激動の2020年春クール、その中でみせた古川慎の強さ! 多彩なアニソンがズラリの「2020春アニメOPテーマ人気投票」結果発表!
アキバ総研が2020年5月7日~5月20日にかけて開催した、公式投票企画「2020春アニメOPテーマ人気投票」の投票が締め切られた。気になるベスト10をご紹介しよう。
1位 古川 慎「本日モ誠ニ晴天也」(啄木鳥探偵處) 532票
2位 flumpool「ちいさな日々」(かくしごと) 214票
3位 鈴木雅之「DADDY ! DADDY ! DO ! feat. 鈴木愛理」(かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~) 167票
4位 angela「乙女のルートはひとつじゃない!」(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…) 79票
5位 七穂「Never Let You Go!」(球詠) 64票
6位 SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki「CRY」(銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK版)) 46票
7位 halca「時としてバイオレンス」(邪神ちゃんドロップキック') 39票
8位 浦島坂田船「グッド・バイ」(文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~) 37票
9位 SixTONES「NAVIGATOR」(富豪刑事 Balance:UNLIMITED) 35票
10位 天宮さくら(CV.佐倉綾音)東雲初穂(CV.内田真礼)望月あざみ(CV.山村響)アナスタシア・パルマ(CV.福原綾香)クラリス(CV.早見沙織)「檄!帝国華撃団<新章>」(新サクラ大戦 the Animation) 31票
10位 澤田真里愛「ミライくるくるユメくるる!」(ミュークルドリーミー) 31票
新型コロナウイルスが猛威を振るう中での放送となった2020年春アニメ。数多くの作品が放送スケジュールの遅延や中止に追い込まれてしまうという非常事態となったが、そんな状況下でも作品を彩るアニメソングは力強くアニメファンを力づけてくれていたようだ。
傾向としては、近年増加傾向にあるJ-POPアーティストと作品の密接なタイアップが、今期はさらに増加。そしてより作品のイメージを大切にしたタイアップ曲が出そろい、非常に盛り上がる投票となった。
そんな中、断トツで首位を飾ったのが「啄木鳥探偵處」の「本日モ誠ニ晴天也」だ。実に2位とはダブルスコア差という圧倒的な強さを見せた。
ジャズ歌謡風のアダルティな世界観を、セクシーに歌い上げる古川さんの沼にはまる女性ファンが続出! アニメの映像もかっこいいが、ミュージックビデオも見ごたえ満点! 古川さんは「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」でも主演を務めているということもあり、この春は「古川慎の春」だった、と言って過言ではない。
その「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」の「DADDY ! DADDY ! DO ! feat. 鈴木愛理」は3位にランクイン。
昨年、アニソン界に大型新人としてデビューした鈴木雅之さんだが、今回の楽曲でもさすがの貫録を見せてくれた。前作に続いてソウルフルなラブソングであり、こちらも多くの票を集めている。コーラスで参加している鈴木愛理さんも、ハロプロ仕込みの伸びやかな歌声で楽曲に花を添えている。
どちらも男性ならではの渋さや色気を感じさせるナイスな楽曲となっている。
この強烈な2曲に挟まれ、2位を飾ったのはfrumpoolが歌う「かくしごと」のOP「ちいさな日々」だ。
爽やかな色彩で描かれた風景の中、後藤親子の日常を描くOP映像と解放感あふれるバンドサウンドが絶妙にマッチ! ちょっとしたミュージックビデオのようにも見えるOP映像が、最高に美しい。
この「ちいさな日々」が、何物にも代えがたい宝物になるのだろう……と思うとどこか切なさすら覚える一曲だ。原作コミックもクライマックス間近ということで、ラストシーンから逆算して作ったのかな?と思えるくらい、ハマった一曲となっている。
そんな感じで、上位3曲は、いずれも作品の世界観をしっかりと取り込み、かつ音楽的にも聴きごたえのある楽曲が並んだ納得の結果となっているのではないだろうか。
もちろん4位以下もすばらしいアニメソングが並んでいる。
作品の世界観をしっかりと取り込み、かつジャンルの壁を軽々と飛び越えてしまう芸達者ぶりと、スキルを持つangela。とりあえず任せておけば大丈夫!という謎の安心感すら覚える彼らだが、今回もばっちりいい仕事をしてくれた。
4位の「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」OP「乙女のルートはひとつじゃない!」は、「これぞ21世紀のアニメソングだ!」と言ってはばからない一曲に仕上がっている。
七穂さんが歌う5位の「球詠」OP「Never Let You Go!」も注目である。「Angel Beats!」や「Charlotte」などの原作、音楽を手がけた麻枝准さんが手がけた一曲で、青春感満点の一曲となっている。特にサビの力強いビート感は、無性に元気が出る!
6位以下を見てみよう。まず6位にはSawanoHiroyuki[nZk]:mizukiによる「銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK版)」OP「CRY」が。そして7位には halcaさんによる「邪神ちゃんドロップキック'」OP「時としてバイオレンス」、8位には浦島坂田船による「文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~」OP「グッド・バイ」と、ネットカルチャーに縁の深いアーティストが並ぶいっぽう、9位にはジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・SixTONESが歌う「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」OPの「NAVIGATOR」が登場している。
「CRY」を歌うmizukiさんは、UNIDOTSという音楽ユニットでも活動中のボーカリストで、メンバーのコンノツグヒトさんは「マジカルミライ」のツアーにベーシストとして参加している。また、halcaさんは幼いころからアニソンだけでなくボカロ曲に親しんできた、インターネットネイティブ世代。そして浦島坂田船は「歌ってみた」出身の歌い手ユニットといった具合に、さまざまな形でネットカルチャーと親しんできた面々である。そういったアーティストが、メジャーシーンで活躍するJ-POPアーティストと並んで活動するあたりが、アニソンシーンらしい自由さを表しているように思える。
そして10位は「新サクラ大戦 the Animation」の「檄!帝国華撃団<新章>」と、澤田真里愛さんが歌う「ミュークルドリーミー」の「ミライくるくるユメくるる!」だ。「檄!帝国華撃団<新章>」はアニメソング、ゲームソングのスタンダードともいえる「檄!帝国華撃団」を再構築した一曲。原曲の熱さと、よりドラマチックな展開を取り入れた一曲となっており、懐かしくも新しい一曲ということで新旧のファンからの支持を集めたと言える。
いっぽうの「ミライくるくるユメくるる!」は、まさしく王道のキッズアニメ主題歌といった趣。こういったアニメソングらしいアニメソングもしっかりランクインしているあたり、放送休止、延期となる作品が多いながらも今シーズンのアニソンがいかに豊作だったかうかがい知れるというものだ。
なお11位以下の結果については、以下のリンクからご確認いただきたい。
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