森見登美彦×上田誠×中村佑介! 名作「四畳半神話大系」の続編「四畳半タイムマシンブルース」が7月29日発売! カバーデザインも公開!!

アニメ版にもファンが多い、森見登美彦さんの初期代表作のひとつ「四畳半神話大系」。その続編となる「四畳半タイムマシンブルース」が、2020年7月29日(金)に発売される。価格は1,500円(税別)。

「四畳半神話大系」は、森見登美彦さんによる小説を原作として、ノイタミナ枠で2010年に放送されたTVアニメ作品。薔薇色のキャンパスライフを夢見るが何も実らずに三回生を迎えた「私」を主人公に、"もし、あの運命の時計台前で、○○サークルに入らず、ほかの道を選んでいれば、、、、"という仮定のもと、迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる「不毛と愚行の青春奇譚」を描いている。なんだかんだ言いながらも"四畳半"から出られない主人公のモラトリアム的な暮らし、風土の特異性までを表現した京都の街並み、実写/3D/大胆な色/大胆な形で描かれる多様な世界が見どころで、リア充/DQNたちが"テニス交流"の名目で集う出会い系サークル=テニスサークル編をはじめ、映画サークル編、サイクリングサークル編、ソフトボールサークル編など1話完結型で全11話が放送された。

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今回、「四畳半神話大系」の続編となる「四畳半タイムマシンブルース」が、2020年7月29日(金)に発売されることが決定した。カバーイラストは、前作に続き、人気イラストレーター・中村佑介さんが担当。カメラを手にした明石さんと時計を中心に、様々な格好をしたキャラクターたちが賑やかに描かれている。

懐かしいあの面々による不毛なやり取りと、タイムマシンをめぐるドタバタに、最初から最後までにやにやと頬が緩んでしまうこと請け合いだ。
発表から長い年月が経ってもなお、根強い人気を誇る両作品。その魅力がかけ合わさった本作をどうぞお楽しみいただきたい。


森見登美彦さんからコメントが到着したので紹介する。


【著者メッセージ】
読者の皆様へ、新作小説「四畳半タイムマシンブルース」をお届けいたします。
森見登美彦の小説「四畳半神話大系」、劇団ヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ブルース」。
この二者を合体させればどうなるか、という単純素朴な発想であります。
真夏の四畳半アパート「下鴨幽水荘」を舞台に、「四畳半神話大系」の登場人物たちが、
突然あらわれたタイムマシンをなんとか有効活用しようとするのですが……。
「四畳半神話大系」、じつに十六年ぶりの続篇(?)となります。
コロナの魔風が巷に吹きすさぶ今日この頃、この古風かつ明朗愉快な小説が、
息苦しい自粛生活における一服の清涼剤となれば幸いであります。

森見登美彦


【読みどころ 3つのポイント】
1.ひさびさ! 腐れ大学生ものにして「四畳半神話大系」続編
2.ついに! 森見登美彦と劇作家・上田誠、盟友コンビによる 異種コラボ
「四畳半神話大系」と「サマータイムマシン・ブルース」 (劇団ヨーロッパ企画の舞台作品) が悪魔合体?
互いに信頼をよせる盟友二人の代表作がひとつになり、この夏いちばん熱いコラボレーションが実現!
3.もちろん! 中村佑介のオリジナル・カバーイラスト


文芸WEBマガジン「カドブン」で第一章44ページ分を公開中!


【書誌情報】

「四畳半タイムマシンブルース」
著者:森見登美彦
原案:上田 誠
発売予定:2020年07月29日(金)※電子書籍同日配信予定
定価:本体1,500円(税別)
装画:中村佑介
装丁:鈴木久美
判型:四六判 単行本
頁数:228頁
ISBN:9784041095638
初出:「カドブンノベル」2020年6月号~8月号

<あらすじ>
史上最も迂闊 (うかつ) な時間旅行者 (タイムトラベラー) たちが繰り広げる冒険喜劇 (コメディ) !
炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか? 「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい! しかし、小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。

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