名作のリメイクから期待の完全新作まで! 2020年期待のタイトル10選!

PlayStation(R) 4向けアクションアドベンチャー「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」が、「The Game Awards 2019」における最優秀賞「Game of the Year」に輝くなど、日本産ゲームの躍進が見られた2019年。2020年には、現行機の後継となる「PlayStation(R) 5」「Xbox Series X」といった新しいゲームハードの発売が予定されている。8K画質への対応、処理機能の向上、ロード時間の大幅な短縮など、その性能は、ゲーミングPCにも劣らない。とはいえ、現行機もまだまだ現役。特にPlayStation 4は、世界で1億台以上を売り上げており、しばらくの間メインゲーム機としての地位は揺るがないだろう。本稿では、そんなPlayStation 4で発売予定のタイトルを含め、今年期待できるソフトを10個ピックアップして紹介する。


PlayStation 4

1.ファイナルファンタジーVII リメイク


(C) 1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO ILLUSTRATION: (C) 1997 YOSHITAKA AMANO


  • 対応機種:PlayStation 4
  • 発売日:発売日:2020/4/10
  • ジャンル:ジャンル:RPG
  • 価格:価格:8,980円(税別)
  • メーカー:スクウェア・エニックス

1997年にPlayStation(R)で発売され、「FF」というブランドを世界的な存在に押し上げた「ファイナルファンタジーVII」のリメイク作品。かねてより複数作であることが発表されており、本作はその第1作になる。シリーズで初めてCGを使ったことで当時話題になったグラフィックは、対応機種がPlayStation 4になったことで実写に近いレベルにまで進化している。また、バトルシステムは、シリーズ伝統の「アクティブコマンドバトル」(バトルがリアルタイムで進行し、特定のゲージが満タンになったキャラクターより順次行動可能になる)から、アクションとコマンド入力が一体化したタイプを採用。また、物語序盤に現れるセフィロス、原作にはいなかったキャラクター、ローチェの存在など、システム、世界観の両面でさまざまな手が加えられている。

また、「FFVII」の発売当時とは違い、今は原作に連なる作品群がすでに存在している。シリーズの整合性という面から考えても、本編の過去を描いている「ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII」、「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-」を踏まえたうえで、新規エピソードの追加があるのか注目したい。

2.バイオハザード RE:3


(C) CAPCOM CO., LTD. 1999, 2020 ALL RIGHTS RESERVED.


  • 対応機種:PlayStation 4/Xbox One/Steam
  • 発売日:2020/4/3
  • ジャンル:サバイバルホラー
  • 価格:8,580円(税込)
  • メーカー:カプコン

1999年に発売された「バイオハザード3 ラストエスケープ」のリメイク。「バイオハザード2」と同様ラクーンシティが舞台だが、主人公はシリーズ第1作にも登場したジル・バレンタインで、事件のはじまりと結末が描かれている。「追われる恐怖」がテーマであり、倒したように見えても何度も再生し、執拗に主人公に迫る「追跡者」の存在は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。本作では、どのようにその恐ろしさが表現されるのだろうか? また、「バイオハザード RE:2」との物語のつながりも気になるところだ。

まだまだ全容がつかめない本作だが、「バイオハザード2」をリメイクした「バイオハザード RE:2」は、2019年の「Game of the Year」にノミネートされた傑作であり、本作にも期待がかかる。

さらに、本作には非対称対戦のサバイバルホラー「バイオハザード レジスタンス」も同梱。実験施設より脱出を図る「サバイバー」陣営と、ゾンビや罠を駆使してサバイバーたちを妨害する「マスターマインド」陣営に分かれて対人戦を楽しむことができる。

3.仁王2


(C) コーエーテクモゲームス All rights reserved.


