VRメガネなしで仮想現実空間を再現する能舞台、VR能「攻殻機動隊」の本ビジュアルが公開

2020年8月22日(土)~23日(日)の期間で公演予定のVR能「攻殻機動隊」の、本ビジュアルが公開された。

1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」(講談社)にて士郎正宗さんが原作漫画を発表し、その後アニメーションやハリウッド実写映画など、さまざまなメディアで展開してきた「攻殻機動隊」シリーズ。その「攻殻機動隊」がVR能として公演される。

VR能とは、さまざまな最先端技術を駆使し、VRメガネなしで仮想現実空間を再現し、上演される世界初の能舞台だ。

演出は舞台「ペルソナ」シリーズや舞台版「攻殻機動隊ARISE」、AKB版「仁義なき戦い」など、数々の実現不可能と思われる企画を成功させてきた映画監督、奥秀太郎さんが務める。


脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「BLOOD」シリーズなどの脚本で知られる藤咲淳一さんが、映像技術は舞台版「攻殻機動隊ARISE」、3D能シリーズなどで日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎さん(明治大学教授)さんが、VR技術は国内のVR研究での第一人者・稲見昌彦さん(東京大学教授)がそれぞれ務める。

さらに、本作には、坂口貴信さん、川口晃平さん、谷本健吾さんといった、実力・知名度ともに現在の能のシーンを牽引する観世流能楽師が出演する。

今回公開されたビジュアルには、中央に主人公・草薙素子が映っている。紫色の唐織を羽織り、右手には金色と赤のコントラストが美しい扇を持つという、豪華絢爛な能装束に身を包んでいる。

本作の上映チケットは、2020年5月30日(土)より先行発売される。また、一般発売が6月20日(金)よりスタートする。チケットはイープラスほか各社より発売予定だ。詳細は公式サイトにてご確認を。

【能 概要】
■VR能 攻殻機動隊

公演期間:2020年8/22(土)~23(日)
会場:世田谷パブリックシアター
原作:士郎正宗「攻殻機動隊」(講談社KCデラックス刊)
出演:坂口貴信 川口晃平 谷本健吾ほか 観世流能楽師
演出:奥秀太郎
脚本:藤咲淳一
3D技術:福地健太郎(明治大学教授)
VR技術:稲見昌彦(東京大学教授)
プロデューサー:神保由香 盛裕花
製作:VR能攻殻機動隊製作委員会

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