「ハイキュー!!」人気は止まらない! 聴けばたちまち元気になるアニソン大集合の、公式投票企画「2020冬アニメOPテーマ人気投票」結果発表!

アキバ総研が2020年2月14日~2月28日にかけて開催した、公式投票企画「2020冬アニメOPテーマ人気投票」の投票が締め切られた。気になるベスト10をご紹介しよう。

1位 BURNOUT SYNDROMES「PHOENIX」(ハイキュー!! TO THE TOP) 803票

2位 ARP「Burn it up」(ARP Backstage Pass) 747票

3位 雨宮天「PARADOX」(理系が恋に落ちたので証明してみた。) 134票

4位 地縛少年バンド(生田鷹司×オーイシマサヨシ×ZiNG)「No.7」(地縛少年花子くん) 83票

5位 東山奈央「歩いていこう!」(恋する小惑星) 70票

6位 22/7「ムズイ」(22/7(ナナブンノニジュウニ)) 60票

7位 ChamJam「Clover wish」(推しが武道館いってくれたら死ぬ) 48票

8位 すとぷり「ギンギラ銀河」(妖怪ウォッチJam「妖怪学園Y ~Nとの遭遇~」) 44票

9位 スタンク(CV.間島淳司)ゼル(CV.小林裕介)クリムヴェール(CV.富田美憂)「イこうぜ☆パラダイス」(異種族レビュアーズ) 33票

10位 fripSide「final phase」(とある科学の超電磁砲T) 28票

最後までトップを争ったのは、「ハイキュー!! TO THE TOP」の「PHOENIX」、そして「ARP Backstage Pass」の「Burn it up」の2曲だったが、1位を飾ったのは「PHOENIX」だった。

来期は何を観る!? 観たい2020冬アニメ人気投票」では2位、「2020冬アニメ主演声優人気投票【男性編】」では日向翔陽役の村瀬歩さんが1位を飾るといった具合に、まさしく2020年冬クールの大注目作の「ハイキュー!! TO THE TOP」だが、OPテーマでもその強さをいかんなく発揮した形となっている。

さてその「PHOENIX」だが、骨太なロックサウンドとボーカル&ギター・熊谷和海さんの力強い歌声が作品の熱気を存分に表現しているパワフルな一曲である。「ハイキュー!!セカンドシーズン」、映画「ハイキュー!! コンセプトの戦い」でも主題歌を担当し、今回満を持して三度目のタイアップとなるBURNOUT SYNDROMESということでファンの期待も高かったと思われる。その期待に真っ向から応え、見事に打ち返した彼らにはスタンディングオベーションである。

投票開始序盤はスローなスタートだったが、途中からファンの熱烈なプッシュで急上昇したのが「Burn it up」である。4人組のARダンス&ボーカルグループ「ARP」によるこの曲は、王道の男性ボーカルEDMナンバーだ。バキバキのエレクトロサウンドに乗せて、伸びやかなボーカルとワイルドなラップが縦横無尽にさく裂しており、非常にスリリングな90秒が堪能できるはずだ。文句なしの2位である。

3位は雨宮天さんによる「理系が恋に落ちたので証明してみた。」OPテーマ「PARADOX」。軽快なブラスロックに雨宮さんのキュートな歌声が奇跡のコラボレーション! 楽曲もいいけど、とにかくPVの雨宮さんがもう最高に女神なのである。いろんな意味で今期の最強アニソンといえる。

そして「こんな豪華な顔ぶれがそろうなんて、アニソンだからこそ!」といえる奇跡の一曲が4位の「No.7」(地縛少年花子くん) だ。ボーカルに声優の生田鷹司さんと、ヒットメーカー・オーイシマサヨシさんを迎え、ギターに9mm Parabellum Bullet の滝 善充さん、ベースにMY FIRST STORY のNobさん、ドラムに凛として時雨のピエール中野さん、キーボード&作詞・作曲にANCHORさん、ラップアレンジにらっぷびとさんという鼻血が出そうなラインアップである。楽曲の完成度、話題性ともに今期のアニメソングでは断トツである。

5位以下を見てみよう。まず5位に登場するのが、東山奈央さんの「歩いていこう!」(恋する小惑星)だ。アニメの穏やかな雰囲気とアコギやピアノが印象的なアレンジがばっちりマッチ。透き通る東山さんの歌声も胸にしみる一曲。

6位の「ムズイ」(22/7(ナナブンノニジュウニ))は、アイドルとしても活躍する22/7による一曲。「これぞ秋元康プロデュースアイドル!」とでも言うべき、少女の苦悩と反骨精神が凝縮された世界観が広がる。と同時に、アニメ本編で描かれるアイドルたちを歌っている歌詞にもなっており、アイドルソングとアニメソングのハイブリッドな一曲ともいえる。

アイドルソングとアニメソングのハイブリッドという点では、ChamJam「Clover wish」(推しが武道館いってくれたら死ぬ)が22/7と並んで7位に入っているのも面白い。

こちらは劇中のアイドルグループを演じる声優陣が、キャラクターとして歌唱を担当。作詞・作曲をsajou no hanaの渡辺翔さん、編曲を倉内達矢さんといった数多くのアニメソング、声優ソング、そしてアイドルソングを手がけるクリエイターが担当。「そうそう、これこれ!」とひざを打ちたくなるツボをついた一曲となっている。

そのほか8位にはWEBで人気のエンタメユニット・すとぷりによる「ギンギラ銀河」(妖怪ウォッチJam「妖怪学園Y ~Nとの遭遇~」)。10位にはもはや説明不用のデジタルユニット・fripSideの「final phase」(とある科学の超電磁砲T)がランクイン。どちらも作品の世界観に沿った楽曲を歌っており、アーティストのファン、作品のファンどちらからも支持を集めているのではないだろうか。

最後に個人的に注目の9位「イこうぜ☆パラダイス」(異種族レビュアーズ)に触れておきたい。題材からして「危ないな~」と思っていたら案の定、放送中止の危機に……と思いきや、続々と新規放送局が決まっていくというあまり他に類を見ない展開をしている「異種族レビュアーズ」だが、このOPもまたかなりの問題作である。元ネタは明らかにヴィレッジ・ピープルの名曲の数々であり、その意味するところは……。

まあそんな深読みも、大サビで押し寄せる謎の感動にすべて押し流されるわけで、何が言いたいかというと大名曲だということだ!

なお11位以下の結果については、以下のリンクからご確認いただきたい。

おすすめ記事