「第14回 声優アワード」受賞者発表! 主演男優賞に花江夏樹、主演女優賞に古賀葵

「第14回 声優アワード」の受賞者が、2020年3月7日にインターネットラジオ「超!A&G+」(文化放送)の特別番組にて発表された。

日本音声製作者連盟とKADOKAWA、文化放送、小学館、小学館集英社プロダクションがアニメ業界各社と協力し創設した「声優アワード」。その年度に最も活躍した声優、長年にわたって活躍するベテラン声優が一同に集まる声優界最大のイベントだ。


声優アワード実行委員会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大リスクが高まっていることから、2020年3月7日(土)に開催予定だった「第14回 声優アワード」の授賞式と、新人発掘オーディション最終審査を中止または延期することを2月27日に発表。「第14回声優アワード」の受賞者は、インターネットラジオ「超!A&G+」にて3月7日に発表すると公表していた。

⇒3月7日に開催予定だった「第14回声優アワード」、新型コロナウイルスの影響により中止または延期が決定

3月7日に「文化放送 超!A&G+スペシャル 第十四回 声優アワード 受賞者発表SP」にて発表された「第14回 声優アワード」の受賞者は以下の通りだ。

主演男優賞に輝いたのは「鬼滅の刃」で竈門炭治郎役を務めた花江夏樹さん、主演女優賞は「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」で四宮かぐや役を務めた古賀葵さんが獲得した。


助演男優賞は、「ダンベル何キロ持てる?」の街雄鳴造役を務めた石川界人さん、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の白銀御行役を務めた古川慎さん。助演女優賞は「フルーツバスケット」で魚谷ありさ役を演じた種﨑敦美さんが獲得した。


新人男優賞の受賞者は、「Dimensionハイスクール」緑ヶ丘流星役の大塚剛央さん、「炎炎ノ消防隊」森羅日下部役の梶原岳人さん、「天気の子」森嶋帆高役の醍醐虎汰朗さん、「W'z《ウィズ》」荒城幸也役の福原かつみさん、「ギヴン」佐藤真冬役の矢野奨吾さん。


新人女優賞の受賞者には、「ぼくたちは勉強ができない」小美浪あすみ役の朝日奈丸佳さん、「転生したらスライムだった件」リムル役の岡咲美保さん、「グランベルム」小日向満月役の島袋美由利さん、「ぼくたちは勉強ができない」武元うるか役の鈴代紗弓さん、「ダンベル何キロ持てる?」紗倉ひびき役のファイルーズあいさん、「天気の子」天野陽菜役の森七菜さん。


また、歌唱賞をRoseliaが、パーソナリティ賞を森久保祥太郎さんが、外国映画・ドラマ賞を山寺宏一さんと田中敦子さんが、ゲーム賞を酒井広大さんが、シナジー賞をアニメ「鬼滅の刃」が獲得した。


このほか、富山敬賞に「魔法の天使クリィミーマミ」大伴俊夫役の水島裕さんが、高橋和枝賞に「美少女戦士セーラームーン」セーラーヴィーナス役の深見梨加さんが選出され、キッズファミリー賞にムーミン谷のなかまたちキャスト一同、インフルエンサー賞に宮野真守さん、MVSに神谷浩史さん、功労賞に「鉄人28号」敷島博士役の矢田稔さんと「新オバケのQ太郎」O次郎役の高坂真琴さん、特別賞にぴえろ40周年と鈴木拡樹さんが輝いた。

