人気声優・内田雄馬の1stライブツアー追加公演のレポートが到着! 「皆さんに支えられているんだと実感したライブでした」

人気声優・内田雄馬さんの1stライブツアーの追加公演である「OVER THE HORIZON ~&Over~」が、2020年2月24日に神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。

内田雄馬さんの1stライブツアーである「YUMA UCHIDA 1st LIVE TOUR『OVER THE HORIZON』」は、第一公演が2019年10月6日に愛知県・日本特殊陶業市民会館フォレストホールで、第二公演が11月3日に大阪府・岸和田市立浪切ホールで、第三公演が11月17日に東京都・中野サンプラザで開催された。


今回は、「YUMA UCHIDA 1st LIVE TOUR『OVER THE HORIZON』」の追加公演となる「YUMA UCHIDA 1st LIVE TOUR 『OVER THE HORIZON ~&Over~』」のレポートが届いたので、以下にご紹介しよう。なお、本公演はTBSチャンネル1にて、2020年4月25日(土)21時からテレビ初放送される。詳細はTBSチャンネル公式サイトにて確認を。


■ライブレポート(原文ママ)

2月24日(月・祝)、内田雄馬1stライブツアーの追加公演「OVER THE HORIZON ~&Over~」が神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催された。昨年10月から11月にかけて東名阪でおこなわれた初のツアー「OVER THE HORIZON」のファイナル公演にて発表されたこの日のライブは、新曲やピアノ弾き語りの披露があらかじめ告知されており、追加公演といえど内田にとって新たな挑戦となった。4公演で合計約11,000人を動員した1stライブツアーの集大成となる公演をレポートする。

冒頭、ステージ上に写し出されたオープニングムービーでは、内田雄馬の声だけで紡がれた楽曲「Harmony of waves」に彼の独白が重なり、会場の期待感が高められていく。「始まる、新しい世界――」という言葉に続き、紗幕に公演タイトルと内田のシルエットが映し出されると、デビュー曲「NEW WORLD」からライブはスタート。


今回のツアー最大キャパとなるパシフィコ横浜に集まった約4,500人のファンは、熱い歓声とともに内田を迎え入れる。初っ端からどこまでもまっすぐに突き抜ける歌声を存分に披露し、続く「BE MY BABY」では2人のダンサーとともに息の合ったパフォーマンスを魅せる。2ndシングル表題曲の「Before Dawn」では計4人のダンサーが登場し、ツアーを通して更に磨きのかかったステージで会場を盛り上げた。


タイトルコールとともに追加公演の開幕を告げ、「&Over、自分の限界をOverする準備できてますか!」と問いかけて観客のテンションを一気に盛り上げていく。そして4曲目「Stardust」では救いを求めるような苦しい表情をのぞかせ、オーディエンスの心を揺さぶるパフォーマンスを魅せた。


映像パートでは、「OVER THE CAMP」と題し、水平線を望む浜辺での破天荒なキャンプにチャレンジしていく。ドライブ姿や甲冑を纏った「コスプレキャンプ」など普段見られない内田の姿を楽しんだ後は、デニムジャケットに着替えた内田が再登場。「Speechless」、「Rainbow」といったTVアニメ「この音とまれ!」のエンディングテーマを2曲続けて歌唱し、パシフィコ横浜を温かく爽やかな空気で包み込んだ。

続いて4人のダンサーを再び呼び込むと、ここからは怒涛のダンス曲ゾーンへ。本格的なEDMに挑んだ「VIBES」では観客と一緒に踊れる振付が取り入れられており、会場が一体になってテンションを上げていく。


そしてダンサーのソロパートに続けて、黒のロングジャケットに衣装チェンジした内田がソロダンスを披露。「歌って踊るというパフォーマンスはとても高揚感を与えてくれて好きだったので、自分が音楽活動をやらせていただけるにあたって挑戦したかった」と語るように、熱意のこもったパフォーマンスを発揮した。更に、甘い歌声で会場中を魅了したセクシーなR&B「Can you keep a secret?」や、レーザー演出が作り出す世界観の中で悩ましく恋心を歌った「ERROR」と、異なるタイプのダンスナンバーを繰り出していく。
間奏の告白するようなパフォーマンスが注目の「Looook UP!!!」では、毎公演ダンサーとじゃんけんをして恋の勝者を決めている。


これまでのツアー3公演で一度も勝つことのできなかった内田だが、追加公演でなんと遂に告白成功!念願の勝利に大きな喜びを叫び、ファンも歓喜の声を上げていた。その流れで、付き合ったばかりの2人のピュアな恋愛模様を描いた「Kiss Hug」を歌唱。ピンクに染まったステージから投げキッスなどのキュートな振り付けをファンへと届け、会場が幸せな雰囲気で満たされていく。

