 「私たちは完成した時にチェックなどがあるので白箱をいただいて観ていたりしたんですが、
みなさんもようやくお家でゆっくり観てもらうことができると思うと、嬉しいというか感慨深い気持ちになりましたね」
原 「公開前の試写で観て、その時にチェック用の映像もいただいていたので家でも観て、さらに4Dで観てということもあって、
相当何度も観たなという印象ではあるんですよね。今回もBD版の映像を送っていただいたんですけど、
劇場で観る臨場感とは違う、家で観る良さというのがあって、細かいところなどを何度も止めながら観させてもらいました。
よく見ると背景の描き込みが凄くて。例えば桃ちゃんの家の中とか、すごく細かくてひとつひとつに感動しながら観ることができました」
瀬戸 「私も、出来上がった時に観させていただいたのをはじめ、回数にするとかなり観ているなと思いますね。特にこの第2話は自分が演じさせていただいた西もたくさん出ていたということもあって、思い入れもたくさんあります。映像の方も、あっという間に見終わっちゃうし、何度観ても楽しいなと思いました」
ここで、話題はイベント初登壇となる瀬戸さんの腕に着けられた知波単学園のマークの入った腕章へ。これは昨年10月に上映された『ガールズ&パンツァー 最終章 4D ~第1話+第2話~』の上映記念舞台挨拶に向けて準備されたもので、その際は台風のため残念ながら中止になってしまったため、この日ようやく身に着けることができたのだ。
瀬戸さんは「ついに着けられてうれしいです。今日は、制服、帽子、腕章で揃っていますね。この腕章を着けるということで、腕章の似合う色は何色だろうと考えて、土色っぽい服を選んできました」と衣装についてコメント。
原さんも自分がイベントの際に着用しているBC自由学園の帽子については、「この帽子もかなりの数被らせてもらっているんですけど、最初の時から比べると地味にアップグレードしていまして。最初はちょっとブカブカだったのが、数ヶ月経つと良い感じに改良されていって。今ではすっかり被り心地が良くなりました」と感想を披露。渕上さんは、「学校ごとのアイテムが、イベントを重ねるごとに出てくるのも嬉しいですね」と語った。
続いては、Blu-ray&DVDの商品情報紹介のコーナーへ。まずは、改めて西と福田が描かれたジャケットを紹介。
瀬戸さんは「自分が演じたキャラクターがジャケットに描かれるというのも嬉しいですし、この第2話のジャケットには知波単に革命を起こした福田もいますからね。世代交代を匂わせるようなツーショットもたまらないですね」と語った。
次のコーナーでは、映像特典である新作OVA「タイヤキ・ウォー!」の場面写真を紹介。登壇ゲストの中で唯一出演している原さんが、「「タイヤキ・ウォー!」に出てくる、第1話と同じセリフもちゃんと全部録り直しているんです。なおかつ、第1話と同じような芝居をしているのか、監督さんたちが、スタジオブースの向こうでチェックされていて。とことんこだわっているので注目して欲しいですね」と語った。
さらに気になる内容について、原さんは、「細かいところの描き込みとか、笑いどころが多い作品になっていて、
「これ、どうなっているんだろう?」って巻き戻して観たくなるところがあるので、家でじっくり観て欲しいですね」と細部のこだわりに注目。瀬戸さんは、「本当に凄かったですよね。すごく楽しい10分間でした」と内容の楽しさを絶賛。そして、渕上さんは「いろんな描写が気になり過ぎてセリフが全然入って来ない(笑)。もう目移りしちゃって。それくらい、すごく隠れた魅力がたくさんあるお話でした」と短い時間に多くの要素が詰まっていることなどを語った。
さらに、Blu-ray特装限定版の特典である、およそ6時間にも及ぶイベント映像を収録した特典ディスクも紹介。
瀬戸さんは、「本当にみなさんたくさんのイベントをやられてきて、遊びに行った人もたくさんいらっしゃるんでしょうね」とその数に驚いていた。
印象に残っているイベントについて、原さんは「私も海楽フェスタに参加させていただいて、そこで初めて大洗にお伺いしたんですけど、いらっしゃったみなさんの数にまず驚愕しました。本当に人の海というような感じで、遠くまでたくさんの方がいらしていて。
すごく楽しかったですね。大洗という町自体がいろんなところにパネルがあってガルパンを感じることができるので、
夢の国に来たようなそういう感覚になりました」と最初に訪れた大洗の思い出を語った。
瀬戸さんは、「美味しい食べ物が食べられるイベントなんですかね? 大洗では、あんこうを捌くところを見ることができるとも聞いたので、そこであんこう鍋を食べるのが私の夢です。ぜひ、あんこうが食べられる時期に呼んでほしいです」と大洗の美味しい料理に期待する思いを語ってくれた。
そして、音声特典のキャストコメンタリーについての話では、出演している渕上さんと原さんに、瀬戸さんから
「30分のアニメじゃないから長いじゃないですか。トーク内容に関しては、ちょっと逸れたり、脱線したりしましたか?」との質問が。
これに対して、渕上さんは「脱線した。覚えているのは、コアラとナマケモノの話で盛り上がったことです(笑)」と語り、
原さんは「そんな脱線をしつつ、収録は楽しかったね(笑)」と当日の思い出を振り返った。
そして、第3話では瀬戸さんを含めた知波単学園メンバーでのコメンタリーも可能性もあるという話題になると、今回渕上さんや原さんはお菓子を食べながらの収録だったことから、知波単学園メンバーの場合は劇中同様おにぎりを食べながらの収録になるのでは?と盛り上がった。
そして、トークショーの最後には、3月に大洗で開催される「海楽フェスタ2020」で行われるキャストトークショーの出演者がサプライズ発表。今回は、渕上さんに加えて、大洗女子学園のサメさんチームが集結。お銀役の佐倉綾音さん、ラム役の高森奈津美さん、ムラカミ役の大地葉さん、フリント役の米澤円さん、カトラス役の七瀬亜深さんの出演が発表された。
盛り上がったトークショーもあっという間に終了の時間に。最後は、ゲスト3人から本日の感想とファンへのメッセージが贈られた。
瀬戸「皆さんは本編の上映を観た後ということで、パンツァーづくしで楽しんでいただけたと思います。Blu-ray&DVDでは、やはり「タイヤキ・ウォー!」がすごく面白かったのでオススメです。みなさん、1ヶ月後に観て楽しんでいただけたらなと思います」
原「今日は本当にありがとうございました。去年はたくさんのガルパンのイベントに参加させていただくことができてすごく幸せです。そして、今年もまたこうやって出演させていただいてすごく嬉しいです。映像を観る度に「この作品って凄いな」って思うんですが、そんな作品に関われたことはすごく幸せですし、こうやって多くの方にお会いできるのも幸せです。まだまだこれからも応援してくれたら嬉しいです」
渕上「今年もこうして『ガールズ&パンツァー』のイベントで西住みほとして皆さんにお会いできて本当に嬉しく思っています。そして、早くも3月の海楽フェスタの方の情報も解禁されまして、今後は、きっとあんこう祭もあるでしょう。今年2020年はオリンピックなどもありますが、それに負けないくらいガルパンでも盛り上がっていけたらいいなと思っています。まずはこちらのBlu-ray&DVDを手に取ってもらって、
おうちでゆっくり『最終章』第2話を楽しんでもらえると嬉しいです」
そして、恒例の渕上さんの号令のもと、会場全員が一体となった「パンツァー・フォー!」のかけ声で、キャストトークショーは幕を閉じた。