■受賞者一覧

主演男優賞:花江夏樹
主演女優賞:古賀葵
助演男優賞:石川界人、古川慎
助演女優賞:種﨑敦美
新人男優賞:大塚剛央、梶原岳人、醍醐虎汰朗、福原かつみ、矢野奨吾
新人女優賞:朝日奈丸佳、岡咲美保、島袋美由利、鈴代紗弓、ファイルーズあい、森七菜
歌唱賞:Roselia(相羽あいな、工藤晴香、中島由貴、櫻川めぐ、志崎樺音)
パーソナリティ賞:森久保祥太郎
外国映画・ドラマ賞:山寺宏一、田中敦子
ゲーム賞:酒井広大
シナジー賞:鬼滅の刃
富山敬賞:水島裕
高橋和枝賞:深見梨加
キッズファミリー賞:ムーミン谷のなかまたちキャスト一同
インフルエンサー賞:宮野真守
MVS:神谷浩史
功労賞:矢田稔、高坂真琴
特別賞:ぴえろ40周年、鈴木拡樹

特別功労賞:特別功労賞に代えて、本年度逝去された声優を顕彰

受賞者からコメントも到着!

また、受賞者からコメントも到着しているのでご紹介しよう(すべて原文ママ)。

■花江夏樹さん(主演男優賞)
主演男優賞:対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に発表された作品の中で主演として活躍した声優(役柄ではなく、ご本人の性別)。

この度は主演男優賞という名誉ある賞を頂戴し、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。

この賞をいただくことができたのは、僕がこれまで出会ってきたキャラクターたちと作品、それを作り上げて皆さんのもとへ届けて下さった、一人ひとりの方の愛情、その全てが積み重なってのものだと感じています。僕をここまで導いて下さった関係者の皆様、作品を応援して下さっているファンの皆様、そして僕がこの“声優業”という世界へ踏み出す時、優しく背中を押して応援してくれた家族、父と母に本当に感謝しています。
声優として事務所に所属してから10年が経ちました。
本格的に仕事をする前に応援してくれていた両親を亡くしてしまい、声優としての頑張りを伝えることができず、少し悔しい思いをした時期もありましたが、今では、尊敬する先輩方、一緒に楽しみながらも高めあえる同世代のみんな、こんな僕でも慕ってくれる後輩達。他にも沢山の、家族と呼べるような人達に囲まれて本当に幸せです。
僕はこの仕事が大好きで、毎日が楽しくて仕方がないです。これからも、自分にしか出来ないことを追求し、この賞に恥じない役者として精進していきたいと思います。
最後に、僕の事をいつも一番近くで支えて応援してくれている家族の妻に何よりの感謝を伝えさせていただきます。


■古賀葵さん(主演女優賞)
主演女優賞:対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に発表された作品の中で主演として活躍した声優(役柄ではなく、ご本人の性別)。

まずは、私に関わって下さった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。主演女優賞を受賞しましたと知らせを聞いた時は、「えっ!?私ですか…?!」と聞き返してしまう程でした。それほど私にとって信じられないくらい衝撃的で、光栄なことです。今回、受賞できたのは「かぐや様は告らせたい」という作品、四宮かぐやを演じたことによる評価だと思っております。この作品は、私の見える世界を変えてくれた作品です。かぐやにそしてこの作品チームに出会えて幸せです。
作品というのは、一人の力ではなく、制作スタッフ、キャスト、応援して下さるファンの皆様、多くの力が合わさり出来上がっていくものであり、その作品に出会うまでにも、事務所の方々をはじめ、色んな方々のサポートあってのものだと、この受賞を持って改めて実感しました。これを肝に銘じ、これからも一つ一つの出会いに感謝し、この賞に恥じない声優人生を歩める様、邁進してまいります。


■石川界人さん(助演男優賞)
助演男優賞:対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に発表された作品の中で助演として活躍した声優(役柄ではなく、ご本人の性別)。

この度、助演男優賞を受賞させて頂きました、プロ・フィットの石川界人です。未熟な身でありながらこのような賞を頂きまして、大変光栄です。
いつも支えてくださっているファンの皆様、様々な作品でお世話になった皆様、事務所の皆様、関わらせて頂いた全ての皆様に心より感謝いたします。多くの方々に支えて頂いていることを心に刻みつつ、作品をご覧になってくださった方の心に響くお芝居ができる役者を目指して、これからも誠心誠意の努力をして参ります。
本当にありがとうございました。


