雨宮天が酔うと氷室化する!? 「理系が恋をしたので証明してみた」中盤までを振り返る雨宮天×原奈津子×大森日雅インタビュー!

雪村心夜と氷室菖蒲という、理系の男女が恋愛を科学的に証明していくラブコメディ「理系が恋をしたので証明してみた」(愛称:リケコイ)。

真剣に恋愛を「科学」する2人の姿が微笑ましくもコミカルに描かれる本作も、いよいよ終盤戦に突入! ということで、今回は氷室菖蒲役・雨宮天さん、奏言葉役・原奈津子さん、棘田恵那役・大森日雅さんに、これまでの放送を振り返りつつ今後の見どころをうかがってみた!

※キャラクターの表記が一部間違っていたため、修正いたしました。

雨宮天がお酒を飲むと、どうなっちゃう!?

──放送が始まって2か月ほど経ちますが、視聴者の皆さんからの反響はいかがですか?

雨宮 作品自体の面白さと胸がキュンキュンくる感じがいい、という声をよく聞きますね。あと、氷室と雪村のなかなか進展しない関係がむずがゆくて、恥ずかしいので観るのがつらいって(笑)。そこに耐えながら観ています、っていう意見を耳にします。それは私もよくわかります!

──そんな「リケコイ」ですが、インタビュー公開時点でTV放送されている第8話までのエピソードで、特に印象に残っているのはどのシーンでしょうか。

雨宮 第6話「理系が恋に落ちたのでキスしてみた。」の、ムード値の実験をみんなでするシーンかな。池田研のみんなで一緒に実験するのって、あそこくらいで。

 池田先生も一緒にね(笑)。

大森 棘田もノリノリで参加してましたね。

雨宮 意外と実験って、氷室、雪村、奏ちゃんの3人でやることが多いんですよね。奏ちゃんはいつも巻き込まれているけど(笑)、虎輔くんは特に雪村と氷室の実験に参加するっていうことはないので。でもあの回だけ全員参加で、キャラクターの関係性についての発見があるのが楽しかったです。雪村と棘田を2人にするとこんな感じなんだとか、奏ちゃんと氷室って私が想像していたよりもお互いに好きなんだなってわかったり。純粋に実験としてもすごく面白くて、大好きな回ですね。

 私は池田研の飲み会のエピソードが面白かったです(第7話「理系が恋に落ちたので飲み会してみた。」)。みんなの本音というか、抑えていたものが前面に出てきたり、氷室先輩が突然デレデレになって「しゅきー!」って言ったり(笑)。あとは虎輔が小学生になったり。奏ちゃんも「オッサンぽく」ってディレクションを受けたので、けっこう振り切った記憶があります。あと、奏ちゃんの過去が少し見れたりと、秘めていた部分が出てきたりと普段とは違う面が見えた回なので、ほほえましく見れる回でした。

──そこまでエピソードを積み重ねてきたからこそのギャップですよね。ちなみにこの回のアフレコはいかがでしたか?

雨宮 顔がいつもの氷室と違うじゃないですか。だからそれにあわせて自分の中では氷室のギリギリを演じたつもりなんですが、「もっとやってください」ってディレクションを受けたんです(笑)。「でもそれじゃ氷室じゃなくなりますけどいいですか?」ってうかがったら、「それでいいです。別人で大丈夫です」って言われたので、「じゃあ普段の酔っぱらった私でやればいいんだ!」って。

──えっ!雨宮さんが酔っぱらうとああなっちゃうんですか?

雨宮 あははは(笑)。「好きー!」とかは言ったりしないんですが、楽しくなって、ずっとニコニコしちゃうんです。「それでいいんだ」と思って、思い切りやらせていただきました。

 私は、あそこまではおじさんにはならないですよ(笑)。ただ「もっとおじさんでいいよ」「奏じゃなくなってもいいよ」「ブラックな奏のおじさん路線」という攻めたディレクションだったので、奏の秘めているものは闇が深いなと思いました(笑)。

雨宮 本当に奏ちゃん、闇が深いですよね(笑)。

大森 棘田はマイペースにやらせていただきました。こちらのお2人や虎輔が乱れているのを見て、「あ~あ」って思いながらアフレコしてました(笑)。大森的にはすごく面白かったです。

一同 (笑)

大森 氷室の演技を見て、あれが天さんの素だったらどうしようと思ってたんですが、まさか本当に酔っぱらうとああなるとは思いませんでした(笑)。今日はその話を聞けてよかったです。あとは虎輔を棒読みでなだめてる棘田もかわいかったです。

──ちなみに大森さんが酔っぱらうとどうなっちゃうんですか?

