暦か夏目かリヴァイか…「CV:神谷浩史」に太鼓判が押されたのはどのキャラだ! 「新春特別企画!神谷浩史ハマり役人気投票」結果発表!!
本日、1月28日は、大人気声優神谷浩史さんのお誕生日。
神谷さんといえば、声優アワード最多得票賞の5年連続受賞によって、声優アワード殿堂入りを果たしたことから見てもわかる通り、押しも押されもしない人気声優だ。
その活動領域がもはやアニメやゲーム、外画の吹き替えやナレーションというジャンルにとらわれないことは、2019年1月にNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で約5か月にわたる密着取材が行われたり、同年9月にジャニーズ事務所の国民的アイドル「嵐」(大野智・櫻井翔・相葉雅紀・二宮和也・松本潤)のバラエティ番組「VS嵐」に「チームいい声」の一員として出演したりしていることからもすでに周知の事実であろう。
そんな神谷さんが本日1月28日にお誕生日を迎えられたということで、アキバ総研では1月1日~25日にかけて、「新春特別企画!神谷浩史ハマり役人気投票」を開催。異例の約1か月に及ぶ投票期間を設け、そんな大人気の神谷さんが演じてきたキャラクターたちの中で、一番ハマっていたと思うキャラクターへの投票を募った。
25日間で、33,730票が投じられた、熱き戦いの結果をお届けする。
1位:クラウス・キーマン(「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」)…7027票
2位:リヴァイ(「進撃の巨人」)…5394票
3位:夏目貴志(「夏目友人帳」)…3771票
4位:折原臨也(「デュラララ!!」)…3272票
5位:阿良々木暦(「化物語」ほか、「〈物語〉」シリーズ)…2310票
6位:夜ト(「ノラガミ」)…2046票
7位:相馬博臣(「WORKING!!」)…1175票
8位:赤司征十郎(「黒子のバスケ」)…1124票
9位:斉木楠雄(「斉木楠雄のΨ難」)…968票
10位:糸色望(「さよなら絶望先生」)…671票
数多ある神谷さんが演じてきた人気キャラクターたちの中から、堂々の1位に輝いたのは、なんと「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」のクラウス・キーマン、その人であった。この結果は、投票が開始された1日から20日を過ぎるあたりまで、編集部の誰も予想していなかった結果だった。当初1位を走っていたのは夏目やリヴァイといった安定の人気を誇るキャラクターたちであり、編集部内でもそのあたりのキャラクターが1位を獲るだろうと予想していた。しかし、22日以降、突然の追い上げが起こり、投票締め切りまであと2日と迫った23日に入ると、ついにクラウスの獲得票は5,000票を超え、あっという間に1位へと躍り出た。その事態に、その時2位につけていたリヴァイへの投票もさらに伸び、こちらも5,000票を超えたのではあるが、リヴァイが票を伸ばせばさらにクラウスが差を広げるという熾烈な投票合戦が繰り広げられ、ついに投票締め切り前日頃には6,000を超える票を集め、最終的には7,000票まで票を伸ばして1位を獲得したのであった。
物語のキーマンであるクラウス・キーマンというダジャレのようなネーミングながら、自分の果たさなければならない使命とヤマトの運命のどちらを選ぶのか、その狭間で揺れ、人間味あふれる葛藤で視聴者を魅了し、本作のもうひとりの主人公といっても過言ではないキャラクターとなったクラウスは、シャレなどではなく、その名の通り、物語のキーとなり、ファンの心をつかみ、1位を獲得することとなった。
これはひとえに、神谷さんのファン、そして「宇宙戦艦ヤマト」のファンの人々の熱き思いが集まった結果だろう。ヤマトファンの皆さん、そして神谷さんファンの皆さん、熱き投票ありがとうございました。そして、1位獲得おめでとうございます。
惜しくも2位となったのは、1位のクラウス・キーマンと熱戦を繰り広げた「進撃の巨人」の「兵長」ことリヴァイだ。鋭いまなざしと口の悪さに他人を威圧する雰囲気、そして「人類最強の兵士」と讃えられられる圧倒的な戦力を持つリヴァイだが、みずから大掃除するほどの潔癖症な一面や、言葉にはなかなかしないが随所に垣間見える部下思いの一面など、ギャップの宝庫とでもいうべきキャラクターで大人気。惜しくも1位は逃したが、5,000を超える票を獲得し、堂々の2位となった。
そして3位に入賞したのは、「夏目友人帳」主人公の夏目貴志だ。歯に衣着せぬところのある上記の2キャラクターとは違い、繊細で心やさしいキャラクターで、人ならぬ妖に対しても対等にふるまい、困っている姿を見ると放っておけないところのあるキャラクター。キーマンやリヴァイなどのクールなキャラクターとは対極の、繊細でやわらかく、どこかはかない声が印象的だ。アニメは2008年から2017年の第6期まで、不定期ながらも長期にわたってシリーズが放送されているほか、2018年には劇場版も制作されており、10年以上にわたって演じ続けられているキャラクターだけに、納得の入賞となった。