■古川慎さん(助演男優賞)

この度、助演男優賞を頂きました古川慎です。声優アワードという大きな式典で、まさか賞を頂けるとは夢にも思っておらず、只々恐縮しております。今日に至るまで、様々な作品で沢山のキャラクターの声を担当させて頂きました。それは、関わって下さった多くの皆様が、キャラクターや作品と僕を繋いでくれたからこそあるものなのだと思います。
人としても演者としても、僕はまだまだ未熟です。ですがそんな自分と繋がってくれて、関わってくれて、声をきいてくれて、心から感謝しております。
これからも精進を重ね、お芝居や表現で皆様に御返しできるよう頑張ります。本当にありがとうございます。


■種﨑敦美さん(助演女優賞)
助演女優賞:対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に発表された作品の中で助演として活躍した声優(役柄ではなく、ご本人の性別)。

受賞の連絡をいただいた瞬間はあまりピンときていませんでしたが、少し時間が経って浮かんできたのは、仕事も、何もなかった頃に自分を信じて役を任せてくださった方々と家族の顔でした。
正解も不正解もないある意味とても不確かな仕事なのかもしれませんが、そんな中このようなちゃんと形あるものをいただけるのはとても有難いことです。応援してくださる皆様、お世話になった皆様、出会えたキャラクター達への感謝を忘れず、ずっと自分の中にある「血の通ったお芝居がしたい」を叶え続けていきたいと思います。
この度は、改めて「今」に感謝する機会をいただき本当にありがとうございました。これからも何卒よろしくお願い致します。


■大塚剛央さん(新人男優賞)
新人男優賞:原則として声優デビューして5年以内であり、対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に「新人賞」を取るにふさわしい、特に目立った活躍をした声優。

このたびは名誉ある賞を頂けて、大変光栄です。何よりもまず、この道を選び進むことを許してくれた家族に、ありがとうと伝えたいです。そして、この世界に飛び込んだあの頃よりも成長できた自分を、少しだけ喜びたいと思います。そんな今の自分があるのも、たくさんの出会いに恵まれたからに他なりません。このような機会だからこそ、改めて感謝の気持ちを忘れてはならないと、強く感じています。
何事にも真摯に取り組み、皆様の心に届く表現ができるよう、これからも努めてまいります。


■梶原岳人さん(新人男優賞)

新人男優賞という賞をいただけたこと、大変嬉しく思っております。まずひとえに、これまで支えてくださったスタッフの皆さん、そして応援してくださるファンの皆さんのおかげだと思っております。幼い頃からアニメに親しんできた中で、いつか自分が演じた作品を多くの人に観ていただき、そしてそんな人たちの心にずっと残るような役を演じたいと思うようになっていました。
今こうしてひとつ、名誉ある賞をいただけたことで、より多くの方々に僕の演じる作品に興味を持っていただけるきっかけになってくれれば嬉しいです。これからも現状に満足することなく常に新しい可能性を探し、より熱い気持ちで芝居に邁進していきたいです。


■醍醐虎汰朗さん(新人男優賞)

このような賞をいただくのは初めての経験なので、あまり実感はわかないのですが、素直に今うれしい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
「天気の子」は自分にとって声優初挑戦となる作品で、改めて振り返ると、まったく知らない世界に飛び込んだ分、考える時間も自然と多くなって、考えながら、そして楽しみながら森嶋帆高を演じられたと思っています。せっかくこんな素敵な場所で勉強させていただいたので、どこかでまた機会があれば、僕個人としてはまた声優のお仕事に挑戦してみたいなという思いがあります。
もし「天気の子」の次の作品で僕が声優をやることがあれば、そのときもぜひ皆さんに見ていただきたいなと思います。


■福原かつみさん(新人男優賞)