大森 私はあまり変わらないかもしれない。飲んで帰ったら、そのまますっと寝ちゃう感じです。だからもっとお酒を楽しみたいです。

雨宮 もっと飲めばもっと楽しめるよ、きっと!

 リケコイ飲み会とかやると楽しそうだよね!

実は超大変だった……雪村×氷室の歌ってみた動画裏話!

──先日「【歌ってみた】チューリングラブ -雪村×氷室ver.-」が公開されましたが、歌ってみた雨宮さんはいかがでしたか?

雨宮 すっごく大変でした。もともと氷室と雪村が歌う曲ではなく、本家の方がいらっしゃる曲じゃないですか。氷室も雪村も、すごくキーの低いキャラなので、この曲をどう歌おう……というところから始まりました。

例えば氷室のキーが低いからって原曲キーを下げたら、それが内田雄馬さんの雪村にも適用されちゃうじゃないですか。だからと言ってキーを上げたらそれはキャラとは違ってしまうということで、原キーでいこうってことになったんです。でも、それだと女性ボーカルのキーがすごく高くなって、今度は氷室じゃなくなるとうことで、私はオクターブを下げて歌おうという結論に至ったんですけど、そこにたどり着くまでがすごく大変で……。

だから本来は歌うところをセリフにしちゃったり、どうやったら氷室感を出せるのかなと試行錯誤したり。あとはデュエットなので、どうすれば雄馬さんにご迷惑をかけずにできるかというところですっごく悩みました。

──そんな苦労があったとは……。いっぽう、その横で盛り上がっていたお2人はいかがでしょうか?

大森 レコーディングスタジオについたときは、もう天さんと雄馬さんの収録が始まっていたので、それを聴きながらめちゃめちゃはっちゃけてました。

雨宮 みんなが面白すぎて、本当にキャラが横で盛り上がってるみたいな感じでした。

大森 最初は(大森さん、原さん、虎輔役の福島潤さんの)3人で1本のマイクの前に立って録っていたんです。「一緒に録ってみましょう」ってやってみたら、虎輔がうるさすぎて(笑)。それで別々に録ることになりました。

雨宮 (福島さんは)ずっと何か叫んでましたよね。「証明しよう」の言い方も、「証!明!しよう!」って叫んだり、いきなり一番高いキーで歌い始めたり、いちいち違うパターンで収録されて、本当に面白かったです。

──飲み会のあとにカラオケに行った池田研、みたいなイメージで聴いていました。

雨宮 本当に酔っぱらってたんじゃないかな、ってくらい楽しすぎました。

 私は採用されないだろうな、と思っていたバージョンがすべて採用されていてびっくりしました。かわいい奏ちゃんとブラックな奏ちゃんの2バージョンを録ったんですけど、けっこうブラック奏が使われてました(笑)。棘田先輩もあくびの声が使われてたり、虎輔の「藍香~!」も使われたりしてすごく楽しい仕上がりになりましたね。

──そして、3月は第9話から最終話までが放送されますが、終盤の見どころを教えてください。

雨宮 ここまでさまざまな実験をやって、いろんなイベントを経験してきた雪村と氷室ですが、2人の関係はここからが本番です。絶対に見逃せない展開になっていますし、ここでしか見れない氷室と雪村の表情もあるので、最後までお楽しみ下さい

 後半に私の推しのエピソードが詰まっているので、どんどん楽しくなっていきます!奏ちゃんとしては、今までの研究を発表する集大成の回があるんですが、そのエピソードが今までの話を振り返ったり、最終回につながる重要なキーになります。末広がりに面白くなっていくので、しっかり観ていただけたら嬉しいです。

大森 9話では、沖縄旅行に行くことでいろんな事件が起こりますし、漫画家の山本亜梨華先生も出てくるんですが、それによって棘田にもいろいろな出来事が起こるのでそこが注目ポイントです。虎輔との関係もほほえましくて、おさななじみっていいなって思えます。こちらのキュンキュンも忘れないで観ていただけたらと思います。

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