4位には「デュラララ!!」の折原臨也がランクイン。新宿を拠点に活動する情報屋で、体型は細見で腕っぷしは弱そうに見せかけて、ナイフがお得意だったりパルクールを体得していたりする、頭脳明晰で運動神経も抜群の黒髪のイケメンだ。そしてそんなイケメンが、物語中に起こるさまざまな事件の黒幕であったり、突然自販機を投げつけてきたりする犬猿の仲の平和島静雄とのやりとりを繰り広げるなど、見どころは枚挙にいとまがない。頭がよくて運動もできる、口が悪くて腹も黒いし性格も歪んでいるイケメンキャラクターなど、イケメンであることを抜きにしても、これぞ「THE・神谷浩史」と思わせてくれるキャラクター。3272票もの票を獲得したのは至極当然の結果だった。
続く5位となったのは、新房昭之監督に、「この役は神谷さんしかいない」と起用されたという〈物語〉シリーズの主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)。同クールにて「【懺・】さよなら絶望先生」の放送が決まっていたため、その起用を悩んでいたという新房監督が、最後にこの役を託したのはやはり神谷さんだった。そんなドラマを背景に抱えた選出に誰もが納得し、「続・終物語」に至るまでの約10年、見事に演じきったキャラクターだ。キレのいいツッコミに、独特のセリフのテンポ、そしてセリフ量が多いため、神谷さんの声をずっと聞いていたいファンにとってはまさに垂涎のキャラクターといえるのではないだろうか。
そして同じく新房昭之さんが監督を務めた上述の「さよなら絶望先生」の糸色望(いとしきのぞむ)も10位にランクイン。こちらは神谷さん自身、いち読者として原作を読んでいた時から「もしこれがアニメ化やドラマCDになったら、大変そうだなあ」と思っていたというキャラクターだっただけに、演じるにあたっても相当の苦労があった様子。しかしその苦労の甲斐あって、口は達者だが自他ともに認めるチキンな性格、しかしそのチキンさゆえに繰り出されるセリフの数々が、ファンの、そして新房監督の心もつかんだのだろう。
6位の「ノラガミ」主人公の夜ト(ヤト)は、今回の投票結果において異色のキャラクターではないだろうか。「住所不定無職、ジャージ姿のマイナーで貧乏な神。」という公式サイトの紹介からすると、これまでの5人のキャラクターたちとは重なる面があまりないように見える。しかし自分の社を持ち、多くの信者に崇められることを夢見て、賽銭五円で人々の悩みを解決しているその人柄(神柄?)は、ごく普通に見える日常のワンシーンであるのに、観ている人の心に自然となじんでくる、神谷さんが演じるからこその魅力を持ったキャラクターであり、その魅力が6位へと入った所以だろう。
さらに7位の「WORKING!!」相馬博臣は、物腰のやわらかい笑顔をたたえながら、その笑顔をいっさい崩さないままばっさりと人を斬る、もとい「説得」するのが得意のドSキャラクター。笑顔、うさんくささ、そしてそのおしゃべりさと腹黒さといった神谷さんの真骨頂というべきセリフ回しと、まひるや佐藤に殴られて痛い目に遭うシーンまでも見られるこの相馬博臣というキャラクターは、神谷さんの多種多様な声を一度に堪能できるオイシイキャラクターである。
8位の「黒子のバスケ」の赤司征十郎は、勝利至上主義者の面を硬質なトーンで表現している点などがリヴァイと通じるところのあるキャラクターといえよう。キャラクターそのものは、口の悪いリヴァイに対し、赤司はていねいな口調であったり、言葉にはしないが団員を思う気持ちの強いリヴァイと、逆らうものに容赦はしない赤司といった違いはもちろん見られるのだが、信念を貫く姿勢がにじみ出たその声質は、どこか通じるものがある。団員でもないのについ「兵長!」と呼んでしまうリヴァイ同様に、頭脳明晰、容姿端麗、カリスマ性にあふれた赤司を思わず「赤司様」と「様」づけで呼んでしまう人も多いのではないだろうか。「頭が高いぞ」「すべてに勝つ僕は、すべて正しい」など、有無を言わせないその絶対王者的発言に、ひれ伏した民も多かったことだろう。
そして9位には、あの衝撃の問題作「斉木楠雄のΨ難」から主人公の斉木楠雄(さいきくすお)がランクイン。「髪はピンク色で頭部に不思議な装置をつけ、緑色のレンズのメガネという特徴的な容姿の高校生。」もうそのキャラクター紹介だけで頭がパンクしそうになるというのに、その極めつけが「CV:神谷浩史」なのである。楠雄の感情を差し挟まない均一的なモノローグで淡々と語られ、しかし壊滅的におバカで愉快なクラスメイトたちよって盛大に進行するギャグストーリーが、あの神谷さんの声で読み上げられるとわかったあのキャスト発表の時、心の中に大きなガッツポーズを作ったのは筆者だけではないだろう。ないはずだ。TOP10圏内への入賞は、その結果の順位と言えよう。ありがとう同志たち。
11位以下についても触れておきたいキャラクターばかりだ。「SDガンダムフォース」のキャプテンガンダムや、「GUNDAM EVOLVE../」のヒデンなど、さまざまなガンダム作品に出演してきた神谷さんが、「機動戦士ガンダム00」で演じたソレスタルビーイングのガンダムマイスター、ティエリア・アーデは惜しくも11位、ハートの海賊団船長で“死の外科医”の異名を持ち、その異名に違わず船医「ONE PIECE」のトラファルガー・ローは12位に、さらに社会現象にもなった「おそ松さん」の松野チョロ松が13位に登場と、このランキング、10位以下も「CV:神谷浩史」と聞いて一瞬で浮かんでくるキャラクターばかりである。まだまだ魅力的なキャラクターばかりの「新春特別企画!神谷浩史ハマり役人気投票」、ぜひ10位以下についてもチェックしていただきたい。
最後に改めて、神谷さん、お誕生日おめでとうございます!
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