この度第14回声優アワード新人男優賞を受賞させていただきました、福原かつみです。
このような貴重な賞をいただくことができて、とても光栄に思います!当然ですが、これは僕一人の力でいただいた賞ではありません!!
常日頃僕のサポートをしてくださる事務所スタッフの皆様と業界関係各所の皆様との御縁と繋がりがあって、そして応援してくださる皆様、僕の夢を後押ししてくれた両親がいて…。周りの皆様のおかげでいただけた賞です!時にはご迷惑をおかけすることもありましたが、今後はいただいた賞に恥じぬよう初心に帰り、芝居力人間力に磨きをかけ、少しでもこの業界に何かお返しができるよう尽力いたします!
まだまだ世間知らずで若輩者ではございますが、今後ともよろしくお願いいたします!!ありがとうございました!


■矢野奨吾さん(新人男優賞)

この度は、新人賞を受賞させていただけたことを、大変嬉しく、光栄に存じます。受賞の話を聞いた時、新人と呼べる年齢ではないこともあって、自分でいいのだろうかという思いでしたし、賞とは無縁だと思っていました。正直、これまでに俳優を辞めようと思った時期もありました。だけど、何とかここまで続けてこられたのは、ひとえに携わらせていただいた作品、キャラクター達、支えてくださったキャスト・スタッフの皆様、事務所の方々、そして応援してくださる皆様のおかげです。
僕は、本当に出会いに恵まれています。今回のこの賞は、僕一人での受賞ではなく、関わってくださった皆様全員での受賞だと思っています。常に感謝の気持ちを持って、新人賞に恥じぬよう、これからも貪欲に精進して参ります。今後とも変わらぬご指導と応援を賜れればと思います。
最後に、どんな時も変わらず応援し続けてくれた家族に、この場をお借りして伝えさせてください。ありがとう。この度は、本当にありがとうございました。

■朝日奈丸佳さん(新人女優賞)
新人女優賞:原則として声優デビューして5年以内であり、対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に「新人賞」を取るにふさわしい、特に目立った活躍をした声優。

デビューしてから今日まで、本当にたくさんの人に、作品に、支えられて生きてきました。自分一人ではとても得ることのできない宝物を、日々皆さんから頂いて、さらに素敵な賞まで頂戴してしまい、こんなに恵まれてしまっていいのだろうかと思っています。
ただ、今は素直に、新人女優賞を獲れたことを、支えてくれた皆さんと出会ってくれた役達と共に喜びたいです。これからも、誰かの毎日がちょっと楽しくなるような、人生を変えてしまうほどの衝撃を与えるような、そんな素晴らしい作品の一部であり続けられるよう、振り返った時にこの為に生きたと言えるよう、役者の道を突き進んでまいります。ありがとうございました!


■岡咲美保さん(新人女優賞)

この度新人女優賞という名誉ある賞を賜り、嬉しい気持ちで胸が一杯です。右も左も分からなかった私に、この世界を教えて下さった全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。受賞のご連絡をいただいた時、私をここまで連れて来てくれたキャラクター達の姿が1番に思い浮かんだ感覚を私は忘れられません。改めて自分にとってキャラクター達の存在はかけがえのないものなのだと実感しました。
マイクに声を吹きこむまでの時間は、そのキャラクターに向き合えば向き合うほどに様々な正解の形が見え、迷ってしまいそうになる時もあります。そんな時にまっすぐにお腹から声を出せる勇気を今回の受賞でいただけた事は、今後の私の声優人生においてとてもとても大きな事です。
これからもたくさんのキャラクター達に出会えるように、より一層精進して参りますので、よろしくお願い致します。


■島袋美由利さん(新人女優賞)

まさか自分が新人賞をいただける日が来るとは夢にも思っておらず、今だに驚きと賞の重みに震えております。
今まで私と出会ってくれたキャラクターや作品に感謝を伝えると共に先輩方、スタッフの皆様へもこの場をお借りしてお礼をさせてください。
皆様のおかげでこんなに素敵な賞をいただくことができました。本当に、ありがとうございます。先輩方のように愛を持って作品と向き合っていけるよう、ひとつひとつの出会いを大切にして感謝の心を忘れずにがんばります。支えられてばかりの未熟者ですが、これからもたくさん悩んで、もがいて、反省して、一歩一歩成長していきたいと思います。