  • 対応機種:PlayStation 4
  • 発売日:2020/3/12
  • ジャンル:ダーク戦国アクションRPG
  • 価格:通常版:8,580円(税込)、Deluxe Edition:11,800円(税込)※ダウンロード版のみ
  • メーカー:コーエーテクモゲームス

和風のいわゆる「死にゲー」として、全世界295万本以上を売り上げた「仁王」シリーズの最新作。時は、戦国時代。人と妖怪のあいだに生まれた主人公と、「霊石」を売り渡る商人の藤吉郎は、近年勢力を著しく拡大している織田信長に臣従する。桶狭間の戦いを始め主要な戦で手柄を立てていくふたりは次第に織田家中の要となっていくが、その背後には「霊石」のもたらす大きな陰が忍び寄っていた……。刀や斧、槍などさまざまな武器が存在し、それぞれに固有のスキルが備わっているほか、上段、中段、下段といった構えもあり、戦い方の幅は非常に広い。さらに主人公は妖怪の血を引いているため、一時的に「妖怪化」が可能。敵を大きくひるませたり、大ダメージを与えられるような大技をくり出せる。

また、前作で好評だった、性能の異なる装備品を敵が落とす「ハック&スラッシュ」要素も健在。さらに、固定の主人公ではなくなったためキャラクターメイキングが可能となるなど、さまざまな部分がパワーアップしている。

4.The Last of Us Part II


(C)Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by Naughty Dog LLC.


  • 対応機種:PlayStation 4
  • 発売日:2020/5/29
  • ジャンル:未定
  • 価格:スタンダードエディション 7,590円(税込)
  • メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

200以上のゲームアワードで賞を受賞し、リマスターを含めた売り上げが1700万本以上となったサバイバルアクション「The Last of Us」の続編。ジョエルとエリーは、アメリカを横断した際に見つけた安息の地、ジャクソンで平穏な毎日を過ごしていたが、ある事件が起こる。そしてエリーは「復讐」のために、戦いをくり広げる。武器や装備の工作や、スキルのアップグレードなど、前作の核となっていた要素はそのままに、攻撃の動作や表現、敵の行動などがさらに進化している。なお、本シリーズは物語を重視しているため、前作「The Last of Us」を遊ぶと世界観により没入できる。現在PlayStation 3版とPlayStation 4版が発売されているので、未プレイの人は一度遊んでみるといいだろう。

5.サイバーパンク 2077


CD PROJEKT(R), Cyberpunk(R), Cyberpunk 2077(R) are registered trademarks ofCD PROJEKT S.A.(C) CD PROJEKT S.A. All rights reserved.
All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.


  • 対応機種:PlayStation 4/Xbox One/PC
  • 発売日:2020/9/17
  • ジャンル:オープンワールドRPG
  • 価格:7,980円(税別)
  • メーカー:CD PROJEKT RED/スパイク・チュンソフト

2015年の「Game of the Year」受賞作「ウィッチャー3 ワイルドハント」を生み出したCD PROJEKTの最新作。主人公のVは、巨大都市「ナイトシティ」で、不老不死の鍵を握るインプラントを追うことになる。「サイバーパンク」(SFに生物工学や機械学といった現実にある技術を追加したジャンルを指す)というタイトルが示す通り、登場人物たちは体の部位のほとんどが機械化されており、公開されているシネマティックトレイラーでは、主人公のVが腕に仕込んだ刃物で戦うシーンも確認できる。また、主人公の見た目は自由に変更することができ、性別や出自も選択可能。ステータスやスキルツリーなど、育成要素も豊富なようだ。ちなみに、本作には俳優のキアヌ・リーブスさんも出演。2019年の東京ゲームショウでは「サイバーパンク2077」のブースに現れ、話題になった。

6.Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)


(C)Sony Interactive Entertainment LLC.


  • 対応機種:PlayStation 4
  • 発売日:2020年夏
  • ジャンル:オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー
  • 価格:未定
  • メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

    「INFAMOUS~悪名高き男~」などで知られるSucker Punch Productionsの最新作。舞台となるのは、中世の日本。対馬に襲来した元軍の船団により壊滅させられた武士団、その唯一の生き残りである境井 仁(さかい じん)は、故郷を守るため、武士の誇りを捨て「冥人(くろうど)」になることを決意する。敵との戦闘では、刀を用いた剣術や、弓による遠距離攻撃が可能。さらに、背後からの暗殺、高所からの奇襲、乗馬中に勢いをつけて跳びつつ攻撃するなど、多彩な戦術をとることもできる。また、本作の舞台はオープンワールドであり、ススキ林や森林、山々といった日本の自然を見ることができるのもポイントだ。最新のトレイラーでは、冥人となった境井 仁の戦いぶりを確認できるので、ぜひチェックしてみてほしい。