再びの映像パートで全力のビーチフラッグ対決やチーズフォンデュ、花火などをエンジョイした後、ステージには黒のスパンコールジャケットに身を包んだ内田の姿とグランドピアノが。追加公演発表の際、同時に予告されていたピアノの弾き語りへの挑戦。これまでの空気とうって変わって会場がシンと静まり返る中、「SOS」のイントロが静かに奏でられ、ピアノの繊細な音色と内田の切ない歌声が響き渡る。涙するファンの姿も見られる中、楽曲の終盤での叫ぶようなエモーショナルな歌声に会場中が深く酔いしれ、惜しみない拍手が送られた。しっとりとした雰囲気のまま、続くナンバーは温かく愛にあふれたラブバラード「君に話したいこと」。内田の伸びやかな歌声を堪能できる幸せな時間の後は、白のナポレオンジャケットに早替えし、1stアルバムのリード曲「Horizon」で「一緒に行こう!」とファンを導く。


更にダンサー4人も再登場、青い旗をなびかせ「MAJESTIC」でアーティスト・内田雄馬の在り方を力強く響かせる。「ここから始まるJOURNEY!」と叫び、会場の一体感が最高潮に達した中での「JOURNEY」では、観客も大声でシンガロングし内田の思いに熱く応えていた。


MCでは「SOS」の弾き語りについて、挑戦すると宣言したものの、始めは思うように弾くことができず心が折れかけたこともあったと告白。「内田雄馬はチャレンジをテーマに音楽活動をさせていただいています。僕がチャレンジすると言ったことで、自分もチャレンジしようと思ったという声が届いて、こうやって自分がやると言ったことで誰かの世界が動いたんだなと。自分が挑戦した意味もすごくあったなと思います」。


そして、「時折心が折れかけることもあるけど、そういう時に支えになっているのは皆さんの言葉です」とファンへの感謝を述べ、本編最後に披露されたのは壮大なロックアンセム「FROM HERE」。内田雄馬と集まったファンの歌声が会場中に響き渡った。

ファンの声援に応じ、「皆さんまだまだ盛り上がる準備できてますか!」と再度ステージに現れた内田。タオルを振り回し、爽快なダンスチューン「Shower」で会場の熱気を再び高めていく。最後のタオルを広げたポーズが上手く決まらず何度かやり直しを求める場面もあり、観客から笑いが起こりつつ、ここで内田雄馬からお知らせが。この公演の模様が、TBSチャンネル1にてテレビ放送されることを発表!そして、6枚目となるシングルの制作が決定!詳細は後日発表になるとのことだ。


「まだまだ歩みを止めずに新しい挑戦をしていこうと思っています。これからも一緒に歩いて行ってくれますか!」と投げ掛け、ファンも期待のこもった声援で応えた。
「&Over、まだまだ限界超えてないんじゃないですか?」 そう言って披露されたのは、今回の追加公演タイトルにも冠された、2月19日にリリースされたばかりの最新曲「Over」。自身にとって初挑戦となる本格的なロックナンバーに相応しく、ステージセンターにマイクスタンドが登場。かと思いきや1番のサビ直前でスタンドを蹴り飛ばし、激しく叫ぶような歌声で熱くファンを魅了した。


内田がステージを後にしても未だ興奮冷めやらぬ様子の会場から、再びの熱い声援が飛ぶ。それに応じてもう一度現れた内田は、ツアーを開催できた喜びとファンへの感謝を語った。

「感謝感激!言葉がないくらい嬉しくて、そして、皆さんに支えられているんだと実感した今回のライブツアーでした。本当に、誰かの声が僕らのようなエンターテイメントをやっている人間には力になります。内田雄馬という人はスタッフ、ダンサーチーム、そしてこうして集まってくれる皆さん、それだけの声をもらって活動できている。こんなに幸せなことはありません。ここにいるのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」。


「終わるということは始まりの合図でもあります。ここからまたみんなで集まる最高の空間を作るために、皆さん、どうかこれからも一緒に歩いてください。よろしくお願いいたします!」と次の展開への期待をつなげ、1stライブツアー「OVER THE HORIZON」、そして追加公演「&Over」、全4公演の締めくくりに選んだのは「ボクらのカタチ」。〈必ずここでまた会おう〉と再開を誓い、金色のテープが舞う中、会場全員での大合唱とともに温もりに満ちたライブは幕を閉じた。


「&Over」と題された追加公演は、アーティスト・内田雄馬の“在り方”を示したツアーの集大成であるとともに、それを越えた先にある更なる可能性を確かに感じさせるライブとなった。新たなシングルの制作も発表され、常に挑戦を続ける内田雄馬の今後の活動から目が離せない!


(写真:上飯坂一)

(ライブレポートここまで)

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