■鈴代紗弓さん(新人女優賞)

この度新人女優賞させていただきました、鈴代紗弓と申します。養成所生の頃、画面越しにこの声優アワードの授賞式を見ていました。まさか自分が!と、感慨深く思うと同時に、身に余る光栄で胸が一杯です。本日に至るまで、本当にたくさんの方々に支えていただきました。愛するキャラクターと作品。そして、応援してくださっている全ての皆様に、心から感謝申し上げます。本当に、有難うございます!私は、声優のお仕事が大好きです!まだまだ未熟者ですが、声優として、人としてさらに成長していけるよう、現状に甘えることなく誠心誠意、役と、自分にと向き合って参ります。
感謝の気持ちを忘れずに、より一層精進して参りますので、これからも宜しくお願い致します!


■ファイルーズあいさん(新人女優賞)

このような誉れ高い賞を賜り、大変光栄に思います。
これまで私を応援してくださいましたファンの皆様、ご指導ご鞭撻をして下さいました。スタッフの皆様、先輩方、そして、精神的に支えてくれた家族や友人達には、感謝してもしきれません。皆様のおかげで、今の私があります。声優を志した頃の高校生の自分に、今の私の姿を見せたいです。自分に自信が持てなくて、何度も心が折れそうになりましたが、「声優になる」という夢を諦めなくて本当に良かったと心から思いました。夢を諦めずに努力を続ければ、それは己の財産となり、様々な形で実を結ぶんだということを、これから声優を目指す方や、夢に向かってがんばっている方にお伝えしたいです。改めて、これからも役者として精進できるように努めていきたいと思います。

■森七菜さん(新人女優賞)

私は「天気の子」が初めての声だけのお芝居だったので、賞をいただけたと聞いてびっくりしましたし、すごくうれしかったです。去年の自分を振り返ると、本当に「天気の子」イヤーだったと思います。作品から感動をもらったり、その感動を誰かに伝えたり……ずっと「天気の子」のことで笑ったり泣いていたような気もします。
新海誠監督をはじめ、「天気の子」に関わった皆様に感謝だなと思うのと同時に、これからもまた「天気の子」みたいな自分にとって大切な作品に出会えるかもしれないと思うと楽しみで仕方ありません。また私の声がみなさまのお耳にかかれますよう、これからも頑張ります。本当にありがとうございました。

■Roselia 相羽あいなさん(歌唱賞)
歌唱賞:声優自らの名前、もしくは演じている役名で歌唱した声優。

Roseliaボーカル、湊友希那役の相羽あいなです。この度、第14回「声優アワード」の歌唱賞という素晴らしい賞をRoseliaにいただき、大変嬉しく光栄に思います。
私たちRoseliaはメディアミックスプロジェクト「バンドリ!」の中に登場するバンドとして、実際にキャラクターを演じるキャストが演奏しライブ活動をしています。
今回の受賞は、いつも応援してくださるバンドリーマー(『バンドリ!』ファンの通称)の皆様のおかげです。本当に本当にありがとうございます!!!これからも一層メンバーと共にバンド練習に励み、皆様に感謝の気持ちを忘れず、「バンドリ!」だからこそ奏でられる音をお届けできるよう励んで参りますので、変わらぬ応援をよろしくお願い申し上げます。


■森久保祥太郎さん(パーソナリティ賞)
パーソナリティ賞:声優自らの名前もしくは演じている役名でラジオ、webラジオ、TV、その他の番組でパーソナリティとして活躍した声優。

