【ゲームレビュー】運動不足でなまったカラダを踊って解消！やりこみ要素もバッチリのNintendo Switch用ゲーム「Zumba　de 脂肪燃焼！」で1週間燃えてみた！

緊急事態宣言も全国的に解除され、徐々に自粛ムードが緩み始めた今日この頃。しかし、まだまだどこにコロナウイルスが潜んでいるか油断はできないということで、大手を振って外出したり屋外やジムで運動することがはばかられるのも事実である。

うーん、これじゃあ体がなまって仕方がない！と体がウズウズしてる皆さんにお勧めしたいのが、2020年6月18日に発売されるNintendo Switch™用ゲーム「Zumba®　de 脂肪燃焼！」だ！

「Zumba®（ズンバ）」とは、ラテン音楽を中心に世界各国のアッパーな楽曲に乗せて、インストラクターと一緒に踊りながら体を動かすフィットネスプログラムで、世界186か国、1500万人以上に親しまれている。

正直言って、超インドアなオタク系中年な編集Aは、まったくそのトレンドを存じ上げていなかったのだが、ディレクターKより「やれ」と指令を受けた以上、ミッションを遂行せねばならないのがサラリーマンなのだ。

ちょうど弊社も絶賛リモートワーク中ということで、ここ2か月近くずっと自宅にこもりっきり。試遊レポートを書けば記事のネタにもなるし、ストレス＆運動不足解消になって一石三鳥！ということで、そんなに悪い話でもないだろう。ということで、まずは1週間のZumba®プログラムin自宅をスタートしてみた！

恥ずかしがらずに思い切り体を動かそう！

まず気を付けたいのが、周囲に運動のじゃまになるような障害物がないか。そして集合住宅の方は、階下の住人への騒音について配慮したほうがいいということだ、そんなに激しく足を踏み鳴らすことはないのだが、本格的にやろうとするとやっぱり多少は音が出る。このあたり、「ファミリートレーナー」や「ダンスダンスレボリューション」といったエクササイズ系ゲームの宿命である。

あと、できれば運動に適した服装でやったほうがいいぞ！

というわけで、スタート！

まずJoy-Con™を右手に装着。Joy-Con™の位置や動きでダンスの成否判定をするようだ。エクササイズ中にすっぽ抜けないように、ストラップもしっかり締めよう。

さて、さっそく踊ってみよう！

まずは、踊りたい曲を1曲ずつ選んで自由にプレーできる「シングル曲」モードから。基本はこちらでOKだ。

最新の曲から大ヒット曲まで30曲以上が用意されているそうだが、すまん！わしゃ、1曲もわからんかった！しかし、いずれも陽気な楽曲ばかりで、曲を聴いてるだけでなんだかテンションがあがってきた。オラ、わくわくすっぞ！

さらに楽曲ごとに登場するインストラクターが異なり、ちゃんと誰が登場するかがあらかじめわかる仕様。インストラクターごとにダンスのスタイルも違うようなので、楽曲や難易度のほかに、好きなダンススタイルで選ぶのもありかも。

そんなわけで、まずは「低負荷」と書かれている曲をチョイス。

おお～。やたらと笑顔がまぶしいナイスガイが登場。なんとも言えない陽キャ感に一瞬ひるみそうになるが、がんばってダンスに挑戦！

……な、なんだか恥ずかしい！ラテンなノリで踊ることなんて今までなかったし、こんなに手足を激しく動かすことなんて、それこそ学生時代以来！つーか、こんなに腰をグランドさせたことなんてないっすよ！家族の目もあって委縮してプレイしたせいか、どーもスコアは上がらないし、燃焼カロリーもさっぱり。

ところが不思議なもので、何回かプレイを続けていくうちに人に見られる気恥ずかしさよりも、明るい音楽にあわせて体を動かす楽しさが上回ってきたのである。体がほぐれてきたこともあって、最初はできなかった大きな動きも、ぎこちないながらもできるようになってくる。これがまた快感なのだ！

うひょー！俺、踊れてるよ！いつの間にか満面の笑みを浮かべて、ノリノリで踊っている中年オヤジがそこにいた！

するとこれまた面白いことにスコアがどんどん上昇。コンボがつながっていくと、ゲーマー心に火がついて、よりしっかりと踊りたくなってくるのである。

お父ちゃんがハッスルする姿を見て、4歳の娘もテンションが上がって一緒にダンシング！

保育園の登園自粛が続いてストレスがたまり気味だったが、楽しく踊って親子の絆も育まれる！

これは本作ならではのポイントなのだが、Zumba®というエクササイズ自体が、参加者のスキルや体調に応じて自由に振り付けを減らしたり、アドリブを加えてもいいという非常に自由度の高いものなのだ。そんなわけで、このゲームも決めポイントでJoy-Con™の位置が正しければ、それだけでスコアが加算される。つまり、ポイント以外は自由に踊っていいのである。

そのためスコアアタックのためにポイントだけを押さえて動くという省エネプレーも可能だし、インストラクターの動きをトレースするガチプレーも可能なので、プレースタイルはかなり幅広い。ただ、やっぱり全身を動かして踊りまくった方が楽しいし、達成感がある……というのが個人的な感想だ。

その達成感こそが、このゲームの肝だと言える。

すごいのは、毎日の目標がしっかり設定されている点だ。