「パンツ一丁で踊り出すクリスの気持ち、わかります」！アニメ「ブレイベスト・ウォリアーズ」放送開始記念、増田俊樹インタビュー＆ブレイベスト・チャレンジフォト！

西暦3085年の宇宙を舞台に、クリス、ベス、ダニー、ウォローたち4人のブレイベスト・ウォリアーズが、宇宙の平和を守るため悪者たちと戦うSFコメディ番組、アニメ「ブレイベスト・ウォリアーズ」を、アニメ専門チャンネル「カートゥーンネットワーク」が日本初放送！その放送記念番組「増田俊樹のブレイベスト・チャレンジ！」が2019年8月10日（土）午後9時から放送される。

やさしくて、まっすぐで、強い意志を持つリーダーのクリス役を演じる増田俊樹さんに、作品の見どころやカートゥーンのおもしろさ、好きなジャンルだというSF魅力、さらに放送記念番組「増田俊樹のブレイベスト・チャレンジ！」のチャレンジ企画で挑戦した「クレーンゲーム」について語ってもらった。

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—— 作品を最初に観たときの印象を教えてください

増田　絵は子ども向けの印象ですが、内容的には完全に大人向けだと思いました。子どもはキャラクターの表情や動きで楽しみ、大人は仕組みがしっかりしているストーリーやジョークを楽しむ、そんな作品にしたいとも思いましたね。この年齢になるまでにいろいろな作品を観てきたからこそ、SFナンセンスコメディというジャンルでの、いいジョークの挟み方を感じることができる気がしています。

—— 役作りで意識したことはありますか？

増田　クリスはとても純粋で情けないところがありながら、ここぞというときに勇気が湧いてくるというキャラクターです。悩んでいるキャラクターに対してグッと深みに入ってくるような子どもなのに、大人のような一面もあります。クリスというキャラクターを作るというよりは、周りの個性的なキャラクターの存在があるので、普通にいるだけでストーリーが面白く進んでいく。周りに作り上げてもらっているキャラクターかなと思っています。

—— SFコメディというジャンルについてはいかがですか？

増田　SF作品って男の子のロマンが詰まっていると思います。SFはファンタジーで、ある作品では肯定されていることが、ある作品では否定されている。どの作者のどの作品の定説の概念を自分の中に持っているかで解釈が違ってくるのが、おもしろいと思っています。解釈の違いで、いろいろと語り合うのも楽しいですよね。どこか屁理屈で、どこか不条理。答えがないようで答えがあるというのは観ていて楽しいと思います。これまでいろいろな方が、いろいろなルールのもとで作ってきたおもしろいジャンルがSF。近年、本当は未来予想や妄想だったものが現実になってきたりもして、だからこそ裏打ちされるものもあれば、否定され始めたものもある。ロマンの塊だと思っていますし、大好きなジャンルです。

—— オーディション時のエピソードを教えてください

増田　こんなにふざけた作品とまでは思っていませんでした。疲れたときに観て一瞬幸せになる、そんな作品にしたい、ちょっとふざけたものを作りたいと言われたのを覚えています。実際手応えはありました。驚いたのは、クリス役が梅ちゃん（梅原裕一郎さん）になったということ。彼は重低音、ミドルボイスが魅力で、クリスのどこか抜けたような色気のないキャラクターをどう演じるのだろうって。今まで共演した作品では、場を引き締めたり、男性が見てもかっこいい尊敬される役を演じてらっしゃることが多かったので。ダニーはなんというか、頭のネジがない、ひとことでいうとヤバイやつなんです。梅ちゃんはどんなダニーにするのだろうと思っていたら、彼自身のヤバイ部分を存分に出していましたね（笑）

—— 歌うシーンも多い作品ですよね。

増田　僕もひとりのときは、ハッピーだと感じたときとかに結構歌います。普段、（他作品も含めて）楽屋とかで急に歌い出す人、結構いますよ。ミュージカルの演出家の方が「気持ちが言葉で表せないときに、人は歌うんだ」と言っていました。人って言葉の表現では表しきれないときに、メロディに乗せるらしいんです。クリスも歌っています。上手いか下手かというのは……、まあ、クリスですからね。楽しみにしていただきたいポイントでもあります。

—— 気になるキャラクターはいますか？

増田　掘総士郎さん演じるウォローがツボです。今日もアフレコの時にウォローのセリフで笑ってしまいました（笑）。声もすごく合っているので、放送でぜひチェックしてほしいところです。変なやつなのですが、彼がしゃべると緊張の糸が切れる気がして、その瞬間が気持ちよくて好きですね。

—— クリスと共通点はありますか？

増田　あるエピソードで、クリスがひとりになるシーンがあります。周りに召使いロボットのコッパクーリ以外誰もいない環境で、いきなりパンツ一丁になって踊るのですが、それがすごくいいなと。本当はこうありたいという感情はわかるなと思いました。コッパクーリは、この作品に登場するロボットの中で一番好きです。デザインがいいんですよね。

—— カートゥーンはよく観ますか？

増田　子どもの頃によく観ていたのは、夕方のニュースの時間にやっていたパワパフ（「パワーパフガールズ」）ですね。何も考えずに観ていましたが、相当ブラックジョークが入っていたし、大人になった今こそ刺さる気がしています。当時は、動きがおもしろい、かっこいいという目線で観ていました。「ブレイベスト・ウォリアーズ」をきっかけに、カートゥーンにハマる人が出てほしいなと期待しています。意識していなかったけど、結構身近にあるんですよね、カートゥーンって。大好きになってもらうというより、日常に自然にある存在になってほしいと思います。

—— では、「増田俊樹のブレイベスト・チャレンジ！」チャレンジ企画についてうかがいます。クレーンゲームを選んだ理由は？

増田　石が好きなので、本当は水晶を採りに行きたかったんです。でも、都内では難しく、好きなクレーンゲームを選びました。ゲームセンターにはストレス解消によく行きます。行かない週はないですね（笑）。それだけ通えば、景品が増えて仕方がないんです。自宅のスペースには限りがあるので、最近はお菓子など消費できる景品を選ぶようになりました。自分が出演した作品の景品を見かけるとうれしいですね。

—— ほかにチャレンジしてみたいことはありますか？

増田　時間も場所もお金も気にせずやりたいことを選んでいいというなら、一軒家を作りたいです。土地選びからはじめて、デザイナーさんにいろいろとリクエストしながら、理想の家を作りたいです。

—— 視聴者へのメッセージをお願いします！

増田　これまで僕が関わって来た作品とはまた違ったジャンルなので、僕の出演作を観てきてくださった方には新しい発見があるかと思います。最近なんかおもしろくないなと感じていたり、何かおもしろい作品はないかと探している方には、ぜひ観てほしいです。おもしろいと思ったら、まわりの人にもおすすめしてください！　