声優という職業に出会えてなければ、ラジオの喋り手という職業にも出会えていなかったと思います。どちらも十代の頃の自分に伝えたら全く信じられない未来だと思います。故に、どちらも20年以上も続けさせてもらえて、その先にこの様な賞をいただけるなんてと、2015年度に賜った「富山敬賞」と共に、喜びを噛み締めております。
ラジオとの出会いは、20代前半の頃、先輩のアシスタントが初めての番組でした。その後、文化放送で「あんずジャム」「ルビーにくちづけ」と約12年、間が空きましたが現在も番組を担当し、ラジオ大阪では16年が経ち、bayfmでは2001年に深夜の生番組でデビューさせていただいて以来、毎週生番組を担当して来年で20年と、振り返れば何をそんなに話してきたのかというくらいの年月が経ちました。全く経験が無かった自分がそれぞれの番組で学べた事が、声優業やミュージシャンとして、果ては日々の生活にも大きな影響を与えてくれました。
詳細を語るとキリが無いので割愛させていただきますが、ラジオとの出会いは声優との出会いと同じくらい、自分の人生において予期せぬギフトです。
最後に、ラジオを振り返る上で忘れられないのが、2011年3月11日の東日本大震災の日です。レギュラーの生番組の直前に発生した大地震。一度はビルからの避難命令に従い避難したものの、ラジオマンとしての使命に駆られ、27階の局まで階段で戻り、朝まで緊急放送を担当しました。
避難された皆さんからのメールを読む度に、これほど必要とされている実感、不安な夜にラジオが少しでも救いに慣れているのだと実感できた事は忘れられません。
これだけのメディアコンテンツに溢れる昨今ですが、変わらずアナログな伝達方法のラジオだから持てる力を、「ラジオの力」というのを、改めて感じた一夜でした。


■山寺宏一さん(外国映画・ドラマ賞)
外国映画・ドラマ賞:対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)に発表された外画吹き替え・海外ドラマ作品の中で活躍した声優。

ありがとうございます!選んで頂き、とても光栄です。
吹き替えは非常に難しい仕事だと思います。吹き替えで作品を台無しにしてしまうのは簡単ですが、作品や俳優の魅力を全く損なう事なく視聴者に伝えるのは至難の技です。だからこそ、やりがいがあります!日本の吹き替え文化を支えて来た先輩達の中には、オリジナルをも超え「吹き替えだからこそ面白い!」と言わせる演技をされる方もいらっしゃいます。
「その方々に追いつけ追い越せ!」の精神で自分の表現力を磨き、人々の心に残る作品作りに貢献出来るよう頑張ります。


■田中敦子さん(外国映画・ドラマ賞)

この度は輝かしい賞を頂戴し光栄に存じます。ニコール・キッドマンなど多くのオスカー女優の吹替えを担当させていただいている私にとって、外国映画・ドラマ賞の受賞はこの上ない喜びです。声優という仕事に就いて30年、その長い道のりを振り返ってみますとそこは宝石のような作品の数々で埋め尽くされています。
そしていただいた役の一つ一つを自分に嘘をつかず演じてきたつもりです。私を信じてキャスティングして下さった制作スタッフの皆様、協力し合い作品作りに取り組んできた共演者の皆様、いつも応援してくださる視聴者の皆様、そしてどんな時でも私を支え続けてくれた事務所のスタッフと家族に心からの感謝を捧げます。

■酒井広大さん(ゲーム賞)
ゲーム賞:対象期間中に(2018年10月1日~2019年9月30日)発表されたゲームの中で活躍した声優。

ゲーム『A3!』にて、佐久間咲也の声を担当しております、酒井広大と申します。この度、『ゲーム賞』という素敵な賞をいただき、誠にありがとうございます。なによりもまずは、ゲームの開発・運営や広報等、作品作りに携わっているすべての皆様に感謝を申し上げます。そして、日頃から作品を愛してくださっている監督の皆様(プレイヤーの皆様)、本当にありがとうございます。『A3!』は演劇を題材にした作品なので、劇中劇では役を通して他の役を演じることも多く、声優としてもとても演じがいのある面白い作品です。これからももっと多くの方に『A3!』を知ってもらえるよう、そしてもっともっと愛していただける作品になるよう頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。


