「花澤香菜お誕生日記念! ハマりキャラ人気投票」結果発表! 人気声優のハマり役第1位は、真にサイコパスなあの女の子!?

2月25日は、人気女性声優・花澤香菜さんのお誕生日。これを記念して、2020年2月25日~年3月3日の期間開催された「花澤香菜ハマりキャラ人気投票企画」の投票が締め切られた。その結果を発表しよう。


花澤香菜さんといえば、今や押しも押されぬ、人気女性声優の筆頭とも言うべき存在であるが、それだけに、これまで演じてきたキャラクターは、主役級だけをあげてもかなりの数。本企画も、投票候補数にして146というかなり多くのキャラクターがノミネートされていたわけだが、はたして、そんな激戦の中でトップにあげられたのはどんなキャラクターなのだろうか。

まずは、ベスト10キャラの発表といこう。


1位:松坂さとうハッピーシュガーライフ) 214票
2位:七草真由美魔法科高校の劣等生) 201票
3位:小野寺小咲ニセコイ) 51票
4位:中野一花五等分の花嫁) 46票
5位:千石撫子<物語>シリーズ) 28票
6位:常守朱PSYCHO-PASS サイコパス) 23票
7位:小淵沢報瀬宇宙よりも遠い場所) 19票
8位:カミナギ・リョーコゼーガペイン) 18票
9位:川本ひなた3月のライオン) 17票
9位:乃木園子結城友奈は勇者である) 17票


堂々の1位に輝いたのは、「ハッピーシュガーライフ」の主人公・松坂さとうとなった。同作は、かわいらしい絵柄と雰囲気の裏に、驚愕の事実が隠されているというサスペンスミステリーであり、TV放送中も大いに話題を呼んだ。その主人公である松坂さとうは、表向きは非常にかわいいのに、実際は・・・という、アニメ史上数本の指に入りそうな、真のサイコパス。この半分狂気混じりのギャップのあるキャラクターを見事に演じた花澤香菜さんの演技はたいしたものだった。怖いけどかわいい! いや、かわいいけど怖い! そんな「さとちゃん」こそが、今回の投票企画でユーザーが選んだ花澤さんのトップハマりキャラとなったのは、そのインパクトの強さゆえであろうか。


1位の松坂さとうとわずか13票差で2位につけたのは、「魔法科高校の劣等生」に登場する七草(さえぐさ)真由美だった。七草真由美は、本作の舞台となる国立魔法大学付属第一高校の生徒会長。きわめて優秀かつ名家のお嬢様という存在で、主人公である司波達也のことを気にかけている風でもあるという、典型的なあこがれのお姉さんキャラ! 「魔法科高校の劣等生」といえば、「さすがですわ、お兄様」の名ゼリフでおなじみ、妹の深雪(CV:早見沙織)が有名だが、その深雪といい意味でライバル関係なのが、この真由美。花澤さんと早見さんという、当代きっての人気女性声優のかけ合いもまた印象的だった。


この2キャラが100票を超える票を集めたのに対して、3位以降は意外な低得票での争いとなったが、それもやはり花澤さんの演じたキャラが多すぎたせいか。そんな激しい3位争いを勝ち抜いたのは、「ニセコイ」の小野寺小咲だった。本作においては、桐崎千棘(ちとげ)(CV:東山奈央)とともに、主人公・一条 楽を取り合う恋敵という役柄の小咲。溌剌とした千棘に対して、対照的におしとやかな女の子らしい小咲という2人の恋路が、本作の大きな魅力であったわけだが、この「少し控えめな女子」という感じ(たまに、声がオロオロしちゃうような)こそが、花澤香菜さんの真骨頂であると思っているファンもきっと多いはず! そんな女子っぽい女子の代表格が、この小野寺小咲と言ってもよいだろう。


そんな小野寺小咲と最後まで3位を争ったのが、「五等分の花嫁」の中野一花だった。中野家5つ子の長女である一花は、5つ子の中ではもっともお姉さんタイプのしっかり者。でも実はいろいろと抱えている問題もあったりして、2019年に放送されたアニメ第1期でも、後半はこの一花と主人公・上杉風太郎との関係が急展開するなど、何かとヤキモキさせられたのが記憶に新しい。その微妙な恋心をうまく演じた花澤さんの演技も印象的だった。今秋からは新シーズンも始まるし、今から楽しみである。


さらに5位につけたのは、「<物語>シリーズ」のヒロインのひとりである千石撫子(なでこ)。ある意味では、3位の小野寺小咲タイプのかわいらしい女子であるが、徐々にヤンデレ化していくあたり、1位の松坂さとうらしさも漂う。


そういう意味では、6位の「PSYCHO-PASS サイコパス」の主人公・常守朱(つねもりあかね)や、7位の「宇宙よりも遠い場所」の主人公・小淵沢報瀬(しらせ)も、表と裏のギャップがある女性として描かれている。どちらもふだんは比較的冷静な女子であるが、内面的にはさまざまな葛藤があり、それが物語の重要な骨子となっていた。もちろん、花澤さんの演技がその葛藤に生命を吹き込んだのは間違いない。


こういう表裏のギャップが物語的に悲劇的になっていくパターンとしては、8位の「ゼーガペイン」カミナギ・リョーコや、9位の「(結城友奈は勇者である」乃木園子があげられる。どちらもふだんは元気な妹キャラというような立場でありつつも、物語的には悲運なヒロインとしての運命を歩むことになる。そういう意味で、演技には二面性が求められるキャラクターだ。同率9位の「3月のライオン」川本ひなたも、ある意味ではこのパターンに当てはまるキャラだ。2016年から放送されたアニメ第1期では、主人公をひたすら応援するかわいらしい少女であったが、2018年からの第2期では、川本ひなたの学校でのいじめ問題がクローズアップされ、一気に悲劇のヒロインとなる。第2期の徐々に追い詰められて、心を病んでいくひなたの演技は、迫真に迫るものがあった。


いずれにしても、花澤さんの声質や演技は、こうした表裏のギャップを普段から感じさせる点において特筆しており、表向きはけなげでかわいくても、内面に抱える闇や葛藤、そして悲劇的な運命という二面性をうまく演じきってきた。さすが、当代きっての実力派女性声優といったところであろう。こうした名キャラに命を吹き込み、忘れ得ぬ存在としてきた花澤香菜さんの演技には、改めて脱帽である。


なお、11位以下にも、印象的なさまざまなキャラクターが名を連ねている。ぜひチェックしていただきたい。


最後に、花澤香菜さん、お誕生日おめでとうございました!!

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