    7.テイルズ オブ アライズ


    (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


    • 対応機種:PlayStation 4/Xbox One/Steam
    • 発売日:2020年
    • ジャンル:RPG
    • 価格:未定
    • メーカー:バンダイナムコエンターテインメント

    人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの最新作。「ダナ」と「レナ」と呼ばれるふたつの星が存在する世界、高度な技術力を有するレナはダナへ侵攻し、これを制圧。300年に渡って隷属を強いていた。ある日、ダナの青年アルフェンと、レナの少女シオンが出会い、ふたつの星の運命を揺るがす物語が始まる。本作のゲームエンジンには、「Unreal Engine4」を採用、リアルな質感とアニメ調を両立させたような独特のグラフィックが表現されている。そのほか、キャラクターの頭身がより現実的に描かれるなど、過去作にはなかった特長が随所に見られる。なお、完全オリジナル新作なので、過去作を遊んでいなくても問題なく楽しめる。

    Nintendo Switch

    8.ノーモア★ヒーローズ3


    (C)Marvelous Inc. / Grasshopper Manufacture Inc.


    • 対応機種:Nintendo Switch
    • 発売日:2020年
    • ジャンル:未定
    • 価格:未定
    • メーカー:マーベラス

    全米殺し屋ランキングの頂点を目指して、主人公トラヴィス・タッチダウンがさまざまな殺し屋と戦いをくり広げる「ノーモア★ヒーローズ」シリーズの最新作。宇宙人「FU」による地球征服を阻止するため、トラヴィスが立ち上がる。現在2本のトレイラーが公開されており、物語の序章やプレイ映像が確認できる。陰影をはっきりさせるトゥーンレンダリング調のグラフィックがより磨きがかかり、ビーム・カタナによる斬撃とプロレス技を用いたトラヴィスおなじみの戦闘スタイルも健在。新トレイラーの最後ではトラヴィスが「今度は銀河スーパーヒーローランキング?」と語っているので、物語の規模は過去最大になるだろう。とはいえ、まだまだ情報が少ないので、続報に期待しよう。


    9.ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション


    (C) 2010-2020 Nintendo / MONOLITHSOFT


    • 対応機種:Nintendo Switch
    • 発売日:2020年
    • ジャンル:RPG
    • 価格:未定
    • メーカー:任天堂

    2010年にWiiで発売されたRPG「ゼノブレイド」のリマスター版。未来を予知することのできる「神剣モナド」を手にした主人公シュルクは、機械生命体「機神兵」によって脅かされている「巨神界」を救うため、「機神界」との戦いに身を投じる。2体の巨大な“神の骸”がそのままフィールドになっており、壮大な物語や豊富なサブクエスト、やり込み要素を含めた圧倒的なボリュームは、当時話題となった。本作の情報はまだ少ないが、グラフィックは大幅に進化している。また、現在Nintendo Switchで「ゼノブレイド2」も発売中。「ゼノブレイド」にも劣らない、広大なフィールド、やり込み要素を堪能できるので、本作の発売前に一度遊んでみるのもオススメだ。

    10.天穂のサクナヒメ


    (C)2020 Edelweiss. Licensed to and published by XSEED Games / Marvelous USA, Inc. and Marvelous, Inc.


    • 対応機種:Nintendo Switch
    • 発売日:2020年
    • ジャンル:アクションRPG
    • 価格:未定
    • メーカー:マーベラス

    「ヒノエ島」と呼ばれる島を舞台に、主人公のサクナヒメが、「獣鬼」たちを相手に戦うアクションと稲作がメインのシミュレーションが楽しめるアクションRPG。アクションは2Dスクロールとなっており、武器は剣や斧などではなく、日本で古来より使われてきた農具。サクナヒメが着ている羽衣を伸ばして前方の物体をつかみ、高速で移動するなど、軽快なアクションも用意されている。いっぽう、稲作を行うシーンは3D。稲作は本作の核であり、収穫した米の質がサクナヒメの強さに反映されるといったシステムも。開発者が稲作キットで実際に米作りを行ったり、郷土資料館を訪れたりとかなり力を入れているという、この稲作にも要注目だ。

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