■鬼滅の刃(シナジー賞)
シナジー賞:声優の魅力を最大限に発揮した作品。
アニメ『鬼滅の刃』プロデューサー 株式会社アニプレックス 高橋祐馬さんのコメント

アニメ『鬼滅の刃』は、二人の役者がお互いの芝居を研磨して生まれた作品だと感じています。その二人は「動きの役者」と「声の役者」です。スタッフが練った映像プランを受け取ったキャスト陣が、努力を惜しまず挑み、スタッフの想像を超える魅力的な声の芝居をアフレコ現場で生み出しました。
そして、それを受け取ったスタッフ陣が、努力を惜しまず挑み、視聴者の想像を超える魅力的な動きの芝居(映像)を生み出しました。シナジーを日本語にすると“相乗効果”。『鬼滅の刃』は、芝居の研磨という相乗効果で生まれた作品で、この賞を受賞させて頂くことの喜びは何ものにも代え難いです。僭越ながら全関係者に代わり、深く御礼申し上げます。


■水島裕さん(富山敬賞)
富山敬賞:作品の出演を含め、各方面で活躍した声優(男性)。

「富山敬賞」を頂戴し、本当に感激しています。富山敬さんは、僕の声優人生においで、大きなターニングポイントに関わって下さった大切な先輩なのです。今から41年前、とてもお世話になっていたマネージャーが「裕、これから富山敬さんのレコーディングがあるんだけど、一緒に行かない?」と誘ってくれたので、キングレコードのスタジオにお邪魔したら、ディレクターを紹介され、そこからトントン拍子にレコード・デビューが決まり、声優の仕事以外でも、コンサートや舞台、テレビ番組への出演など、活動が広がりました。お会いする度に「裕ちゃん、元気にしてるの?」といつも気遣ってくれていた敬さんの優しい笑顔を今でも忘れません。


■深見梨加さん(高橋和枝賞)
高橋和枝賞:作品の出演を含め、各方面で活躍した声優(女性)。

この度は、大尊敬する高橋和枝様のお名前を冠した賞をいただき、誠に恐縮するとともに、とても感激しております。
賞には無縁の人生と思っておりましたが、兎にも角にも長く続けてきたことで、少しばかり皆様に認めていただけたのかなと、今後への勇気をいただきました。全ては私の人生に関わってくださった、たくさんの皆様のお陰と、感謝しております。この大好きな“声優”というお仕事を、出来るだけ長く、なるべく一線に近いところで、今後も続けられるよう精進させていただきますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
声優業界の益々の発展を祈って!愛の天罰!落とさせていただきます♡


■ムーミン谷のなかまたちキャスト一同(キッズファミリー賞)
キッズファミリー賞:子どもたちの視点で選ばれた声優。
コメントなし


■宮野真守さん(インフルエンサー賞)
インフルエンサー賞:対象期間中(2018年10月1日~2019年9月30日)、各SNSで最も印象に残った声優。

この度は、第14回声優アワード、インフルエンサー賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。応援してくださるファンの皆様、ご一緒させて頂いた関係者の皆様のおかげです。
心より感謝申し上げます。沢山の作品・キャラクターと出会い、演じ、それをみなさまが愛してくださっているからこそ、今の僕があると思います。最近ではブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」に出演させて頂いたり、音楽活動でも大きな挑戦が待っていたりと、様々な機会を頂いています。その経験をさらに未来へ繋いでいけるよう、様々な出会いをひとつひとつ大切にしていきたいと思います。これからも皆様の応援、何卒宜しくお願い致します。この度は本当にありがとうございました。


■神谷浩史さん(MVS)
MVS:Most Valuable Seiyuの略で、ファンが選ぶ最も活躍した声優。

2年連続の受賞と聞き驚いております。この賞は一般の投票のみで決まると伺っておりますので、まずは投票をしてくださった方に感謝を申し上げます。そして何より、作品を作りあげてる方々がいて、自分を起用してくださり、支えてくれるスタッフがいるからこそです。これからもその方々に恥じないように、青二プロダクションのスタッフとエンタメの力を信じて、皆さんに声をお届けできればと思っています。
この度は誠にありがとうございました。


■矢田稔さん(功労賞)
功労賞:長年に渡り外画も含め多くのジャンルに貢献した声優。

この度は「功労賞」にお選び下さり誠に有り難うございます。一九三九年(昭和十四年)軍国童謡歌手をスタートに、子役、俳優、演出と、80年余りの芸能生活で、「賞」と云う物には全く無頓着で活動して参りましたので、本当に驚き、また嬉しく思って居ります。
然し、過去の受賞者の方々と違い、声優としての赫々たる戦果の無い私ですので、面映ゆい次第でもあります。確かに早創期の生放送時代から今日まで、声優の仕事も続けて居りますが、声優ブーム以前から、舞台、映画、ラヂオ、テレビのドラマに、また、和物の解説等と、マルチをモットーに活動して来た私ですので、声優専門に活動している仲間達には申し訳ないのではないか?と、心苦しい想いもございます。
一方で、兼ねてから声優の権利や身分等、諸々業界の正常化を求めて働いて来たので、その辺りをお認め頂いたのか?或いは、ラヂオドラマのキャスティングプロデュースの依頼を受け(文化放送他)声優の発掘に務めた事等も、賞の対象にして下さったのか?等と、勝手に推測して居ります。残り少ない老優ではありますが、今後も、今まで通り、声優業界の真の正常化に働いている若い人達の支えになる様、力を注ぎたいと想って居ります。

■高坂真琴さん(功労賞)

高坂真琴です。この度は思ってもいなかった光栄な賞を頂き本当にうれしく思っています。授賞式は中止となってしまい残念ですが私の演じたキャラクター達も皆感激していると思います。素敵な声優アワードに拘われた事も倖せな事と考えています。本当にありがとうございました。バケラッタ!!


■ぴえろ40周年(特別賞)
特別賞:どの賞にも当てはまらないが、表彰すべき特別な活動をした声優・作品・活動など。
株式会社ぴえろ 代表取締役 本間道幸さん、社員一同コメント

この度は、スタジオぴえろ40周年に対し特別賞をいただき誠にありがとうございます。こうして40周年を迎えられましたのも、アニメ業界の発展に共に歩んでいただいた声優の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。弊社作品のキャラクターが本日、富山敬賞を受賞されました水島裕さんをはじめ、声優の皆様によって輝き、視聴者を惹きつけ愛され続けております。声がアニメに与える影響力は計り知れません。今後も良い作品を皆様と共に作っていければと思っております。
いま、コロナウイルスの影響で今回の声優アワードの関係者はもちろん、多方面の方が対応に追われ苦慮されている事だと思います。エンタメ業界の正念場でもあります。来年の声優アワードが盛大に催されますように、皆に楽しんでいただけるアニメ作品を世界中に届けられますよう、皆で頑張ってまいりましょう。


■鈴木拡樹さん(特別賞)

私にとってアニメ・舞台、両方に携わった『どろろ』は特別な作品です。収録現場では毎回アニメ制作の難しさとやり甲斐を感じて充実した挑戦を繰り返していました。そう出来たのはこの作品に携わった制作スタッフ、キャストの皆さまの熱い支えがあったからです。
この度の特別賞は私ひとりの力では決していただける賞だとは思いません。共に制作に励み『どろろ』を今の時代に新たに産み届けた全員の思いがしっかり届いた証と受け止め受賞させていただきます。この経験を誇りに日々前進。これからも精進して参ります。なによりも『どろろ』をご視聴いただいた皆さまにあらためて感謝いたします。誠に、ありがとうございました。

おすすめ記事